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公開 2015年03月30日  

意外と知らない!無料で子どもの応急手当出張講座

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市の消防署に申請すると、救急救命士の方が無料で出張講座を開催してくれます。現場の第一線で命を救う仕事をしている方の、貴重なお話が無料で聞ける!ということで、私の育児サークルでも先日講座を開催させていただきました。その様子をレポートします。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10417003350

市の消防署に申請すると、救急救命士の方が無料で出張講座を開催してくれるって知っていましたか?子どもの安全に関する情報はネット上にあふれていますが、その信ぴょう性が気になるところ。でも現場の第一線で命を救う仕事をしている方のお話なら安心ですよね。さらに、無料で来ていただけるのも嬉しいところ。



そこで私の育児サークルでは、救急救命士の方をお呼びして2回講座を行いました。内容については、こちらの要望を聞いていただけるので、第1回目の講座は、誤飲の際の応急手当、乳児・小児の心肺蘇生法、AEDの使い方など、緊急の際の応急手当の仕方を教わりました。





対して第2回目の今回は、やけどや出血、脱臼、骨折やアレルギー、また頭を打った時どう判断すればいいのか、などより日常に起こりうるような事故の際の応急手当の仕方を教わりました。こういうことって漠然と不安を抱えているお母さん多いですよね。



私も、一人目の子どもなので、どこからどこまでが問題なく、どのレベルから病院へ連れて行かなければならないレベルなのか、また救急車は呼んでいいのか…などの判断に迷いがありました。本を読んだり、ママ友と情報交換をしてても、やはり、ぼんやりと不安が残ります。そうした中で、実際に救急救命士さんと近い距離でお話ができることは、とても貴重な体験でした。





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集まったお母さん方、13名。20代前半のギャルママちゃんから、アラフォーの大人なママさんまで年齢層が幅広いことに驚きましたが、どんなお母さんでも、子どもの命は大事ですものね。皆さん、真剣に実習をしたり、講座に耳を傾けていらっしゃいました。講座の内容は、さすが現場で働いていらっしゃる救急救命士さんだけあって、とても実践的でわかりやすいものでした。



まず、誤飲の対処や誤飲の際の吐き出させ方。これは、こどもと大人とでやり方が大きく異なります。また、たばこなどは2~3センチ飲み込んだだけでも、子どもの生死に関わるほど有害だそう。ちょっと目を離したすきに起こるので、まだ話せない子の場合は、子どもの顔色やくちびるの色、呼吸音などで、誤飲したことをお母さんが気づいてあげる必要があるとのことです。

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またやけどの場合、軽いものは小児科でもいいそうですが、一番は皮膚科へ連れて行くのがベストとのことでした。やはり跡が残らないようにしてあげたいですものね。



心肺蘇生法の実習もしたのですが、そもそも何のために心臓マッサージをやるのか分かっていませんでした、私!心臓マッサージは、脳に酸素と血液を送るためにやるんですね。脳に酸素と血液が5分いかないだけで、脳細胞はどんどん死んでいってしまうんだそうです。つまり放っておくと、脳死してしまうということ。赤ちゃんへの心肺蘇生は強くやりすぎると骨を折ってしまうとのうわさも聞いていて不安もありましたが、脳死のほうがよっぽど怖い。そういう状況になったら心臓マッサージ、やるしかない!!と、母は心に決めました。



いざというとき、本当に自分が冷静に対応できるのかは分かりませんが、知識を得ると少し度胸もすわる気がします。詳しい内容についてはぜひご自身の仲間を集めて、直接講座で教わってみてください。いざというときの備えは普段から。お子さんの安全のためにも、ぜひ無料出張講座を利用してみてくださいね。

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