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うちの子にはお化けが見える?長女を襲った「不思議の国のアリス症候群」とは?

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不思議の国のアリス症候群って聞いたことありますか?長女はまだ言葉を話さない小さいころからお化けが見えているのではないかと感じていました。大きくなるにつれその感覚は増すばかり。彼女も「怖い怖い」と言うようになったのです。

目次 お化けが見えてる?壁を見て怖がる娘
一番ひどかったのは、4歳から10歳まで
娘の見えている世界とは?
なんと、一番怖いのは母親の顔だった
症状の正体、それは「不思議の国のアリス症候群」
小児科やメンタルクリニックなどで相談を

お化けが見えてる?壁を見て怖がる娘

先日場面緘黙症と診断された末っ子の記事を書きましたが、彼女が場面緘黙症だということを彼女の個性としてすんなり受け入れられた背景には、実は長女の不思議な症状を受け入れた過去がありました。

長女はまだ言葉を覚える前から壁の一点を見つめて何かリアクションを取ったり、指をさしたりする「そこに何がいるの?」とこちらが怖くなるような行動をよくとりました。それは物心がついて言葉を話すようになると次第に増えていき、夜になると「怖い怖い」と言うようになりました。

お化けなんて見たことがないし、見たことがあると言う人の話も半信半疑で聞いていた私でも、「この子にはお化けが見えるんだ」と確信出来るほどの怖がり方で、彼女が怖がり出すと、どうすればいいのかいつも途方に暮れていました。

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一番ひどかったのは、4歳から10歳まで

一番ひどかったのは4歳頃~10歳ころまででした。夜寝ていても突然起きて「怖い~!!!!!!」と発狂します。壁の方を向いてバタバタ空中を蹴ったり殴ったり。「来ないで!来ないで!来ないで!!!」「怖い!怖い!怖い!」と叫ぶことの繰り返しでした。

私が「大丈夫だよ」「何にもいないよ」「ママがいるよ」と抱きしめようとしてもそれを拒絶して「やだ!怖い!」と泣き叫ぶばかり。熱を出したときは100%このような状況になって、熱がないときもしばしば泣き叫ぶ日はありました。

まだ小学校に上がる前の小さいころは、翌日に「なんであんなに怖がっていたの?何がいたの?」と聞いても「覚えてない」と言うことが多く、実際本当に覚えていない様子だったのですが、小学校に上がって徐々に大きくなっていくと、その時の状況をちゃんと説明してくれるようになりました。

娘の見えている世界とは?

娘が見えている世界を聞いていると「お化けがいる」というよりも本人がパラレルワールドに巻き込まれたかのような状況でした。壁を見つめて「怖い」と言っていたのは壁の端に白髪のお婆さんの顔だけが浮かんでいるのが見えるのだそうです。他にも、数メートル先にあるはずの天井や壁が何百メートルも先にあるように見えたり、近くにある実際は小さな物体が、とてつもなく巨大化して見えたりするそうです。

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なんと、一番怖いのは母親の顔だった

そして衝撃だったのが、娘が見えている世界の中で一番怖いのは、私の顔がとても大きく見えることだったそうです。「大丈夫だよ」と声をかけているママの顔がとても大きくなって、「大丈夫だよ」と言われれば言われるほどママの顔は大きくなりとても怖いのだとか。確かにその状況では何も「大丈夫」ではないので、その言葉かけが、かえって不安を仰いでしまったのかもしれません。

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症状の正体、それは「不思議の国のアリス症候群」

ある日、テレビで「不思議の国のアリス症候群」の特集をしていました。その症状で悩む方を追ったドキュメンタリー番組だったのですが、娘の話す状況とあまりにも酷似していました。

不思議の国のアリス症候群とは、



不思議の国のアリス症候群(ふしぎのくにのアリスしょうこうぐん、Alice in Wonderland syndrome、AIWS、アリス症候群)とは、知覚された外界のものの大きさや自分の体の大きさが通常とは異なって感じられることを主症状とし、様々な主観的なイメージの変容を引き起こす症候群である。 この症候群の名前は、ルイス・キャロルの児童文学『不思議の国のアリス』で薬を飲んだアリスが大きくなったり小さくなったりするエピソードに因んで、1955年にイギリスの精神科医トッド(英語: John Todd)により名付けられた。



典型的な症状は、眼に障害がなく外界が通常と同じように見えていると考えられるにもかかわらず、一方では主観的にそれらが通常よりも極めて小さな、または大きなものになったように感じられたり、ずっと遠く、あるいは近くにあるように感じられたりする。 例えば、子供が自分の母親が自分より小さくなったように感じたり、蚊が数十 cm もあるように見えたりする。 自分の体は逆にそれぞれ大きく、または小さくなったように思うこともある。

娘が言っていた、壁に顔が浮かんで見えることも、部屋の天井や壁がうんと遠くに見えることも、ママの顔が大きく見えてしまうことも、言われてみれば全て「不思議の国のアリス」の世界だなと、改めて思いました。彼女はリアルにあの世界を体感していたのです。

小児科やメンタルクリニックなどで相談を

この症状は症候群自体の認識が薄いこともあって、報告数は少ないことが現状らしいのですが、私の周りでも幼少期に同じような症状を経験したことがあるという方がいたり、ネット上ではまとめサイトなどに載っている情報をシェアして「もしかしたら自分はアリス症候群かも?」と書き込まれる事例も多く、もしかしたら珍しい症状ではないのかもしれません。

「不思議の国のアリス症候群」の幼い子の多くは、年齢を重ねると症状が抑えられていくケースが多いのですが、幼いうちや、症状が強い子、定常的に感じている子は医師に相談することがベストです。

もし、これを読んでいる方のお子さんにそのような症状が見られたら、保育園や幼稚園、また小学校で集団生活をしている場合はこれらの症状で周囲に誤解を与えいじめの原因になるケースもあるので、しっかりと医師と相談して、担任の先生とも話し合い、適切な子どもへのサポートをとることが望ましいと思います。

長女はもうすぐ13歳になります。以前は娘にこの症状が起こる度に悩まされていましたが、今ではこの症状はほとんどなく、本当にごくたまに起こる程度です。娘と私達夫婦がこの症状を受け入れて克服するまでの体験談はまたご紹介できればと思います。

「不思議の国のアリス症候群」を乗り越えた長女。そのキッカケは・・?

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この記事を書いた人

Takako Kitamoto

13歳長女と、8歳長男と、5歳次女の3人の育児中。
ラナンキュラス株式会社のCEO &Founderとして、子育てをしながら仕事に明け暮れるごちゃごちゃな毎日...

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