妊婦検診に行ったら、先生からこう言われました。
「赤ちゃんの心音が確認できません。」
医学的には、8~15%の確率で起こると言われている流産。
私自身初めての経験ではなかったし、
けっして珍しいことでもないと頭では分かっていますが、
それでも「赤ちゃんの心音が確認できません」
そう告げられた時は、
まるで誰か他の人の話を聞いているかのように、
意識がすうっと遠くなるのを感じました。
誰のせいでもないし、どうにか出来ることではなかったというのも分かっている。
だけど、赤ちゃんが育っていないことが分かってから、
頑張りたくても頑張れない。
前向きになろうと思っても布団から起き上がれない。
ひたすらスマホアプリで漫画を読みふけて、
現実と向き合えない日々を過ごしました。
「お母さんのおなかに宿れた、それだけでとても喜んでいる。」流産した私を救ってくれた言葉

わたくし事ですが、妊娠3ヶ月でけいりゅう流産を経験しました。高齢ゆえ「これが最後」と覚悟して臨んだ妊娠だったので、ショックも大きく打ちのめされました。そんな経験から私がどう、気持ちを切り替えたのか、もしかしたら同じ痛みを抱える誰かの1歩になるかもしれない。そう思いお話させていただきます。
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