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公開 2016年05月29日  

「いつも笑顔じゃなくていい」すくすく子育てのアドバイスに救われる。今回のテーマは『いい母親の重圧』

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きょうのNHK「すくすく子育て」のテーマは「いい母親の重圧」でした。


目次
「いい母親の重圧」とは?
「すくすく子育て」で出たアドバイス
番組を見たパパママの反応は…?
「まぁいっか」と思えるくらいがちょうどいいのかもしれない


子育てに正解はない・・・とわかってはいるけれど、やっぱり「いい母親」でいなくてはいけない。

自分で自分にプレッシャーをかけてしまう人は多いのではないでしょうか。

きょう放送されたすくすく子育てでは、「ママたち自身の中にある“いい母プレッシャー”」と「まわりからの“いい母プレッシャー”」の2つの軸で、番組が進められていました。


「いい母親の重圧」とは?

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では、具体的に母親たちはどんなことにプレッシャーを感じているのか。

・バランスの良い食事を作らなくちゃいけない
・外食をするのはダメな母親だ
・感情的に怒ってはいけない
・仕事と家事、育児を完璧にこなさなくてはいけない
・子どもを毎日遊びにつれていく
・母親は常に笑顔でなければならない


あなたもこんな気持ちになったことはありませんか?

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「すくすく子育て」で出たアドバイス

すくすく子育てでは、そんないい母親の重圧に押しつぶされそうなママたちに対して、こんなアドバイスがありました!

Q:笑顔でいられない私は、いい母ではない?

子育てをする上で、なるべく笑顔で、穏やかでいることを心がけています。

しかし、夫が仕事から帰ってきた際に、「笑顔で迎えてほしい」と言われてしまいました。夫のその言葉を聞いてから、プレッシャーを感じ、「自分はいい母ではないのでは?」と思うようになりました。

夫は子育てに対して協力的で、尊敬しています。そのため、「私がストレスを感じてはいけない」と思うのですが、子育ての疲れから笑顔でいられないときがあります。

笑顔で穏やかにいられない私は、「いい母」とは言えないのでしょうか。(3歳9か月の女の子と1歳の男の子をもつママより)

A:子育て中にいつも笑顔で穏やかにいるというのは無理だと思います。

回答:大日向 雅美さん

子育て中にいつも笑顔で穏やかにいるというのは無理だと思います。

子育ては修羅場! 子どもを叱るために大きな声をあげてしまうなどして、疲れて笑顔でいられないことがたくさんあると思います。

ママは、パパが帰ってきたときに「援軍が来た!」と安心して、笑顔になればいいと思います。まずは夫婦で、「いつも笑顔で穏やかにいる」という目標設定を変えましょう。

そうか、目標設定自体を変えるのか…。

大日向先生の言葉にハッとした方も多かったのではないでしょうか。

そしてもう一つ、これもよくあるプレッシャーに関する相談がありました。

Q:母親の行動や考え方は全部子どもに影響してしまう?

自分の行動や考え方が全部子どもに影響してしまうのではないかとプレッシャーを感じています。

小さいうちは問題ないかと思いますが、成長するにしたがって、どのように育てていけばいいのか悩んでいます。(10か月の女の子をもつママより)

A:ママは「舞台監督」になってほしい

回答:大日向 雅美さん

「子どもとは適度に距離をおく」ことの具体的なイメージは、「役者と舞台監督」のような関係です。

その中で、ママには「舞台監督」になってほしいと思います。

舞台に上って、主役を演じるのは子どもです。

番組を見たパパママの反応は…?

ツイッターには、今回の放送を見たパパママからこんな感想があげられていました。

「まぁいっか」と思えるくらいがちょうどいいのかもしれない

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真面目な母親であればあるほど、「いい母プレッシャー」を強く感じてしまうことが多いようです。

肩の力をぬいて、「まぁいっか」と思えるくらいがもしかしたらちょうどいいのかもしれないですね。

自分自身を認めるということは、簡単なようで意外と難しいことかもしれませんが、まずは自分自身で「自分は母親としてなかなかよくやっている」と思ってあげるところから。

・子どもは今日も、生きている!(それだけで、育児の半分以上の役割達成!)
・最低限、ご飯作ってる。(皿まだ洗えてないけど、とりあえず食べさせた!OK!)
・子どものための、買い物をした(子どものことを考えられる立派なお母さん)

これだって、本当に立派なこと。

ただ、周囲から褒められたり評価される機会が少ないので、達成感が得にくいのが育児の辛いところ。

そんなママにオススメなのが(いろんな方法がありますが)モーニングページです。

誰にも見せないノートを用意して、毎朝数分、その時思っていることを書き出すだけでOK。

その時の自分の気持ちを、まず自分が大切にしてあげる。そこからふと、余裕が生まれたり、自分の頑張りを正しく認めてあげられたりします。

まだ試したことがない方は、是非。

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