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  4. 主夫を始めて1ヶ月目で「孤育て」状態に。私を救った「●●の関係」とは?〜子どもの育ちと親子関係〜

主夫を始めて1ヶ月目で「孤育て」状態に。私を救った「●●の関係」とは?〜子どもの育ちと親子関係〜

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親と子がたくさん集まる場での子育て環境がもたらすものとは?「孤育て」に陥ったらどうすれば?私自身の主夫生活でのエピソードを交えながら紹介していきます。

みなさん、こんにちは。前回のコラムでは「子どもの遊びと子どもの育ち(心編/自己肯定感)」として、子どもの自己肯定感の形成についてお話をしました。



今回は、「子どもの遊びと子どもの育ち(心編/自己肯定感)」の第二弾として、親が「孤育て」に陥らず、子どもの遊びにも一緒に寄り添う余裕を持つためのコツについて、私自身の主夫生活でのエピソードを紹介しながらお話していきます。



頑張って簡潔に、と思ったのですが、どうしても長くなってしまいました(笑)。

最後までお付き合いいただければと思います。

【前回記事】自分で自分にOKが出せる「根拠のない自信」が育つ環境とは〜子どもの遊びと育ち(心編/自己肯定感)〜

主夫生活は順調にスタート!やっぱり自分、子育てうまいかも?

前回のコラムでも少し触れましたが、私は2012年から2014年までの2年間を主夫として過ごし、長男の子育てを生活の中心に置いていた時期がありました。



1歳半だった長男との主夫生活は、順調なスタートを切りました。



食事や着替え、お風呂や寝かしつけも非常にスムーズで、私が「ご飯だよ」と声をかければ、幼さからくる大変さはあっても、基本は声かけした通りに物事は進んでいきました。これが、のちに私を大きく勘違いさせることになります(笑)。



以前何かのテレビ番組で「赤ちゃんは母親以外の身近な存在には、愛されるために気を使い、愛想をふりまいたりする本能が備わっている」といったことを見たことがありました。



我が家もツレが育休中、日々の育児や家事で疲れている彼女に代わって、時間がある時は、食事や着替え、お風呂や寝かしつけをやっていたのですが、たしかにその際も、私がやったほうが、普段よりも子どもの反応がスムーズだったのです。



初めは、子どもにとっては私の方が新鮮味があるからうまくいくんだと思っていたのですが、こうして順調な主夫生活が続いて2週間を過ぎたあたりから



「こんなにスムーズに過ごせているのは、やっぱり自分の子どもへの接し方が上手いからかも?」



という思いが、だんだん出てきてしまったのです(笑)。

主夫を始めて1ヶ月目で「孤育て」状態に。私を救った「●●の関係」とは?〜子どもの育ちと親子関係〜の画像1

1ヶ月たったある日、私はツレに泣きついた

そんな思い込みになるほどスムーズだった主夫生活がさらに進み、1ヶ月目を迎えたあたりで事態は急変しました。



長男が私の言うことを聞かなくなり、ことあるごとに嫌がるように。服を着替えさせようとしても泣きながら抵抗する。ご飯もわざと器をひっくり返すなどなど。



私もその度に、イライラを募らせるようになっていました。



主夫生活1ヶ月目にして、私の心はズタズタに。これまでの人生で感じたことがないような、ざわついた気持ちがついてまわります。



「子どもは言うことを聞かないし、イライラするし、家事も育児もうまくいかない…。もう、ノイローゼになりそうだ!」



5月の連休に入る前に、とうとうとツレに泣き言をはいたのを覚えています。



同時に世の中の母親達が感じていた大変さの正体は、これなんだ、ということも実感しました。この感覚は、子どもと四六時中一緒に過ごすことでしか、なかなか実感できないことなのです。

主夫を始めて1ヶ月目で「孤育て」状態に。私を救った「●●の関係」とは?〜子どもの育ちと親子関係〜の画像2

子どもが自分を親として認めてくれたからこそ、つらくなってしまった

当時の私は、心に余裕がなくて気づかなかったのですが、主夫1ヶ月目に起きた長男の態度の変化は、今思えばまさに私が長男に「親として認められた瞬間」でもあったのです。



日常を共に過ごすうちに「あ、この人もボクの世話をしてくれる人なんだ!」と気づき、「だったら安心してボクの気持ちを全てぶつけてもいいかな♪」という意識に変化したということなんだと思います。



我が子から親として認められるということは、本当に喜ばしいこと。しかし同時に、絶大な安心感からくる「直球の感情表現」というおまけも付いてくるんですね。



子どもが言うことを聞かず、家事も育児もうまくいかない。気持ちも沈んできた…。そいういう状態になった親は「自分の育て方が悪い」と自らを責めてしまうことが多いと思いますが、そうではないんです。ある意味、親子関係が深まった証拠なんです。



ただ、そうはいっても、子育ての渦中にいると無我夢中で、なかなか自分を客観視できない。そこから抜け出すのが本当に難しい。これが課題でした。

「孤育て」になりかけていた私の子育て

子どもの育ちにはもちろん、家の中でこじれた親子関係を紛らわせるためにも、外遊びが良いことはプレイワーカーとしての実践から分かっていたつもりでしたので、私も日課として必ず長男と2人で近所の公園に遊びに行くことにしていました。



当時の私は家事が一通り済んでいないと外出しても気になってしまうため、家事を終わらせて昼前ぐらいにようやく公園に着くというパターンで生活をしていました。



すると先に遊びに来ている親子に「こんにちは」と声をかけたとしても、向こうはそろそろ帰ってお昼ご飯という時間。外遊びの時間がすれ違うことで、私も長男もなかなか友だちができませんでした。



家の中での親子だけの世界から抜け出すためにせっかく公園に遊びに来たのに、結局2人きり。



砂場で私がお団子をつくっても、長男が取り上げてすぐに壊してしまう。山をつくって、と言われて山をつくると何かが気に入らずに泣きだす、などなど。家の中でのうまくいかない関係をそのまま外でも再現していただけでした。



近所との付き合いもなく孤立した中で母親が子どもを育てている状態を「子育て」をもじって「孤育て」と言ったりしますが、私と長男の生活はまさにそれになりかけていました。

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夫婦・家族 夫婦関係(パートナーシップ)

この記事を書いた人

関戸博樹

フリーランスのプレイワーカー
特定非営利活動法人 日本冒険遊び場づくり協会 理事

大学で福祉を学ぶ中、「全ての人が元気になれる地域をつくる」ことを仕事に...

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