今となっては偉業を成し遂げた偉人たちも、実は子どものころは他人には理解されないことも多かったようです。
おそらく人並外れた能力は逆に劣って見えることもあったのでしょう。
そんな偉人たちが後に成功するに至った鍵は「彼らを信じる母の姿」にあったようです。
今回は、そんな偉人たちの名言をまとめてみました。
ナポレオンと言えば、かの有名なフランスの皇帝ですね。幼少期は貴族とは言え、あまり豊かではない家庭に育ったようです。
ところが1804年にはついに皇帝に即位したのですから、おそらく上昇志向も強かったに違いありません。
そんなナポレオンによると『子どもの運命は、つねにその母がつくる。』というのですから、この言葉から察しても、彼の成功には母親の影響が大きかったようです。
『子どもの運命は、つねにその母がつくる。』という言葉には、よく考えると、とても深い意味が含まれているようには思いませんか?実際、親が子どもにどう教育するかということも大切ですが、親が日々どのように行動し、他の人にどう接しているのか、といったことも重要なのだと思います。
子どもは毎日、親の行動を目にしながら育っていくわけです。
そのため、例えば「優しい子どもに育ってほしい」と考えた場合は、まず「自分が他人に優しく接すること」が大切なのではないでしょうか?
周りの大人の行動が子ども影響を与えることは間違いないでしょう。
子どもの運命の一部をもし母親がつくるのであれば、「母は子のために何ができるのか?」を振り返る機会にもなるかもしれません。
できることなら、いつも子どもに夢を与えてあげられる存在でいたいものですね。
偉人の中でも、有名なのがエジソンの名言。
小学校のころ、エジソンの伝記を読んだことがある人も少なくないでしょう。エジソンと言えば、数々の発明品をこの世に生み出した発明の王として知られていますね。
発明王と呼ばれるエジソンですが、小学校の頃は担任の先生からはやっかいな生徒として扱われていたようです。授業中にどんなことでもすぐに「なぜ?」と質問することが原因で、わずか3ヶ月で学校から退学させられてしまったというのは有名な話ですね。
単純に「小学校を退学」と聞けば、その事実に悲しむ親は少なくないでしょう。しかしエジソンの母親はちょっと違っていたようです。
それは息子の才能を誰よりも見抜いていたからなのでしょう。母親自ら、自宅で未来の発明王のエジソンに教育を行い、しかも教えていく過程で、息子に科学の才能があることがわかり実験室を与えたというのですから。
これは、「天才児の母親」だからこそできたことなのでしょうか?
いいえ、才能を見抜く力は人それぞれですが、息子を信じる気持ちは、どの親御さんも持っているはず。
我が子を誰よりも信じてあげることができる、それはまさに母としての本能でしょう。
信じてあげれば、きっとその子自身の個性や才能が見えてくるのではないでしょうか?
ジョージ・ワシントンと言えば、初代アメリカ大統領。ワシントンの伝記と言うと、おそらく多くの人はワシントンの父と桜の木の逸話を思い浮かべることでしょう。ですから、ワシントンが初代大統領になったのは父の力が大きいのではないか?と思いますよね。
ではワシントンの母親は?
実は、母親が息子に与えた影響は大きかったようです。
『母は、私が出会った女性の中で最も美しい人だ。今の私があるのは、すべて母のおかげ。私が人生で成し遂げたことは、母から受けた精神教育、知的教育、身体教育のおかげである』
「出会った女性の中で最も美しい人」という表現は、とてもステキな言葉ですね。
こう言われて喜ばない親はいないことでしょう。
幼い息子にとって「一番美しい女性は?」と考えてみれば、やはりそれは母親なのではないでしょうか。
もちろん、将来的には別の女性が現れるとは思いますが、今、現在、可愛くて小さく幼い子どもを抱っこしてあげたら?きっと「ママのこと大好き!」とキラキラ目を輝かせて頬ずりしてくれるはず。
愛情を目一杯注ぎ、それを素直に子どもに伝える、それが大事なことなのではないでしょうか。