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公開 2016年01月04日  

「よく泣く子」は、弱い子ではありません

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子どもが大泣きすると、大人は心配してしまいます。しかし、子どもは泣くことによって生きるための力を育んでいくのです。3つの泣く子が育む力と、パパやママに気をつけてほしい注意点をご紹介します。


子どもが泣くのはなぜ?

子どもが大泣きすると、大人は心配しすぎてしまったり、泣き止まないことで疲れてしまったりしますね。

しかし、子どもは泣くことによって生きるための力を育んでいくことがあるようです。泣く子が育む3つの力と、パパやママに気をつけてほしい注意点をご紹介します。

子どもが泣くのはなぜでしょう?

赤ちゃんや子どもが、なぜ泣くのか分かりますか?
「寝る子は育つ」ということわざと並んで「泣く子は育つ」という言葉もあります。

幼いときは、自分の気持ちをうまく言葉で表現することができません。そのため泣くことが唯一の自分の想いを表現できる術だったりすることがあります。

赤ちゃんの頃は、お腹が空いていたり、オムツが汚れていたり、ゲップが出なくて苦しかったり、気持ち悪くて泣くことがあるでしょう。少し大きくなってくると、自分の思うようにいかないときや、物事をうまくできなかったときなどに泣いてしまうことも増えてくるかと思います。


●泣く子は育つ
なくこは そだつ。
意味
大きな声で泣き叫ぶ赤ん坊は、元気なことを意味していて、病気になりにくい 健康な、強い子に育っていくということ。

泣く子が育む3つの力とは

それでは、泣くことを通して、子どもがどんな力を育んでいくのかをみていきましょう。

豊かな感情
赤ちゃんが泣いたとき、周囲の大人はどうしますか?きっと抱っこしてあげたり、あやしてあげたりすると思います。そのときに、赤ちゃんが思っていそうなことを代弁してあげることもあるでしょう。

例えば、「お腹が空いているのね」「抱っこしてほしかったのね」などという言葉です。大人が言葉に変えてあげることで、赤ちゃんは「楽しい」「悲しい」などの感情が豊かになっていくそうです。

信じる心
赤ちゃんが泣いているのを見ると、すぐに大人が駆け寄ることが多いでしょう。赤ちゃんは、泣けば誰かが助けてくれると信じて泣いているそうです。こんなに小さいうちから、誰かを信じる心が芽生え始めているなんて驚きですね。赤ちゃんが安心して泣くことができる存在になりましょう。

立ち直る力
赤ちゃんは泣くことで気持ちをスッキリさせることができるようです。大人でもそういう時がありますね。

もし近所に迷惑が掛からないような場合は、思い切り泣かせてあげてください。親が何をしても駄目なときもあるので、その時は思い切り泣かせた方が落ち着くのが早いときもあるでしょう。赤ちゃんも感情を出し切ると、自分で立ち直るようになってくるそうです。

泣かないことは偉いこと?

子どもが泣くと、どうしても「またか・・・」「うるさいから泣かないで」「他の人に迷惑がかかるから困る」などと思ってしまいがちです。

例えば、お友だちとケンカをして、自分の子どもが泣かなかったとします。果たして「泣かない=強い子」なのでしょうか?


泣かないことは偉いことのように思われがちですが、もしかすると子どもは泣きたいのをすごく我慢しているのかもしれません。泣くことによってストレスを発散させ、自分の気持ちを吐き出すことができるので、パパやママは少しくらい子どもが泣いても気にしないくらいの大きな心でいられるといいかもしれませんね。

小さいころから泣かせない子育てを受けてきたことで
気持ちを通わせ合うことが上手くできずに
大切な気持ちを心の奥深くにしまいこみ苦しくなってしまうのです。

泣く子はいろんな力を育んでる

泣く子は決して弱くないように思います。

むしろ、泣かないで我慢する子より、色んな力を育み強くなるのです。
子どもが泣きたいときは、思い切り泣かせてあげてください。そうすることでより心が一層、強くなっていくことでしょう!

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