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夫婦ケンカもおちおちできない!乳児を連れての被災がよぎったあの日

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台風、地震、水害、日常に突然やってくる災害。
そのとき、頼れる家族が自分しかいなかったら、そしてそういう事を全然考えてないとこうなる、2年前の私の話。
家電が壊れると本気で色々痛いです!

災害の来る日には

不謹慎極まりない話しだけれど、子どもの頃、私は台風とかその類の自然災害の日に少しワクワクしてしまうタイプの子どもだった。

だって場合によっては学校がお休みになるし、それで宿題はチャラになるし、その昔、飼い犬は大体庭で飼われているものだったけど、その日ばかりは愛犬も家の中で一緒に過ごせるし。

でもそれは、多分当時住んでいた場所が北陸の「自然の驚異と言えばそれは雪」という、台風も地震もさほど来ない地域だったからで、いざ台風が来たという時も、台風自体が北上によりすっかり弱まっているし、それはのんびりしたものだった。

そんな呑気な子ども時代を経て今。

住んでいる場所は台風が直撃しがちな関西だし、災害それ自体が怖いというよりは、もし「今すぐ避難を」と言われたら、子ども達をどうしよう、何をどれくらい持って?どこに?どうやって?

そんな風に災害時は3人の子どものお母さんとして、右往左往するようになった。

あの日の呑気な私は、ぜひとも反省してちょっとそこに正座していてほしい。


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地震の日に

お母さんになってからの『災害』というと、2018年がまず脳内でヒットしてしまう位、今から2年前の2018年は色々な事があった。

まず6月に、割と大きめの地震が起きた。
※大阪府北部地震

その時、震源地付近に住んでいたわけではないけれど、我が家付近もかなり揺れた上、ちょうど子ども達の集団登校の集合時間。

当時1年生だった長女と4年生だった長男を集合場所に送り出した直後で、長女は揺れの大きさを怖がって泣くし、集団登校に集まった他の子ども達も流石に青い顔をしていて

「今日、このまま学校ある?無い?」
「メールも来てないからとりあえず行ってみましょうか」

地震を心配して出てきた保護者同士で学校まで子ども達を送り、たどり着いた学校ではすみませんとりあえず本日は休校ですと言われて
今度はまた自宅まで逆戻り、自宅に帰ったら帰ったで、玄関の靴箱が倒れて玄関中に靴やモノが散乱。

「これ、家に入れないね…」

私は6ヶ月の次女を抱っこしているし、こういう時頼れる筈の夫は早朝から出社して地震で電車は運休。

「電車止まった」というメールだけをよこして帰宅叶わず。

ええいこんな時にアイツときたらと私は臍を嚙んでいたら

「大丈夫?その靴箱、起こしたげるわ」

その時たまたま表に出てきたお隣のお父さんが靴箱とシューズラックを起こしてくれた。

今はもうお互い引っ越ししてお会いすることも無いけれど、あの時のお父さん、ありがとうございました。


そして、その後、自宅に分け入って、室内を確認をした。

本棚から本がバラバラと落ちている、ああ壁紙に若干のヒビが、おもちゃが散乱…はモトからだわ。

そうだ電気は?あ、ちゃんとつく、でもガスが止まってる…と思ったらそれはある程度の強さの地震があるとガスが自動的に停止するシステムになっているだけで、自分でガスメーターにある復旧ボタンを押せば簡単にガスは使えるようになるのに私はそんな事つゆ知らず

「やばい……食事の支度とお風呂をどうしたら……」

『ガス復旧させた?』と近所のママがラインで教えてくれるまで小一時間、暗澹としていた。

だから引っ越しの時に自宅設備の説明書はちゃんと読めとあれほど。

それが済んだら今度はまだ乳児だった次女のミルクのストックが心配になって買い出しに行った。

近所のドラッグストアでは、これまで見たこともないような長い行列が出来ていて、店内では近所に下宿しているらしい大学生の女の子たちが

「ママに電話したら、カニ…パン…? を買っとけって、コレ?」

子どものおやつに最適なカニの形のあのパンを手に持って心細そうにしていて

(そ・れ・は・乾パン!)

と背後で正解の乾パンの画像を念で送ったりしながら

(災害、本当にいつ来るかわからないし、備えておかないと……)

と、つくづくしみじみ思った。


何より当時は乳児がウチにはいたので、ミルクとオムツと、あとは医薬品、当座の着替え、特に子どものものはコンビニなんかでは手に入らないから。

そして各種医療証をすぐ取り出せるように、そういうものはきちんと災害用に用意しておこう、そうやってきちんと暮そうと心に誓ってから3ヶ月後。

今度は凄い台風が来た。

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そして台風は来た

それが2018年の9月4日に関西に上陸した台風21号 。

そんなのあった?と思われる方は、関西国際空港の滑走路が冠水して陸の孤島と化した、あの大型台風と言えば思い出していただけるかもしれないけれど、どうでしょう。

我が家は海に近い場所ではないので、関空の如く自宅が浸水したとか、その関空の近隣のマンションのガラスが強風で砕けて怪我をしたとか室外機が飛んで行ったとかそんな恐ろしい目には合わなかったけれど、何と

冷蔵庫が壊れた。
しかも修理不可能・再起不能。

9月の上旬にあれは痛かった。

その日、もう朝から避難指示、暴風警報、土砂災害警報が家じゅうの携帯から鳴り放題で、小学校も早々に休校を決定、各私鉄JRもかなり早い段階で運休を決定していて、子ども達と私はリビング、夫は隣室で台風の行方をTVやネットで見守っていた。

夫と私と子どもがどうして別々にいたのか、それは私達がこの時、子ども達の世話の大変さと夫の仕事の繁忙の具合が折り合わなくて

「おいおい3人も子どもいて末っ子は持病持ちなのになんで私が1人で育児全部やねん」

とか小さい子のいる家庭によくあるちょっとしたケンカだったと思うけれど「あああもうオマエと口なんかきかん!と、若干冷戦状態になっていたから。

そのリビングで9ヶ月の次女を抱いて、台風を怖がる長女をなだめ、長男に災害用のラジオで遊ぶのを止めなさいと言っていたら突然、停電した。

停電し始めたのは、午前中だったけれど外は台風で黒く曇っているので室内は暗くて、怖がりの長女は泣くし、ろうそく?ろうそくつける?と息子はお誕生日用のろうそくを持って張り切りだすし。

やめなさい、火事になる。

こういう時、張り切って無駄に騒ぎだす長男のそれは明らかに私の遺伝。

この記事を書いた人
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きなこ

11歳ADHD・DCD男児、9歳ハイパーマイペース女児と
心臓疾患の2歳児の母をあまりがんばらないでやってます。

Twitter:日々の事と大体こどもの...

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