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公開 2023年06月16日  

葛飾区の子供・子育て支援まとめ。令和5年から給食費無償化、独自の出産給付金も。

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東京都葛飾区の子供・子育て支援をまとめました。
独自の子育て支援事業を多く実施している葛飾区の各種サービス詳細をご紹介します。


目次 葛飾区子育て支援の最新トピック
幼稚園・保育園について
認定について
施設の利用について
保育料について
「子育て世帯生活支援特別給付金」とは?
「子育て世帯生活支援特別給付金」の受給方法は?
葛飾区の子育てで利用できる給付金・支援制度
子育てひろば
ベビーシッター利用支援
子育てのお悩みを相談できる場所
まとめ

葛飾区子育て支援の最新トピック

令和5年4月1日以降に生まれる児童を養育する方を対象に、区独自の「かつしか出産応援給付金」が支給されます。

支給額は児童一人当たり50,000円で、所得制限はありません。

そのほか、令和5年4月から、子ども医療費助成の対象を高校生等まで拡大、区立小中学校の給食費完全無償化、3歳未満の多胎児用ベビーカー購入・レンタル費の助成など、新設の子育て支援が複数スタートしています。

幼稚園・保育園について

お子さんを預ける施設にはいくつかの種類があります。

1、認可保育所
仕事や病気などの理由で、家庭で0歳~就学前のお子さんの保育ができない場合に、保護者に代わって保育をする施設です。
2、認証保育園
保育を必要とする方が利用できる、東京都の認証を受けた保育施設です。
3、認定こども園
幼児教育と保育の両方の機能を併せ持つとともに、すべての子育て家庭を対象に子育て支援事業を行う施設です。
4、小規模保育所
少人数を対象に家庭的保育に近い雰囲気のもと、きめ細やかな保育を行う施設です。
5、区立幼稚園
幼児を保育し、その心身の発達を助長することを目的とする学校です。満4才から小学校就学の年の満6歳になるまでの幼児に入園資格があります。
6、私立幼稚園
7、幼児を保育し、その心身の発達を助長することを目的とする学校です。満3才から小学校就学の年の満6歳になるまでの幼児に入園資格があります。私立幼稚園は民間の施設です。入園料や保育料の補助があります。
8、幼稚園類似施設
幼稚園教育を行うことを目的とし、東京都知事が認定した幼稚園類似の幼児施設です。3歳~6歳の未就学児が対象です。

その他、保育ママやベビーシッターといった預け先も選択することができます。

葛飾区の待機児童数

令和4年度4月1日時点の葛飾区の待機児童数は0名です。

認定について

認定区分

保育施設を利用するためには、認定区分ごとに申し込みが必要です。
認定区分は以下の3種類です。

・1号認定(教育標準時間認定)
…お子さんが満3歳以上で、幼稚園等での教育を希望される場合(3歳~就学前まで)

・2号認定(保育認定)
…お子さんが満3歳以上で、「保育の必要な事由」に該当し、保育所等での保育を希望される場合(3歳~就学前まで)

・3号認定(保育認定)
…お子さんが満3歳未満で、「保育の必要な事由」に該当し、保育所等での保育を希望される場合(0歳~2歳まで)

利用できる施設

認定区分ごとに利用可能な保育施設が異なります。
保育園を利用したい場合には、2号または3号の認定が必要です。


・1号認定(教育認定)
…幼稚園、認定こども園(幼稚園部分)

・2号認定(保育認定)
…認可保育園、認定こども園(保育部門)

・3号認定(保育認定)
…認可保育園、認定こども園(保育部門)、家庭的保育事業所(保育ママ)、小規模保育事業所

保育認定について

2号と3号の認定には、両親の就労状況などの審査が必要です。
認定( 2号・ 3号)を受けるには、保護者のいずれもが下記①〜⑧の事由いずれかに該当する必要があります。

①就労
・就労の最低基準は、常態として月48時間(目安として週3日かつ日中4時間)働いている場合です。
・出産を控えている方は、「妊娠・出産」の事由に該当する場合があります。
・育児休業中の方は、入園希望月の翌月1日までに復職できる場合に申込みできます。育児休業中の方で転園が決まった場合は、復職が必須になります。
②妊娠・出産
・お子さんが保育施設に在籍できる期間は、出産予定月をはさんで前後2か月(計5か月間)です。
・出産休暇明けに復職を予定している場合は、就労の要件で申込むことができます。
③保護者の疾病・障害
④同居親族等の介護・看護
・別居している方を介護・看護している場合は、「申立書」に理由をご記入ください。
⑤災害復旧
⑥求職活動
ただし、採用内定がある場合は就労に準じる。
・入園後3か月以内に必ず、申請内容変更届及び就労(採用内定)証明書の提出が必要です。
・就労開始が確認できない場合は、原則、退園していただきます。
⑦就学・職業訓練
・趣味の講座やカルチャースクール、スクーリングのない通信教育などは対象外です。
・常態として月48時間(目安として週3日かつ日中4時間)以上学習に専念している場合です。
⑧その他区長が認めた場合

