講座通いを始めたのは、昨年の6月。
私の職種とも関連が深いジャンルで以前から気にはなっていたのですが、きっかけは直前の5月の転職でした。
前職と比べて時間的な余裕ができたことと、転職アドバイザーの方から「地方都市では色々できたほうが重宝されるよ」と聞き、思い切って通うことにしたのです。
正直、半年間ほぼ毎週土曜日に通わなければならず、課題もあるということで迷いました…。
でも、息子は現在年長、小学校に上がったら宿題を見る必要も出てきます。
いずれ習い事なども始めたら、今が講座に行く最後のチャンスかもしれません。
今回だけはワガママを許して!と思い、受講を決めたのです。
講座通いにあたって真っ先に問題となったのが、お迎えです。
幸い土曜保育については、うちの園は比較的柔軟で「スキルアップの勉強のために講座に通いたい」と相談した所、すんなりOKが出ました。
しかし、土曜日は延長保育がなく18時まで。
17時15分に講座が終わり電車を乗り継いで向かっても、ギリギリ間に合いません。
17時終了なら間に合うのに、たった15分が大きな壁です。
夫はシフト勤務のため、土曜日はいたりいなかったり。
まずは講座の事務局に、「どうしてもという場合、先に教室を出てもいいか」を確認して了承してもらい、次に「ファミリーサポート制度」に問い合わせて園へのお迎えを頼める方を確保!
そして、場合によっては17時15分ちょうどに出てタクシーに飛び乗る、という方法をとることにしました。
保育園まで2,000円ほどかかるので結構な出費なのですが、ここは思い切って出すことに。
ちなみに、保育園の行事などで欠席する場合は、ビデオ補講を利用。
社会人も多く通う講座なので、こうした体制があるのはありがたかったです。
次に困ったのが課題です。
量もさることながら…家だと、集中できないんですよね。
息子の「遊んで」攻撃もありますが、たとえば日曜日に夫が息子を連れ出してくれても、家事が気になってしまいます。
そこで、できるだけ外でやることに作戦変更。
朝は20分早く家を出て、会社のそばのコンビニのイートインスペースで課題。
夫にお迎えを頼める日は、1時間だけ会社帰りにカフェで勉強させてもらうことに。
短い時間であることと、「このために購入したコーヒー代を無駄にはできぬ!」という気合いで、結構はかどります!
外ではスマホまたはノートに大体の内容をまとめておき、息子を寝かしつけた後、家のPCで清書するスタイルに落ち着きました。
一方、息子の反応はというと。
「ママ、土曜日にお勉強しに行きたいと思うんだけど、保育園頑張れる?」と聞いてみたところ、「土曜日に保育園!?」とニコニコ。
…保育園の給食の献立表を眺めて、「来週は肉うどん!」と、土曜日のメニューをチェックし始めました。
これには私も脱力。
土曜日は平日と違い、給食に丼物や麺類が出るので、行きたくて仕方がなかったようです(笑)。
ちなみに先生によると「土曜日はいつもの仲良しの子がいないので、他のお友達とも仲良くなれた」とのこと!
もともと保育園が大好きな息子なのでそこまで心配してはいませんでしたが、これはうれしい誤算でした。
とはいえ、やはり息子への負担はゼロではなかったと思います。
「最近ママ忙しいよね」と言われ、慌てて課題を放り出して公園に行き、一日遊んだことも。
また、休日に家族三人で出かけ、「じゃあママはこれからカフェで勉強を…」と別行動をとろうとしたところ、「いやだ」と大泣きされてしまったこともあります。
出かける前、家で言い聞かせた時は「いいよ」と言っていたのですが、いざ別れるとなると我慢ができなかったよう。
その日は、カフェで息子を抱っこしながら、ケーキを「あ~ん」で食べさせ甘えさせながら課題をこなしました。
「ダメな時は勉強をあきらめる」「遊ぶときは遊ぶ」をモットーに、講義を休んで義母も含む三世代旅行に出かけたことも。
また、息子にお手伝いをしてもらい、時短しながら親子時間を確保するという作戦も実行!
家事については、時々は外食もOKにするなど、期間限定と割り切って簡略化していました。
いろいろ大変ではありましたが、それでもやっぱり、行ってよかったと思います。
仕事で役立ったということもありますが、とにかく楽しい!
それまでは仕事や家事で忙しく、何事も「とにかくこなす=アウトプットし続ける」毎日でしたが、「学ぶ=インプットする」こと、しかも子育てとは関係ないところでの勉強は、かなり新鮮です。
年下・独身の受講生の方との交流も、とてもいい刺激でした。
息子にも、「大人になっても勉強する」という姿を見せられたかなと思います。
講座はもうすぐ修了。
当面は、少々我慢もさせてしまった息子との時間を優先させながら、いつかまた機会があれば、自分自身の勉強も考えたいと思います。