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公開 2015年10月31日  

「僕はやっていないのに」母親から疑われたと思い込んで1ヶ月口を閉ざしたあの時の僕

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ある日お皿がなくなっていた「お皿がなくなってるんだけど」「知らない?」って疑われた。やっていないし、急に言われてびっくりした。なんなんだこいつはと本気で嫌いになった。それは親もまだ自分より少し上の年齢時き。お互い未熟だったあの時の話を思い返して両親の成長を実感した


あれは僕が小学校3年生の頃

朝起きて、2階から降りて

洗面所に行って、顔を洗って、洗面所から出てくると

困った顔をした母親が現れて言った

「あのボコボコした、いつものお皿知らない?」

「お皿が無くなってるんだけど、持って行った?」

全く見に覚えがない

些細なことだけど、疑われていると感じた



(僕)「いや知らない」


(母親)「昨日使ってたよね?」




いま振り返ると
母親は疑ったつもりはなかったのかもしれない

でも小学校3年生の当時の僕は

二度も

「お皿は?」

って聞かれて、疑われていると感じてしまった

皿なんか知るか馬鹿!!!!!!!

おおきな声で怒ってその場を立ち去り

ランドセルを持って学校に行く

もやもやした1日だった

帰ったら机の上に1枚の手紙


「ごめんね。疑ってしまってごめんね」


そこには、紙いっぱいに綴られた言葉。


・なぜあのように聞いたのか

・なぜ疑ってしまったのか

・本当はどこにあったのか

・本当にごめん・・・


とつらつら書かれていた

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それでもしばらくは口も聞かなかった僕

多分母親は

必死に、僕の特性を考えて

「どうやって謝ればいいのか、どうやれば伝えられるのか」

沢山悩んで、出た答えが手紙だったのだろう



そして確かに当時の僕は

あの日学校から帰って、もし直接話しかけられていたとしても

ただ無視していただろう

母親は本当に疑っていなかったんだと思う

母親は、本当に疑っていなかったんだと思う


でも

子どもって大人より

傷つきやすくって、勘付きやすくって

ちょっとしたことで喜んだり、悲しんだり、怒ったり

そういう感受性豊かなものなんだろうなって

だからこそ

意図と違うように子どもが捉えてしまっていたら
いくらだって、謝ったほうがいいと思う



結局、その時は仲直りするまで1ヶ月くらいかかったのだけど(笑)



いつも、僕の子どもが泣く度に

この時の自分の行動を思い出して

息子の訴えたいことを、必死に感じ取ろうとしています

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