子ども同士の約束や待ち合わせは、上手くいかないことも少なくない。
そんな時に子ども用携帯があれば、親がどこにいてもフォローしてあげることができるし、子どもも安心するのではないか……。
そう考えた由香だったが、夫の考え方は正反対。
外出先で困った時、誰かに相談しながら自分で解決する力も育んでいく必要があるし、保護者同士で連携を取りながら子どもを見守ることにも価値があるはずだ。
子育ての中には、夫婦で“意思決定”をしていく場面がたくさんある。
それが決裂する時というのは、どちらか一方が正しい/間違っているというわけではなく、双方にそれなりの主張があるからこそ難しい。
「子ども用携帯を持たせるかどうか」という些細な議論がきっかけだったが、由香は時短で仕事復帰した時の夫の反応を思い出し、さらにモヤモヤしてしまう。
ちょうどそんな時、学校ではPTA役員決めが行われようとしていて……?
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