まいどおおきに!脳の発達について考えるのが大好き系オカン、さとえみです。
私はベルギー人の夫と国際結婚をして、ベルギーで子育てをしています。
娘たちは、私と会話する時は日本語を使っているのですが、今回はそんな我が家の“多言語育児事情”にまつわるお話です。
しかし、これはちょっと妙な話で……。
我が家はただでさえ日本語とオランダ語の二言語を使う環境で、家庭でも「ベルギーにいながら日本語を習得するための時間」をそれなりに費やしてきました。
これは、現地に育つベルギー人の子どもたちには必要のない時間です。
さらに……
新型ウイルス流行前は、定期的に日本に一時帰国し、日本の小学校に体験入学をさせてきました。
その間はベルギーの学校を休んできたため、現地での授業に遅れているのです。
真面目な性格とはいえ、クラスのトップになれるようにとガリ勉させているわけでもなく……。
それでベルギー現地校のペーパーテストが満点近くになるとは、どういうことやろ??
これはもちろん、夫の個人的な見解ではあるのですが……。
学習した内容は「復習」によって、より定着するのではないか?というのです。
長女はベルギーで先に勉強した後、半年後に日本の小学校で同じ単元(主に算数や理解)を勉強しているので、これが結果的に良いサイクルになっているのかもしれません。
私たちはもちろん、ベルギーで学んだことを復習させるために日本の小学校に行かせていたわけではありません。
ベルギーと日本の両方で学校に行かせることは、私にとって「その学校だけがあなたの世界じゃないよ」的なメッセージのつもりでした。
言語習得という意味では、オランダ語と日本語という、文法も発音も全く違う言語をそれぞれ現地で学ぶことには、メリットがたくさんあります。
でも、それによるデメリットももちろんあると思っていて、「メイン生活環境であるベルギー現地校の成績に響く」というのが、その最たるものだと思っていました。
でも、何事もやってみないと分からないものですね。
夫の考えが科学的に正しいかどうかはさておき、デメリットも覚悟の上だった日本での体験入学は、今のところしっかりプラスに働いていると言えそうです。
国際結婚をした両親のもと、二言語を使って両方の学校に通うことは、簡単ではない場面もあるでしょう。
でも、今後もゆっくり見守っていこうと改めて思ったのでした。
ほなまたね!