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公開 2019年03月14日   更新 2022年10月24日

良かれと思って塾通いさせたけど…。小学校生活にはもっと大事なものがあった!

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病気で運動ができなかった息子に「何か」を与えたくて、小学校入学前から塾に通わせたのですが…。


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息子に「何か」を与えたくて…。

長男は3歳の時に慢性の腎疾患を患い、幼稚園に入園してからも発病を繰り返していました。

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長男ケイは第一子。

体が弱かったせいもあり、運動ができなかったので、「男の子なのに…。小学校に入ったらいったいどうなるんだろう…」と、幼稚園の頃から過剰に心配していました。

そして周りの子たちがスイミングやサッカーに通う元気な姿を目の当たりにし、うちの子にも「なにか」と考えるようになったのです。

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長男が5歳の頃、近所の学習塾に入塾し、国語と算数を習うようになりました。

宿題が多いことで有名な塾でしたが、家でゲームばかりするより断然いいだろうと思い、本人にろくに説明もしないままに通うようになったのです。

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「もう塾をやめたい」と言われても猛反対!

体の弱い長男に「なにか」を与えたかった私は、入院中の病床にも宿題を持っていきました。

そのせいもあり、小学校入学時には2年生までの国語算数が完了していたのです。

担任の先生から聞かされた長男の学校生活に…大ショック!

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小学校入学に向けて、親が「やるべきこと」とは

病気で運動ができなかった長男に「なにか」を見つけてあげたくて、小学校入学前に「塾に通って勉強させる」という選択をしましたが…。

あくまでも親発信の「させる」でした。当時、本人のあやふやな返事も度外視してしまったような気がします。

先生のおっしゃるように、小学校は、家族以外の人間と自分の意志でコミュニケーションする場です。「みんななかよく」ということは、「NO!」と言わないことではなく、争っても解決することなのです。


もともとおっとりした性格の長男なので、学校で“イエスマン”になったのは私がすすめた塾通いのせいだとは思っていません。

ただ、あのとき先生と話をして気付いたのは、小学校というのはひたすら種をまくところで、どんな花が咲くか分かるのはまだ先のことなのだということ。

いつか開花するであろうその時期までは、親はひたすら肥やしを与え水をやり、あたたかな日差しに感謝しながら、まだかまだかと毎日その土を眺めるのが務めなんだと思います。

※ この記事は2024年02月25日に再公開された記事です。

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