子どもたちは、よほど具合が悪くなければ自分の症状について多かれ少なかれ話すことができます。
自分の痛みや、家族と離れて過ごす園や学校での出来事などについては、当たり前のことですが、ご家族よりも本人のほうが分かっていることは多いです。
わたしは、子どもたちが自分のからだのことについて、自ら感じたり表現したりするお手伝いをすることも、小児科医の大切な役割なのかなと思いながら日々診療をしています。
そのため診察室では、「Aくんが今一番つらいことはなに?」というように、本人からお話を数分聞いてから、「おうちの人にもお話を聞いていい?途中で何か思い出したらいつでも言っていいよ」と伝えるようにしています。
すると、
「あのねこことここがいたくてきゅーってなって○×△…!!」
と、取りとめがつかなくなる子もいますが、自分の身体感覚を表現してくれるのです。
入院している子どもの場合には、このやりとりを毎日繰り返すことで、自分の体調について自分で考えて、教えてくれるようになります。
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