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目の前にいる子どもの姿は、それが「すべて」じゃない!子どもを信じるだけで、子どもの未来は変わります

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子どもの才能を伸ばしたい、個性をのばしたい!と思う親御さんも多いのでは?そんな親御さんに向けて、「子どもの可能性が伸びていくために、親が意識すべきコツ」を5つのポイントに分けてご紹介。今回は3つ目のポイントをお伝えします。

子どもの可能性が伸びていくために、親が意識すべき5つのコツとは?

「子どもの可能性が伸びていくために、親が意識すべきコツ」を5つを、数回のコラムに分けてご紹介。前回の記事では、2つ目のコツ、「3つのきく」についてお伝えしました。

3種類の「きく」を使い分けてみよう。子どもの気持ちを理解したい親が学ぶべきコミュニケーションのコツ

子どもが親の前で見せている姿は、その子のすべてではない!?

子育てで大切な5つのポイント。3つめは、「子どもの可能性を信じること」です。



「そんなこと、もうとっくにやれているよ」「漠然としていて分からない!」という方もいるかもしれませんが、実はこの3つめのコツこそが、「子育ての核にある」ものだと私は思っています。



意外とみなさん気がついていないのは、親の前で見せる子どもの姿が、その子のすべてではない、ということです。



どの子であってもこれから大きく伸びるであろう資質や人間力などを必ず秘めています。



そうした未知の可能性を持つ子どもに対して、より多くの環境に接する機会を作ってあげるのが親の役割であり、子どもの可能性を心から信じてあげるのが親の努めだと私は考えています。



つまり、子どもがいろいろなことに挑戦する機会が得られるかどうかは、親自身の子どもの可能性を信じる度量にかかっているとも言えるのです。

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子どもは親の気持ちに敏感。だからこそ、「任せる」子育てを

子どもは親が思っている以上に、親の考えや気持ちを理解して行動しています。

子どもは子ども独自のセンサーを備えていますから、親が思っている以上に親の考えや気持ちには敏感なのです。



そうした子ども独自のセンサーをうまく活用して、それまで親がしていたことをある時期から子どもに任せてみましょう。そうすることで、もしかしたら親があっと驚くような新しい発見ができるかも知れません。



具体的には、子どもに対する指示を減らして子どもの自主性を促すようにしてみましょう。



例えばおもちゃを片付けるとき、親はうまく片付けられる手順だけを教えてあげて、あとはすべて子どもにしてもらうようにします。



最初は思ったようにうまくいかないことも多いので、親からするとつい口を出したり、手を貸したりしたくなりますが、ここはじっと辛抱して、子どもの行動を見守るようにするのです。



そしてよくできたときは素直に誉めてあげるましょう。

そうすることで、子どもは親の気持ちを察し、自分で考えて行動するようになります。つまり、親から承認されたことによって自主性が芽生えてくるのです。



ここまでするためには、親自身の忍耐が必要になりますから、親としても自分自身への挑戦が求められます。

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「期待」するだけで、成績があがる!?ピグマリオン効果で、子どもの意欲が沸き立つ

「ピグマリオン効果」という言葉を一度は耳にしたことがある人は多いと思います。



これは、「人は他者に期待されるほど意欲が引き出されて、成績が向上する」という状況を示す教育心理学の法則です。この法則ができた背景には以下のような実話があります。



米国のハーバード大学の学者が、サンフランシスコの小学校でごく普通の知能テストを行ない、学級担任には、今後数ヶ月の間に成績が伸びてくる学習者を割り出すための検査であると説明しました。



そして担任には後日、特定の児童たちの名前が書かれた名簿を渡し、そこに記載されている児童は今後数ヶ月の間に成績が伸びる可能性の高い子だと伝えました。



しかし、実際のところその知能検査には何の意味もなく、名簿に書かれた児童というのは、学者がサイコロを振って適当に選んだ児童だったのです・・・!



担任は名簿を受け取り、首をかしげました。

それは「この子も?」と思うような児童も何名か入っていたからです。



それから数ヵ月後に行われた学力テスト。



なんと、その名簿に載っていたこども達は、例外なく全員、学力が向上していたのです。



この子ども達の学力が向上した原因は



①担任の先生が、名簿に載った子ども達の成績が向上するという期待を込めてその子ども達に眼差しを向けていたこと



②その子ども達も担任の先生から期待されているということを意識して学んでいったこと



とされています。これを「ピグマリオン効果」と呼んだのです。



つまり、

「子どもに対する親・教師・周囲の目や姿勢」

そして

「この子は才能があって大きく伸びるだろうという期待感」

によって、この子達の学力は大きく伸びたのです。

子どもを心から信じることで、子どもが大きく成長する

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個性と自己肯定感 個性・多様性

この記事を書いた人

武蔵野学院大学 准教授 吉井伯榮

1953年11月生まれ  
・一般社団法人 日本パーソナルコミュニケーション協会 代表理事
・子育て世代を応援する「子育て診断士」会 会長
・武蔵野学院大...

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