そんな外食をすることに壁を感じているパパママの気持ちにより添ったレストランがアメリカのノースカロライナ州にありました。
そのレストランのトイレには、こんな張り紙がしてあります。
“私たちは男女共用のトイレを用意しています。
なぜなら男女別のトイレによって、心地が悪くなる人もいるからです。
また私たちのお店に多くの人が足を運んでくれるようになってから、
私たちはこんな方々のためにも男女共有のトイレを用意しようと思いました。
・娘を連れたお父さん
・息子を連れたお母さん
・障害を持った子どもを連れた親御さん
・LGBTの人たち
・高齢者を連れた人たち
皆さんのご理解のもと、すべての人にとって安心できる環境をつくれることに感謝いたします。”

いつも憂鬱な子連れ外食…。あるレストランの「トイレの張り紙」が素敵だった話
子どもを連れて外食や外出することに「壁」を感じているパパママさんはいませんか?海外のとあるレストランであった話から、私が感じたことをお話させてください。
アメリカで実際にあった「トイレの張り紙」の話

なんて素敵な張り紙なんでしょう!
レストランの心遣いに、救われた親御さんはたくさんいたのではないでしょうか。
この海外の「トイレの張り紙」の話は、多くの方に反響を呼び、かなりシェアをされていたようです。
こういった張り紙をしてくれるということは、スタッフの方にもそういった心遣いが行き届いていることでしょう。
子連れで外食はママにとっては意外に大きな“障壁”
子どもがいると、ご飯は基本的におうちにになります。でも、外食がしたくなる時ってありますよね。
「あぁ今日は疲れたから、もうご飯作りたくない。」とか、「今日は家族の誕生日だから、特別なご飯を食べに行きたい。」とか、子どもがいなかった時と同じように、様々な理由で外食がしたいと思うのです。
しかし実際子どもを連れて外食をすることに、大きな壁を感じることがあります。
①子どもが何かしてしまわないかヒヤヒヤしてしまう
そもそも子どもを連れていく時に選択するのは、個室のあるお店やファミリーレストラン、子連れOKとしているお店が多いですが、そういうお店を選んだとしても、子どもが大きな声で泣いたり、お店の中を歩き回ってしまったりすると、周りにいる人の目が気になったり、申し訳ない気持ちになり、結局家でご飯を食べるよりもどっと疲れてしまうことがあります。
②子どもの健康に気を使わず外食しているんじゃないプレッシャー
我が子が小さい時に特に感じたのは、子どもが口にするものに気を使ってないんじゃないのと思われることでした。
安いし子どもも好きなのでたまには良いかなと思っても、ファストフードのお店に行くのには勇気がいる時があります。
③お酒を飲むと周りから冷たい目
最近は子連れOKの居酒屋も増えてきましたが、実際子どもを連れていくと「子どもが可哀想」という目で見られていると感じることがあります。

その中で、「トイレ」も障壁を感じる一つの場所です。。
大体のお店や公共の場には男女別のトイレが用意してありますが、それに不便を感じたのは子どもができてからです。
ちょっとおませな長男(5歳)が女子トイレに入るのを嫌がったり(一人で男子便所に入ってもらうこともありますが、一人で行かせるのには心配な場所もあります)、
子どもがまだ小さい時のおむつ替えで、夫の手も借りなくちゃ大変なことになるという緊急事態の時など、思い返すとトイレ一つとっても、大変と感じた瞬間が何度もありました。
それを考えると、本当にこのレストランの心遣いは素敵だなと感じるのです。
子育てはパパママだけで頑張らなくてもいいのかもしれない

子育てをしていると、勝手に周りからのプレッシャーを感じで、「自分たちだけでどうにかしなくてはいけない」という気持ちになってしまうことが多くあります。
しかし私はこのレストランの話を知って、別にパパママだけで頑張らなくてもいいのかもしれないと思えるようになりました。
実際に私が目を向けていなかっただけかもしれません。
このレストランのスタッフの方のように、すでにパパママの気持ちに寄り添って行動してくれている人がたくさんいるということ、
ちょっと困ったなという時に「困っているんです。」と伝えてみると助けてくれる方がいること、
そんなことに気づけるようになりました。
そうすると、肩の力がすっと抜けて、子どもを連れて外食することや外出する時に感じていた高かった壁が、少し低くなったように感じられるようになったのです。
一人ひとりの行動が少しずつ変わるだけで、子育てがしやすくなっていきそうですよね。
パパママに、そして子どもにとって優しい社会になってほしいと心から思います。

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