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公開 2020年05月15日  

休園で考えた!子どもと一緒の在宅ワーク、成功させるための作戦は?

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新型ウィルスの影響で幼稚園が休園に。5歳の甘えん坊の娘と一緒の在宅ワークがはじまりました。そんな中、娘がいてもスムーズに仕事を遂行するために考えた作戦と、その結果をご紹介します。


幼稚園が休園に!家で仕事をするために


昨年末から流行しはじめた新型ウイルス。

私が住んでいる地域でも日ごとに感染者がふえ、3月から幼稚園が休園になってしまいました。

在宅で仕事をしている私。

娘の面倒をみながら仕事を続けるべきか、はたまた休むべきか悩みました。



というのも、これまで何度か娘がいるときに仕事をしたことがあるのですが、うまくいかなったのです。


3歳のときは、パソコンの電源が入っただけで、目を輝かせキーボードをバシバシッと連打しにきた娘。

熱を出して幼稚園を休んだ4歳のときも、体調が悪いわりに「あそんで、あそんで、ひまー」と、言って仕事になりませんでした…。



現在娘は5歳。

悩んだ結果、少しお姉さんにもなったし、休園がいつまで続くかもわからないし、試してみるか…ということになりました。

といっても、私の仕事にはすべて期限があります。


一度引き受けたのに「娘のせいで、やっぱり間に合いませんでした」というわけにはいきません。


そこで、スムーズに仕事を行うための作戦を考えることしました。


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まずは娘のテンションを上げることから!


「ママ、仕事をするから1人で遊んでおいてくれる?」

そんな言葉だけで娘が納得するわけがありません。

まずは娘の気分を上げ、娘が一人でも遊ぶのに飽きないように、3つの作戦を考えてみました。


1.お弁当でテンションアップ!


娘の幼稚園は給食なので、家族でのピクニックや遠足くらいしか、お弁当を食べる機会はありません。

仕事を開始すると娘のために昼食を用意することができなくなるので、朝、夫のお弁当と一緒に娘の分も用意することに。

「時計の短いほうの針が11、細いほうの針が6になったら食べていいからね」

そう言って娘にお弁当を見せます。


「うん!」

元気いっぱいの返事が返ってきました。


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2.1日の計画表を作成!



私が用事をしているとき、娘はいつも「ひまー」「遊ぶことないー」とかまってほしがります。

そこであらかじめ、娘と一緒にその日のスケジュールを決めておくことにしました。


「今日なんかしたい遊びある?」

「ん~、おえかき!」

1ばん、おえかき…と紙に書かせます。


「じゃあ2ばんは何する?」

「ん~、わからない」

「じゃあピアノの練習は?」

スグに出てこなかったので私から提案。

「うん、いいよ」

2ばん、ピアノと書かせます。


という感じで、娘の要望と私からの提案をミックスしたスケジュール表を完成させました。

私が仕事をしている間、娘がすることはお昼ごはんも含めて12項目となりました。


3.仕事前に子どもの気持ちを満足させる!


私の仕事開始は9時半!

その前に10分間だけ娘とのイチャイチャタイムを設けました。

母に甘えたい欲求を少しでも満たしておくためです。

本を読んだり折り紙をしたりわずかな時間ですが、彼女のリクエストに徹底的に応えました。


いざ仕事開始!果たしてうまくいくのか?


仕事を始めるまでの下準備を終えたら、いざスタート!

「ママ、今からお仕事するから困ったとき以外はお話しないでね」

約束をしてパソコンに向かいます。


娘も「さあはじめるぞ」という面持ちでスケジュール表をチェックします。

「おえかき、おえかき」と、そそくさとノートと鉛筆を取り出し絵を描き始める娘。

10分ほどすると、さっそく、ささやき声が聞こえてきました。


「ママ~、みて~」と、描きあげた絵をこちらに向けています。


小さな声なら話かけてもいいと思っているようです。

私は愛想笑いで頷いてパソコンに向き直ります。


「よし!次はピアノ~」と、忙しそうにピアノの練習を始めますが、うまく弾けなかったのか泣き出しました。

バンッバンッバンッと鍵盤を力いっぱいたたく音が聞こえてきます。


いつもなら「どうしたの~」と様子をうかがうのですが、仕事の締め切りが迫っているので無視するしかありません。


すると、いつの間にか娘の機嫌が直っていました。


「あっ、やった~、つぎはおべんとうだ~!」お茶を入れたあと弁当を開けています。

「いっただきまーす!」

しかし時計を見るとまだ10時半です。


慌てて「ちょっとちょっと!」と、娘を制します。


「だって、つぎ、おべんとうってかいてるもん!」

ふたたび泣き出す娘。


1つ1つの遊びの時間が短く、思った以上にランチタイムが早くきてしまったのです。

仕事の手をとめ「ほかの遊びを先にやろう」と説得し、娘はなんとか気を取り直しました。


その後は、どうにかスケジュール通りに進んでいきました。

もちろん、約束を忘れて何度かは「ママ~」と話しかけてきました。


あまりにも長くなると「お約束守ってね」と注意します。

「は~い」とふくれっ面の娘についイラッする私。


けれど娘も我慢しているんだ…ということも忘れず、「ありがとう、ママ助かる~」と感謝を伝えるようにしました。


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娘への感謝の気持ちを忘れない!


約4時間の仕事を終えて思いました。

「意外とうまくいった!」と。

まだ休園がつづくなか、現在も娘のとなりで仕事をしています。


日によっては途中で話かけてきたり、泣き出すこともしばしば。

でも今のところは、期限を守り仕事ができています。




1日の仕事を終えると必ずやっていることがあります。

それは、娘をギュッと抱きしめ「ありがとう。おかげで仕事できたよ」と伝えること。


娘は4時間分の甘えたい欲求を力いっぱいのギューで発散します。


褒めることで「次もがんばろう!」と思ってくれるかな…と期待しています。

仕事をしているときに「遊んで!」と言われるとどうしても大人は「遊びより仕事が優先」と、思ってしまいがち。



けれど、子どもの立場からするとまったくの逆です!

遊んでほしがる娘に対し、上から目線で叱ったりしないよう心がけています。

いまは新型ウイルスの流行によって、子どもも大人もみんなが少しずつ我慢をしている時期。


母と子はチーム!お互いに協力し合っているというスタンスで乗り越えていきたいです。


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※ この記事は2024年03月17日に再公開された記事です。

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