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公開 2023年12月29日  

ウサギは鳥じゃないのに、なぜ1羽、2羽と数えていたの?(2ページ目)

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獣肉を食すことを禁じられていた時代に鳥だと言って食すため。

または、鶏肉の味に近い鷺(サギ)のように白いため、など諸説あり。


ウサギの数え方はなぜ「1羽、2羽」?


ふつう、犬や猫などの小さい動物は「1匹、2匹」、牛や馬などの大きい動物は「1頭、2頭」のように数える。

ところが、ウサギを数える時は「1羽、2羽」ともいう。

鳥でもないウサギがなぜ「羽」なのだろうか。

ウサギが「1羽、2羽」と数えられるようになった由来は諸説ある。

有名なのが、仏教の影響で獣の肉を口にできなかったからとする説。

2本足で跳ぶウサギを鳥類だとこじつけて食べていたというのだ。

イノシシの肉を「山くじら」というのも、獣の肉を食べることをはばかったからだ。

ほかにも、ウサギの肉の味が「かしわ(鶏肉)」と似ているから、ウサギの大きく長い耳が鳥の羽に似ていたからなどとする説もある。

ウサギという名称そのものにも、少なからず理由があるようだ。

ウサギはもともと「ウ(兎)」と呼ばれ、サギは鳥の鷺を意味し、鷺のように白いことからウサギと呼ばれるようになったという。

真偽はさだかではないが、もし言葉上で鳥の仲間とされていたならば、「羽」で数える習慣ができたのも納得だ。


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『頭のいい子が育つ!子どもに話したい雑学』 #6
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