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公開 2022年09月01日  

わが子と学ぶ「防災」のこと。被災地で育った私が、子ども達に伝えたいこと(2ページ目)

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幼少期に大震災を経験したわたし。当時の記憶はないけれど、子ども達に伝えていきたい防災の大切さ。


楽しみながら学ぶ!体感型の防災学習


震災の記録・体験フロアが終わると、次に防災についての学習に入りました。

日本は、地震だけでなく台風や火山活動など自然災害がとても多い国です。

防災フロアでは、大型の台風が来た場合にどのタイミングで避難をするべきか、実際に避難訓練形式で学べます。

子ども達と一緒に「もう避難したほうがいい?」「まだ大丈夫?」など相談をしながら、自分達の頭で考えて行動をする体験ができました。

その他にも、VRを使って震災を体験したり、マルバツクイズ形式で正しい防災行動を選ぶゲームなど、子どもが楽しみながら学べる仕組みがたくさんありました。

VRでは地震が起こった際に、部屋の中の物が倒れる様子や、机の下に避難する様子などが体感できました。

あっという間に施設を周りきり帰ろうとしたところ、「午後からも来たい!」というほど楽しめたようです。


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親から子に繋ぐ、命のバトン


震災がどういうものなのかを学習したうえで、子ども達に「ママもあそこに居たんだよ」と伝えたところ、驚いた様子で「生きていてよかった」と。

災害がもたらす自然の力の怖さを理解し、命の尊さを理解してくれたように感じました。

学校や保育園でも定期的に行われている防災訓練が、何のために行われているのか。

どうして防災が必要なのかが、少しでも子ども達に伝わってくれてたらいいなと思います。

そして親子で改めて、防災と向き合うきっかけとなり良かったです。

今、震災を知らない世代が増えています。

これからはわたし達、親世代が次の世代に伝えていく必要があるでしょう。



※ この記事は2023年09月01日に再公開された記事です。

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