歯の生え始めの時期は個人差がありますが、生後6ヶ月頃に生え始めることが多いと言われています。歯が生え始めると、パパママが食事をしている姿を見て関心を持ち、よだれが大量に出てくるようになります。
歯みがきを始めるタイミングは、下の前歯が2本生え始めた頃です。でも、大人と同じようなやり方で歯みがきをしていると、赤ちゃんの繊細な歯茎は傷ついてしまうかもしれません。そこで、この時期の赤ちゃんにはガーゼ歯みがきがおすすめです。
■頻度
基本的には食事のあとに行います。就寝前のタイミングも含めて3~5回程度行うと良いでしょう。
■方法
①赤ちゃんをママの膝の上にあおむけに寝かせます。
②ママの人差し指にガーゼを巻いてぬるま湯に浸します。人差し指ごとガーゼを濡らしましょう。
③赤ちゃんの歯を優しく拭いていきます。
■注意点
・歯や歯茎を「磨く」というよりも、口の中を「清潔にしてあげる」というイメージで行うと、赤ちゃんも嫌がりません。
・口の奥まで指を入れてしまうと、嘔吐反射を引き起こす可能性があるので注意が必要です。
・ガーゼは人差し指にしっかり巻きつけ、誤って飲み込ませないようにしましょう。
・上唇小帯(上唇の裏側の中央に位置するスジ)を傷つけないように注意しましょう。
歯をみがく習慣は、自然と身に付くものではありません。幼児期後半までに睡眠・運動・食事の生活リズムを身に付けるのと同じように、規則正しい食生活に基づく歯みがきの習慣づけをすることが大切です。
ガーゼで歯をみがくことで、歯の健康を守ることができます。歯について残っているペースト状の離乳食や、歯垢の原因となる食べ残しを磨くことができます。
ガーゼで歯をみがくことで虫歯予防になり、口内の清潔を保つための習慣にもなります。赤ちゃんはよだれがたくさん出ていますが、口の中は常に清潔ではありません。ばい菌や雑菌なども入り込みますし、赤ちゃんは口の中にすぐ物を入れてしまうため、特に口内の病気に注意が必要です。
もっと歯が生えろそうと、子ども用の歯ブラシを使って歯みがきをしてあげるようになります。そのための準備という意味で、まずはガーゼを使って口の周りや口の中を触られることに慣れさせておくことが大切です。いきなり歯ブラシを使うと「歯みがき嫌い」になることが多いので、ガーゼみがきから始め、徐々に歯ブラシに慣れさせることができます。
歯みがきは、ママと赤ちゃんがコミュニケーションをとる良い機会となります。まずはガーゼみがきで口の中を触るところからコミュニケーションを始めましょう。
赤ちゃんの歯みがきには、いったいどのようなガーゼを使えばよいのでしょうか。ここでは、口コミで人気の商品を3つご紹介します。
オーソドックスなベビー用ガーゼで、お値段も格安です。赤ちゃんに優しい綿100%素材で、無蛍光なので歯みがきに最適です。歯みがきで使用したガーゼは使い捨てにするか、同じものを何度か使用する場合は、洗濯や煮沸消毒をして衛生面を考慮しましょう。
価格 \413
サイズ 30×30cm
カラー 白
赤ちゃんの歯の汚れをメッシュのデコボコがやさしく拭き取る、ウェットタイプの歯みがきナップです。アルミ袋からナップを取り出し、歯についた食べかすや汚れをふき取ってください。うがいの必要はありません。ノンアルコール・無香料・無着色・防腐剤不使用です。
価格 ¥471
サイズ 75×75mm
容量 10枚組
成分 水、PG(湿潤剤)、キシリトール(甘味料)、チャエキス(湿潤剤)、クエン酸(pH調整剤)、クエン酸ナトリウム(pH調整剤)
デリケートな乳歯のお手入れにさっと、やさしく拭き取れる歯みがき用のウエットシートです。処方液は食品用原料だけで作りました。コットン100%の凸凹メッシュシートです。
価格 ¥474
容量 30包
成分 水、キシリトール(矯味剤)、クエン酸Na(pH調整剤)、クエン酸(pH調整剤)、ホスホリルオリゴ糖Ca(湿潤剤)、チャエキス(湿潤剤)
ガーゼ歯みがきから歯ブラシへと移行するタイミングは、上下の前歯が生えそろう頃が目安です。歯ブラシにも様々なタイプのものがあり、1歳前後までは歯茎を傷つけないゴム製のものがおすすめです。もう少し大きくなると大人と同じような歯ブラシを使いますが、キャラクターデザインのかわいいものもたくさんあります。下記のようなポイントに気を付けて選んでみてください。
・ヘッドが小さいもの
・柄が長いもの
・毛が密着しているもの
・やわらかい素材のもの
ガーゼ歯みがきは、歯みがきの習慣づけや赤ちゃんとのコミュニケーションにおすすめです。赤ちゃんの歯が生え始めたら、ぜひ親子で楽しみながら取り入れてみてください。