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公開 2015年10月08日  

子どもが自信を持てる子育て~褒めるより感謝を伝える我が家の声掛けルール~

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子どもとの生活。声かけに悩むことはありませんか?3歳の息子と暮らす私の声かけのルールをご紹介します。


「いっぱい食べてくれてありがとう」

離乳試食を始めて、声掛けに悩むママも多いのではないでしょうか。「おいしいね」「きれいだね」…そんな『食材に関する』表現に偏りがちではないかと思います。あるいは「たくさん食べられたね」など事実の描写でしょうか。

息子は食べることが好きだったようで比較的なんでもよく食べていたので、そんな時思いついたのがこの言葉。
「いっぱい食べてくれてありがとう」

この言葉、今でも活用しています。また、一時、食べ過ぎなのではないか…というくらいたくさん食べていた息子。その時からこちらの表現も使うようになりました。「一生懸命食べてくれてありがとう」息子もニコニコ笑顔を返してくれます。

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「次は何をするんだっけ?」

子どもと生活していると、朝の着替え、手洗い、食事など、やらなければいけないことについて、ついつい「さあ、次は○○をしようか」と言ってしまいます。

でも、そうやって大人がやることを教えてあげればいいのでしょうか?私は、少なくとも三歳を過ぎた息子に対してのルールとしては、違うと思います。子どもは、やらなければいけないことが何かを知っています。それを先に言われてしまっては、やる気も減ってしまいますし、何よりも人の指示がなければ動けない人になってしまいます。

だから私は、まず起きてきた息子におはよう、そして「起きたら何をするんだっけ?」と聞きます。息子は、「パンツ(おむつのこと)替える~!」と元気いっぱい答えてくれます。ほかのことも同様に、朝ごはん食べるなら、何をするんだっけ?と一つずつ子どもに考えてもらいます。わからないようであれば、「忘れちゃった?ママは○○したらいいと思うんだけどな」と意見します。

3歳にもなると、口答えもしょっちゅうです。そんなときは、「ママは○○したいから今は○○なの!✕✕はまた今度ね!」と、自分(ママ)主体の表現で、返します。頭にくるような口答えなら「その言い方は、ママ、嫌な気持ちだな!」と、やはり自分を主語にして気持ちを伝えるようにし、「みんなに笑われるよ」といった、脅すような表現はしないと決めています。

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なんでも褒めるのではなく、感謝する

食事もそうですが、着替えや就寝なども、「よくできたね」ではなく、「自分でやって、ママ助かったよ、ありがとう」と感謝を伝えるようにしています。

褒めるというのは、上下関係になります。「すごいね」というのは、「あなたは、すごいね」という、発話者からの評価です。評価は、上から下の人に対してなされるものです。対して、「ありがとう」というのは「私はあなたがこうしてくれて嬉しい」という意味です。

私は、親子関係が上下関係である必要はないと思っています。子どもは、何も分かっていない、しつけなければいけない存在のようですが、私はそうではないと思います。子どもには子どもの考える力があり、どんなに小さくても考えて動いているのです。だから、敬意を持って接したいのです。

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これからも、私は褒めるのではなく感謝しながら、子どもの考える力が育つのを見守っていきたいと考えています。生活の声かけに悩むパパママの、生活のヒントになればと思います。

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