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公開 2023年12月29日  

「50代の夫がリストラ」されたとき妻ができる3つのこと

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夫が大黒柱なら、50代でリストラされると家計は大きなダメージを受けます。精神的なショックや焦りも大きいと思いますが、まずは気持ちを落ち着けて、妻として次の3つのことに取り組みましょう。
なお、この記事の内容は妻が働いていて、夫が専業主夫の場合にも当てはまります。


1 リストラ後にもらえるお金を知る

リストラで収入が途絶えても、もらえるお金について知っていれば、落ち着いて生活を立て直すことに専念できます。

まず、ハローワークで失業給付をもらう手続きをしましょう。
金額の目安は退職前の給与の5~8割です。
20年以上勤めて50代でリストラされた場合、認定を受けた7日後から最大1年間、毎月失業給付をもらえます。

未払いの残業代があるなら、会社に支払いを求めましょう。
残業代は過去3年分さかのぼって請求できるので、金額や振込先を書いた請求書を作り、内容証明で会社に送りましょう。会社が応じないなら、労働基準監督署に相談する方法もあります。

それでも生活が厳しければ、生活福祉資金貸付制度や生活保護も使えます。

2 やりくりの計画を立てる

リストラされると先の見通しが立ちにくくなるため、しばらくは生活水準を下げ、生活費をコンパクトに抑えましょう。

家計簿をつけているなら、項目ごとに節約できないか考えてみてください。
たとえば、外食を減らす、格安SIMに切り替える、いらない保険を解約するなどが考えられます。

住宅ローンの返済が難しいときは、返済期間を延ばすと毎月の返済額を減らせるかもしれないので、早めに銀行に相談しましょう。

3 収入を増やす方法を考える

生活のめどが立つまで、妻も収入を増やすことを考えましょう。
正社員やパート、派遣社員として働くほか、在宅ワークで仕事を受ける方法もあります。

妻も働いているなら、資格をとって転職する、正社員を目指す、シフトを増やす、副業を始めるなどを考えましょう。

ただし、仕事を増やし過ぎると生活が回らなくなるおそれがあるので、夫と相談しながら無理のない働き方を探してください。

50代の夫がリストラされると、先が見えない不安から夫を責めたくなったり、逆に自分が支えなければと焦ってしまったりするかもしれません。

しかし、まずはお金の不安がなくなるよう現状を整理し、二人で困難を乗り越えましょう。

文・木崎 涼(ファイナンシャル・プランナー)
編集・dメニューマネー編集部
記事提供:dmenuマネー

元記事
https://money.smt.docomo.ne.jp/column-detail/1152288.html
掲載日:2023/11/28

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