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公開 2023年06月18日  

2人目以降をためらう理由の1位「経済的な理由」。教育費や食費に負担を感じる

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本当は欲しいと思っても、2人目以降をためらう事情があります。


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政府が少子化対策を進めているのは、ご存知の通りです。
果たして、夫婦は2人目を持つことに、どのようなことを感じているのでしょうか。

2023年4月に、20〜39歳の女性、20〜49歳の既婚の男女を対象に実施された調査結果をご紹介します。有効回答数は、2961でした。


「第一子の子育てで手いっぱい」や「仕事上の理由」も


「2人目以降の出産を躊躇する『2人目の壁』が存在する」と思うかを聞いたところ、「はい」の回答率が78.6%に上りました。

「2人目の壁が存在する」と回答した2326人に理由を聞くと、1位は「経済的な理由」(76.8%)で、2位以降には「ゆとりのある時間、自由な時間が取りにくくなる」(45.3%)、「第一子の子育てで手いっぱいのとき」(45.2%)、「年齢的な理由」(44.0%)、「仕事上の理由」(43.1%)が続きました。

経済的な不安を挙げる人が多いものの、そのほかの項目の回答率には大きな差は見られません。
このことから、2人目の壁を感じる理由は、多岐にわたっていることがうかがえます。


日常的に発生する食費の負担も「2人目の壁」となる


先の問いで「経済的な理由で2人目の壁を感じる」と答えた1787人に対して、どのような費用が負担に感じるかと聞きました。

最多回答は「大学の教育費」(63.9%)で、「高校の教育費」(58.0%)が続きました。
公立か私立かで違いはあるものの、4年間で数百万円単位のお金がかかるため、負担に感じるのは当然ですね。

3位は「食材・食品費」(57.9%)でした。
食費は日常的に発生しますし、食材価格の高騰が家計を圧迫しています。このような中で、2人目を持つことに積極的になれない夫婦の様子が見てとれます。

「2人目の壁が存在する」と答えた2326人に「どうすれば2人目の壁が解消するか」を聞いたところ、1位は「出産・育児費用における経済的なサポート」(73.9%)で、2位は「教育関連費用における経済的なサポート」(60.0%)でした。



参考:公益財団法人1more Baby応援団「夫婦の出産意識調査2023」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000045328.html


※ この記事は2024年04月18日に再公開された記事です。

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コノビー子育てニュース #56
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