娘が幼稚園児で、息子が乳児期だった頃。
朝から娘のお弁当を作り、朝食を食べさせ、幼稚園へ送迎。
その間にも息子の授乳やオムツ替えをし、娘が帰ってくれば遊び相手になり、その後夕飯、お風呂などしていると、気づいたときには山積みの家事!
夜にはぐったり…ということがよくありました。
ただただ育児と家事に追われる毎日。
今となっては
「この時期はみんなが元気でいれば十分!」
と割り切ることができるのですが、当時はSNSや雑誌などでキラキラしたママの写真を見ると
「あ、掃除機かけてないや」
「洗い物がたまってる」
「洗濯物畳めてない」
「今日のご飯、なんだか全部茶色…」
「お化粧しないで一日過ごしたな」
など、自分が出来ていないことばかり気になり、体だけでなく気持ちも疲れてしまうことがありました。

夫の「みんな一緒」発言にモヤモヤ。子どもへの声かけを、見直すキッカケになった話
5,254 View子育て中は、家事・育児に追われる日々で、夜になるとぐったり…。そんな時、夫に何気なく言われた一言に、気持ちがモヤモヤ。でも、よくよく考えると、私も子ども達に言ってしまっていたのです。
家事・育児に追われ、ぐったり

慰めてくれたはずの、夫の一言
そんな毎日が続いたある日。
夜帰ってきた夫に、何気なく
「ほんと毎日何にもできずに終わってしまう。一日が24時間じゃ足りないなぁ」
と、つぶやくように言った私。
いつも冷静かつ客観的に物事を判断し、じっくり話を聞いてくれる夫は
「うんうん、ほんと毎日大変だと思う。でもみんな一緒だもんね。みんなどうやって過ごしてるんだろうね」
と言いました。
夫はただ同意をしてくれただけなのです。
なのに私は、”みんな一緒”という言葉に心がモヤモヤしてしまいました。
”私は”この毎日に疲れている。
それに対して”みんな一緒”と言われた。
優しい言葉に聞こえて、「みんな一緒なんだから…」と諭されたようで、なんだかちょっとプレッシャーに感じたのです。

何気なく使っていた「みんな」
おそらくその当時、「そっかぁ、大変だね」と一旦受け止めて欲しかったのだと思います。
けれども「みんな」という単語が出たことで、どこか比較されたように感じたのです。
その後月日は過ぎ、息子は4才に。
モヤモヤした気持ちは胸にしまっていたのですが、ふと思い出す瞬間がありました。
幼稚園からの帰り道のこと、息子が「荷物が重いから歩くの疲れた~」と立ち止まったのです。
その場面で私から出た言葉は
「ほら、みんな一緒だよ!みんな持ってる!大丈夫大丈夫!」
でした。
またある時、息子が習い事に行きたがらない場面でも
「みんなちゃんと行ってるよ!ほら、行こう!」
と声をかけていました。
息子を元気づけようと思ってかけた言葉に、いつの間にか「みんな」を使っていたのです。
元気づけるどころか、無意識に他の人と比較してしまっていたと感じ、反省しました。

言葉選びに気をつけるように
子どもでも大人でも、きっと同じ。
「自分が」大変だと思ったことに対して、「みんな」一緒だよと言われると、他の人と比較されていると感じることもある。
相手が疲れている時には、まずは本人のありのままの気持ちを一旦受け止め、同意しよう。
受け止めたうえで、なぜそう感じたのか、どうしたらいいのか一緒に考えようと思いました。
それからは、子ども達がぐずった場合には
「そっか~荷物重たいかあ~。幼稚園でいっぱい運動したのかな。じゃあ、あの曲がり角まで持てるかどうかゲームしよう!」
「教室行きたくないか~。そんな日もあるよね~。あ、そういえば先生が会えるの楽しみにしてるって言ってくれてたよ。行ったら喜んでくれるんじゃない?」
など、一旦気持ちを受け止めるようにしました。
今までと同じようにぐずったとしても、このような声掛けで、私自身も気持ちに余裕が生まれました。
子ども達も、すんなりと行動にうつせることが増えてきたように思います。
時には叱咤激励をしなければいけない場面もありますが、言葉選び一つで、親子共々心が軽くなるということを実感しました。

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