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公開 2016年01月29日  

なるほど〜の連発!オススメ育児本『手にとるように発達心理学がわかる本』

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育児書なんて必要ない、興味がない!と思っていた私が、唯一手にした育児に関する本、それが『手にとるように発達心理学がわかる本』でした。育児も、「発達心理学」という学問の側面からみてみると「なるほど〜」と思うことがたくさん!育児本なんて読んでる暇ない…と思っているママさんにこそ読んでもらいたい、この本のオススメポイントをまとめました。


育児本に興味がない私が「発達心理学」の本に出会うまで

私は、育児本には特にネガティブなイメージは持っていないものの、なぜか手に取る機会がありませんでした。必要な情報はインターネットでその都度調べるほうが私には合っていたので、それまで育児本に興味もありませんでした。

しかし我が子も1歳近くなると、当然のことながらどんどん自我も芽生えてきます、赤子といえど「人対人」なので、育児なんぞ思い通りにならなくて当然!と心構えていたものの、だんだん目の前の我が子との時間が穏やかでなくなってきました(笑)

目の前の我が子が何を考えているのかよくわからん!という状態ですね。

そこで私はふと思い立ちました。人類がこの世に誕生してから何100万年もたっているはず!そして、人の成長や発達についてはきっと研究されまくっているはず!だったら、赤ちゃんが何を考えているかのヒントになるような、読みやすい学問書を探してみよう!

そうして出会った本が、今回ご紹介する『手にとるように発達心理学がわかる本』でした。

なんだか難しそう…どんなことが書いてあるの?

この本はいわゆる育児書とは違い、「発達心理学」という側面から、赤ちゃんのことだけでなく胎児期、赤ちゃん期、幼児期、児童期から人が死ぬまでについて書かれています。特に赤ちゃんや幼児期の頃についての項目が多いので、プレママ・ママ・保育従事者にはとてもオススメの1冊です。

例えば赤ちゃん期でいうと、赤ちゃんがかわいく見える秘密や、「怒り」という感情はいつごろ芽生えるの?など。幼児期でいうと、子どもは相手の気持ちをいつ頃から分かるようになるのか?また、ひとりごとを言うのはなぜ?など。このように、子育て中のママなら気になる項目ばかり。子どもの発達に関するつまづきや、今後迎えるであろう反抗期についての項目ももちろんあります。

また、成年期や成人期になると娘にとって魅力的な父親とは?また、子どもができてからの夫婦関係、高齢者になって死を迎える事についてなど…。我が子の成長だけでなく、自分が育った家庭や自分がまさに今おかれている状況、そしてこれから迎えるであろう状況、親世代がおかれている状況などについても、考えるきっかけとなるような項目が多数あります。

本なんて読む余裕がない!そんなママにこそ読んで欲しい

いかがでしょうか?「発達心理学」だなんて、なんだか難しそう…という先入観はひとまず置いておき、まずはパラパラ~っとページをめくってみてください。この本にはイラストもたくさん載っているので、とっても読みやすいですよ!

人それぞれの解釈次第ではあるのですが、私はこの本を読んでみて、「あ〜なるほど!我が子は今、怒りや悲しみの感情が芽生える時期だから、最近ちょっと怒りっぽいのかな」など、子どもの発達と心理に納得することができました。そのため、子どもが怒りやすくても戸惑うことがなくなったり、子どもの様々な行動についての理解も深まって、以前よりも育児がラクチンになりました。

今、子育てに困難を感じているママさん。必ずしも、この本があれば楽になれる!と言いきれるわけではありません。でも、育児書の枠を飛び越えて、「発達心理学」という側面から自分の育児やママ自身の感情と向き合うことも、心穏やかに育児をしていくための助けになるかもしれませんよ。

本なんて読む余裕がない…というママにこそ、ぜひ読んでほしい1冊です!

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