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公開 2015年09月01日  

うざったいのに憎めない?!インド人が教えてくれる、子どもの教育で大切なこと

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こんにちは!旅人先生のふじもん先生でございます。インドを旅していると、日本では考えられないような出来事に度々遭遇します。そしてそこには、日本の教育に対してのヒントがいくつも隠されていると思うのです。前回に引き続き、今回もインドが教えてくれる「教育的なヒント」について、考えてみたいと思います。


うざったいのに憎めない?!とっても不思議なインド人

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皆さまは「世界3大ウザイ」という言葉をご存知でしょうか?



これは旅人の中で言われている言葉なのですが、「世界の中で一番ウザイと感じた国トップ3」のことを指しているんです。その中に実はインドも入っているのですが、それとは裏腹に、インドはまた大人気の国でもあるんですよね。



それはなぜなのか?そこにも1つ、大切な「教育的なヒント」が込められていると僕は思うのです。

困っている人がいたら手を差し伸べる!インドに存在する精神性

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これは少し悲しい話なのですが、インドには大量の物乞いが存在します。インドに行ったことがある人なら、誰でも経験をしたことがあるでしょう。足元にしがみついてくる何人もの物乞いの人たち。彼らにいったい何をしたらよいのか、思い悩んだ経験がある人もいるかと思います。



そのような人に対して、インド人はどのような対応を取っているのか?

実はかなり多くの人が、施しをしているのです。しかしこれには賛否両論あり、施しをすることによって逆に彼らの自立意識を削ってしまったり、あるいは裏組織への資金提供にもなってしまったりするのではないかという批判もあります。しかしここでは、そういった事情はさて置き、純粋に施しをする人の多さに注目すべきだと僕は思っています。



彼らにその精神があるからこそ、その優しさがあるからこそ、うざったいほどに絡んでくるインド人がたくさんいても、心の奥底では彼らを嫌だと思うことはないんですよね。

利己ではなく利他の精神が、今も存在している国

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知らない人と関わってはいけません。幼い子どもが遊びに出掛ける時、僕たちはそんな風に声を掛けてしまいます。



それは間違いではないでしょう。いつどこで誘拐などの犯罪に巻き込まれるか分かりませんし、異常性の高い犯罪が度々発生している現代において、そのような教育の仕方は正しいと思います。



しかしだからと言って、目の前に困っている人がいても見捨てるような人間になってしまってもいいのか、そこに大きなジレンマを感じます。そして純粋に裏表なく施しを与えるインド人の精神性に、これからの子育てに対しての大きなヒントがあるのではないかと思うのです。

困っている人がいたら助けたい!そんな精神の子ども達が世界を変える

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困っている人がいたら手助けをする。当たり前の話ですよね。しかし、そんな当たり前のことを、僕たちは日頃忘れかけているのではないでしょうか。



インドには確かにたくさんの問題があります。その中には、個人の努力ではどうにもならないほどの深刻な問題も多々あります。しかし、インド人はいつも笑顔で明るいのです。物質的には貧しくても、彼らはとても幸せそうに見えます。



それはなぜなのか?その答えの1つに、「困っていたら助け合い」の精神が大きく影響しているのではないでしょうか。もしこの当たり前の精神を、日々の子育ての中で育むことができたら、それだけで社会は素晴らしい方向に進むのではないかと思うのです。



「誰かが困っていたらみんなで助け合おうよ」そんな気持ちを自然い持てる子どもたちが増えたら。それだけで、世界は本当に変わっていくのではないでしょうか。



今回のインドの話が、皆さまの子育てに対しての何かのヒントになれば、本当に幸いです。

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