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「よその子と比べちゃうのは、親失格?」葛藤を救ってくれる考え方

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『親になるまでの時間』(「ちいさい・おおきい・よわい・つよい」115号・116号。ジャパンマニシスト社)にはよりよい家族であるためのヒントがあふれています。
著者の浜田寿美男先生が、発達心理学のあり方を見つめ直しながら綴る、「個性」「発達」「親と子」。本書の一部をご紹介いたします。

それぞれさまざま、手持ちの力で

「人間」とか「こども」とか、大雑把にひとくくりでいっても、実際は人もさまざま、こどももさまざまです。

人間も自然のひとつ、そして自然はみな多様なものですから、なにかの物差しで測れば、みんなそれぞれです。

たとえば身長という物差しで測れば、同じ年齢でも、すごく背の高い子もいれば、すごく背の低い子もいて、まんなかくらいの子がいちばん多い。

それが自然です。

親になると、「よその子とちがう」ということを気にしがちですが、実際はちがわないほうがおかしい。


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それにしても、「よその子とちがう」というとき、この「ちがう」ってどういうことでしょうか。

こどもはみな別々の人間ですから、どの子をとっても「それぞれにちがう」のがあたりまえです。

そのうえで、わざわざ「よその子とちがう」というのですから、ここで「ちがう」というのは、だれもがみんな「それぞれにちがう」というのとは別の話のようです。

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「みんな”が”ちがう」と「みんな”と”ちがう」

うちの子は「よその子とちがう」というとき、じつは「よその子」というのをひとまとめにして、「よその子はみんな同じ」、だけどそのみんなとくらべて、「うちの子だけはちがう」ということですね。

平たくいいかえれば「みんな○○なんだけど、うちの子は××だ」ということ。

たとえば「よその子はみんな歩いているのに、うちの子はまだ歩けない」とか、「よその子はみんなしゃべっているのに、うちの子はまだしゃべれない」とか。

あるいは「よその子はみんないっしょになって遊べているのに、うちの子はぽつんと一人で遊んでいる」とか……。

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この記事を書いた人
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『親になるまでの時間 前・後編』(浜田寿美男)

浜田寿美男 はまだ・すみお
1947年香川県小豆島生まれ。発達心理学・法心理学者。
『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』編集協力人。
発達心理学の批判的...

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