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公開 2022年12月20日  

おおはしゃぎしてしまう、集団登校の子ども達。これは大人の出番?と思い……

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わが家の子どもたちは小学生。毎朝近所の子どもたちと一緒に集団登校をしています。幼稚園の送り迎えも無くなり、朝の穏やかな1人時間を満喫できると思いきや……


たった3人だった集団登校班


わが家の子ども達が通う小学校は、集団登校です。

近所の子ども達と集合するのは、住んでいるマンションのエントランス付近。

とても小さなマンションで、娘が入学した時の集団登校班の人数はたった3人でした。

娘と同学年の子はマンションにおらず、年上の班長さん、副班長さん、そして少し学年がはなれて1年生の娘という構図でした。

入学当時は娘も少し緊張しており、未就園児の息子もいたため、朝からエントランスに散歩がてらしばらくお見送りをしていました。


それから2年。

子ども達同士ももうすっかり打ち解けて、私が出る幕もなくなり、子ども達だけで集合して時間になったらきちんと出発できていました。

班の人数もあまり変わらず数名のままだったので、それほど騒ぐこともなく安心していました。


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班の人数が増えた途端、様子が一変!


そして今年、息子が小学1年生に。

娘は副班長になりました。

「娘が一緒にいるから大丈夫だろう」
「近所のお友達も同じ班だし安心」
「他の保護者がお見送りに出てきていないのに、私だけ出るのもな…」
「子ども達だけのほうが、弾む話もあるかもしれないし…」

といろいろと考えた結果、最初の1週間程は集合場所まで送りに行っていたものの、それ以降は玄関先で送り出すだけにしていました。


7時半過ぎには1人だけになり、ゆったりとした朝の時間。

こんな静かな朝は上の子を出産してから初めてかもしれない!と、感動に浸ること数日。

……何やら、雲行きが怪しくなってきました。


玄関ホールから子ども達の声が響いてくるのです。

ベランダから覗いてみると、いつもきちんと集まっていたはずの子ども達がマンションの下で遊んでいました。

今年から低学年の人数がぐっと増え、班の人数も10人程。

しかも元気いっぱいなタイプの子ども達が多くなりました。

その結果、今までは静かにしていた子ども達も触発されて、どうやら追いかけっこが始まってしまった様子。

班長さんや、副班長の娘が止めに入るのですが、テンションの上がった子ども達はなかなか言うことを聞いてくれません。

班長・副班長の2人はどこまで言っていいのか分からないようすで、困っていました……。


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思いきって子ども達の輪に!


慌ててベランダから声をかけ、一瞬は静かになったのですが、また翌日も同じことに。

同じくベランダから見守ってくれている班長さんのお母さんとも相談して、班長・副班長にも話をし、低学年の子ども達に注意をしてみたものの、皆が集合するとどうしてもテンションが上がってしまう様子でした。

朝から注意するのは気力も体力も必要、それに毎朝注意される子ども達もなんだかかわいそうかな……

と悩んだ結果、私も集合場所について行くことにしました。


数日注意を続けた後だったので、私の心もどこかモヤモヤしたままでした。

玄関で送り出すだけならパジャマのままでしたが、エントランスに行くとなると一応服を着替えて髪の毛も整えていく必要が。

せっかくのゆったりした朝の時間が忙しくなる……と、マイナスなことばかり考えてしまっていました。


しかし、いざ集合場所に行ってみると、そんな気持ちはどこかへ行ってしまいました。

元気いっぱいな子ども達がキラキラした瞳でいろんな報告をしてくれます。

「もうすぐ運動会!私の学年は大玉ころがしだよ~!」
「昨日の帰り道、こんな枝見つけたんだ!」
「ぼくは絶滅寸前のチョウチョを見つけたよ!」
「6年生だから、プールの掃除をしなきゃ…」

などなど、自分の子ども達だけでなく色んな学年の様子が知られて、た…たのしい……!


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関わることで見えてくることもある


私も会話に交えてくれるからか、いつのまにか子ども達が追いかけっこをすることもなくなりました。

それどころか、話がはずみすぎて「……あ!もう全員そろってるよ!」ということもしばしば。

集団の中の娘や息子たちの様子を知ることができる上に、何よりも子ども達がかわいい。

小学校高学年になってもいろいろお話してくれる様子や、低学年の「聞いて聞いて!」の様子もたまらない。


「走り回る子ども達をどうすればいいだろう……」

と悩んでいた時期もありましたが、思いきって関わってみて良かったと思います。

しばらくにぎやかな朝のおしゃべりタイムは続きそうですが、私の楽しみも続きそうです。


※ この記事は2024年04月19日に再公開された記事です。

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