赤ちゃんが犬の毛を吸い込んで病気になってしまっては大変なので、私たちは泣く泣くポンちゃんを紐で繋ぐ事にしました。
そして、生まれて初めて繋がれたポンちゃんはみるみるいじけていきました。
赤ちゃんが生まれるまでは、一緒の布団で寝たり遊ぶ時間や散歩の時間もたっぷり。
ポンちゃんは私達の子どもの様でした。
ところが、赤ちゃんが生まれてからは繋がれて、遊ぶ時間も散歩の時間も短くなってしまいました。
これでは焼きもちを焼かないはずがありません。
赤ちゃんがお腹にいる時は赤ちゃんと同じようにポンちゃんに愛情を注ごうと思っていた私達。
しかし、慣れない育児に追われ、気づけばポンちゃんの事は後まわしになっていました。
今までは最優先だったのに、全て後まわしになってしまっていたポンちゃん。
ポンちゃんの気持ちを考えると胸が痛くなりました。
そこで、なるべくスキンシップを心がけました。
初めは心を許してくれなくて抱っこしても身体が硬くなっていたポンちゃん。
玩具で遊んだり、ハグや毛づくろい。たくさんの事を少しずつしました。
ゆっくりゆっくり、ポンちゃんとの信頼関係は復活していきました。