何度か記事に書かせていただいているように、わが家は末っ子も場面緘黙症という症状があります。

末っ子の症状の時も、長女の時も、周りから一番良く言われた言葉は、「治るといいね」「治してあげたいね」でした。「いいお医者さん連れてって治してあげなさい」とか「きっと良くなるよ」とか本当によく言われました。

私たち夫婦にとって、長女の不思議の国のアリス症候群という症状も、末っ子の場面緘黙症という症状も、悪いことだとどうしても思えません。そこが長所にさえ見えます。 だから「治す」とか「良くなる」とかいうワードにはずっと違和感がありました。

長女も末っ子も、本人がその症状を嫌でどうにかしたいと思っているなら、親としてそこは何が何でも、何をしてでも協力しようと思うのですが、周りが「それは悪い症状だから」とか「普通じゃない」と思って無理やり治そうとすることではないと思うのです。

もしこの記事を読んでいる方がお子さんのことで、うちの子達と症状は違えど悩むポイントがあったとしたら、その子自身を受け止めてあげてほしいなと思います。「この症状があるこの子は、本来のこの子に非ず。」と、いま目の前にいるお子さんの症状を否定しないであげてほしいなと思っています。

もちろん、小児メンタルなどで受診して今後の対策を考えることはとても大切なことだと思いますが、まずは自分を受け止めることから、その不安や苦痛を乗り越えることがスタートすると思うのです。