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公開 2015年04月11日  

離乳食期に使うスプーンの選び方

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初めての赤ちゃん。初めての離乳食。食器は買った!道具は買った!!あれ、スプーンは?どんなものを買ったらよいの?とお悩みのママも多いはず!離乳食期に使うスプーンの選び方をご紹介します。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161008933

赤ちゃんのスプーンはどうやって選んだら良いですか?

私は以前障がい者施設で、噛むこと・飲むことを含めた食事のサポートチームのメンバーとしてはたらいていたので、そのときの知識をもとにスプーン選びについて伝えていきたいと思います。



離乳食開始後は「おっぱいや哺乳瓶以外のものを口に入れてゴックンすることになれる」ということが目的なんですね。それがだんだん歯が生え揃ってきて、生後8~9ヵ月頃、食べ物を手に取って口に入れようとする「手づかみ食べ」の時期がやってきて、自分でスプーンで食べるようになります。これらの時期は「自分で一口量を調節していく大切な時期」になるので、赤ちゃんに合ったスプーンを選ぶことが重要です。

赤ちゃんのスプーンの選び方

では、具体的にどのようなスプーンを選んだらよいのでしょうか。



・ボール(スプーンの先端のこと)が、子どもの口角の1/2~1/3の大きさのもの

・ふちは滑らかで(口唇への抵抗がない厚さ)、唇で取り込みやすい深さのもの

・5本の指で上からも下からもしっかり握れる柄の長さのもの



反対にNGスプーンは、



・スプーンの先(食べ物をすくう部分)が大きい

・赤ちゃんがつかんだときにつかみにくい作り

・赤ちゃんが持った時に上下どちらか一方しかつかめない

・柄の部分が短い

・スプーンの先(食べ物をすくう部分)が浅い



になります。

0歳時にはシリコンタイプがオススメ

まだまだ上手に食べることができない赤ちゃんには、プラスチックや銀のスプーンよりもシリコンタイプがオススメ。

プラスチックや銀は、口を閉じる力が調整できない赤ちゃんには食べにくいものになります。

しっかり口が閉じられないと口の端時から食べ物がこぼれたり、うまく呑み込めない原因に。

シリコンタイプは柔らかいのでしっかり唇を閉じて食べ物を口の中に取り込むことができ、「リス喰い(ほっぺたの中にものをつめこむこと)」になることを防いでくれます。

たかがスプーン、されどスプーン。いくら離乳食期とはいえ、将来に繋がる習慣になるので、赤ちゃんのうちからしっかりと気をつかってあげるようにできるといいですね。

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