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公開 2015年12月18日  

“生きる”を教わる絵本『はなちゃんのみそ汁』が映画化!主演は広末涼子

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がんで、 残り少ない命を覚悟した母親が、 5歳の幼き娘に伝えたのは、ひとりでも生きていけるための力だった。ベストセラーとなった原作『はなちゃんのみそ汁』(文藝春秋)が、12月19日(土)から映画公開!語り継がれやすい絵本で、ぜひそのストーリーをご覧ください。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10610000230

「はなちゃんの味噌汁」を知っていますか?

ベストセラーとなった原作『はなちゃんのみそ汁』(文藝春秋)。
24時間テレビでもドラマ化されましたので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?

この原作は、広末涼子さん主演で映画化され、明日12月19日(土)に、テアトル新宿&福岡県内で先行公開、2016年1月9日(土)から全国で一斉公開されます。

そのベストセラーが、映画化し、絵本になっていたのです!

親子で読みたい絵本なので、ぜひ紹介したいと思います。

がんを患い、余命わずかの母親

【あらすじ】

はなちゃんは、日本一、早起きな小学生です。起きたら真っ先に向かうのは台所。
パパといっしょに朝ごはんをつくります。昆布と自分でけずったかつおぶしでおだしをとって、豆腐を切って、おみそをといて……。

食卓について「いただきます」のその前に、ママの写真に向かって手を合わせて、はなちゃんは、こう言うのです。

「ママ、パパとはなは、もう だいじょうぶだよ!」

がんで、残り少ない命を覚悟した母親が、5歳の幼き娘を台所に立たせ、包丁を握らせたのは、
ひとりでも生きていけるための力をつけてほしいという強い願いからでした。

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“生きる”を教わる絵本

12月19日に先行公開される映画の主演広末涼子さんも、この絵本へのコメントを寄せています。

「小さなきみから大人のあなたまで、みんなみ~んなこの本を手にとってみて下さい。心がすーっと落ち着いて、大切なものを教えてくれる、そんな本。本当のお話だからこその痛みと優しさが、ここにあります。きっとおみそ汁が作りたくなる! “生きる”を教わる絵本です。」

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味噌汁を、丁寧に作りたくなる

この絵本は、私も毎日作っている味噌汁を、
より丁寧に、愛情を込めてつくりたい、そう改めて思わせてくれました。


どんな気持ちで、余命わずかのお母さんは、5歳の我が子を台所に立たせたのでしょう。

どんな思いで、はなちゃんは、「ちょっとこわかった」と感じながら、
お味噌汁をつくったり、掃除や洗濯をしていたのでしょう。

どんな思いで、お父さんはその姿を見守っていたのでしょう。



それぞれの家族の気持ちに思いを馳せると、胸が熱くなってきます。

そんな原作者のご家族、安武信吾さん(お父さん)も、この絵本にコメントを寄せています。

千恵は、大切な我が子が幸せな人生を全うすることを願った。(中略)台所から、子どもを取り巻く環境を変えようと本気で考えていた。そのための手段が、はなに包丁を持たせ、台所に立たせることだった。娘が幸せであるためには、娘のまわりの子どもたちも大人もみんなが幸せでなければならない。
この絵本を読んだ子どもたちが「はなちゃんみたいになりたい」と、台所に立ってくれれば、天国の千恵も大喜びするだろう。

家族への、たくさんの愛情を感じずにはいられない、この絵本をぜひ、親子で一緒に読んでみてください。

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