また保育施設を利用できる時間には、「保育標準時間(1日あたり最大11時間)」と「保育短時間(1日あたり最大8時間)」に分けられます。
どちらに該当するかは、保育の必要性の事由や申請時の保護者の希望等に基づいて決まります。

施設の利用について

利用手続きの流れ(1号認定)

・願書配布時期……毎年10月15日ごろ

■区立幼稚園
(1)「教育・保育給付認定(1号認定)申請書」(以下、申請書)に必要事項を記入してください。
(2)入園を希望する幼稚園に、申請書を願書と併せてご提出ください。
(3)園が、申請書をとりまとめて教育委員会事務局に提出します。
(4)園から提出された申請書を教育委員会事務局が確認し、教育・保育給付認定を行います。
(5)教育委員会事務局が、保護者の方に支給認定証を交付します。

■新制度私立幼稚園・認定こども園(教育部分)
各幼稚園で配布される教育・保育給付認定(1号認定)申請書を幼稚園に提出してください。
葛飾区から支給認定証(1号認定)を送付します。

利用手続きの流れ(2号、3号認定)

①教育・保育給付認定申請・入所申込
保育の必要性の認定と保育所の入所申込みを同時に行うことができます。
②利用調整
③支給認定証の交付
葛飾区から支給認定証が交付されます。
支給認定証は利用調整結果通知書と合わせてご自宅に郵送されます。
④入所内定
内定された方には入所予定月の前月20日頃に区から電話連絡があります。
⑤面接・健康診断
⑥入所決定
⑦入所

詳しくは参考リンクより、「保育施設利用申込案内」をご確認ください。

保育料について

葛飾区の第一子0歳児の保育料は、月0円~57,500円です。

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「子育て世帯生活支援特別給付金」とは?

食費等の物価高騰に際し、特に大きく影響を受ける低所得の子育て世帯に給付金を支給する制度です。
令和5年度は対象となる家庭に児童1人あたり5万円が支給されます。

「子育て世帯生活支援特別給付金」の受給方法は?

ひとり親世帯の場合

【申請が不要な方】

・令和5年3月分の児童扶養手当を受給した方、令和5年4月分から新たに児童扶養手当を受給している方は、令和5年5月25日(木)に支給されています。

【申請が必要な方】

・遺族年金などの公的年金を受給していることで、令和5年3月分の児童扶養手当を受けていない方
・令和5年5月~令和6年3月の間のいずれかの月の分の児童扶養手当受給者となった方
・物価高騰等の影響を受けて家計が急変し、収入(令和5年1月以降の任意の月の収入)が児童扶養手当の対象となる水準に下がった方

該当の申請書、申込書、収入額のわかる書類等の提出が令和6年2月29日(木曜日)まで(必着)に必要です。
※令和6年3月分の児童扶養手当の認定(又は額の改定の認定)を受けた方は、令和6年3月15日(金曜日)まで(必着)。
申請方法の紹介は以下の参考リンクよりご確認いただき、お困りの際は以下までお問い合わせください。

■こども家庭庁コールセンター
※受付時間:9時00分~18時00分(土日祝除く)
電話番号:0120-400-903

ひとり親世帯以外の低所得の子育て世帯

【申請が不要な方】

・令和4年度の「低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金(ひとり親世帯以外の低所得の子育て世帯分)」の支給を受けたご家庭には、令和5年5月25日(木)に支給されています。

【申請が必要な方】

・18歳未満の児童(※)を養育している方で、令和5年度分の住民税均等割が非課税の方
※平成17年4月2日から令和6年2月29日までに生まれた子
※障がい児については20歳未満(平成15年4月2日から令和6年2月29日までに生まれた子)

・18歳未満の児童(※)を養育している方で、物価高騰等の影響を受けて家計が急変し、収入(令和5年1月以降の任意の月の収入)が住民税均等割の非課税相当となった方【家計急変者】
※平成17年4月2日から令和6年2月29日までに生まれた子
※障がい児については20歳未満(平成15年4月2日から令和6年2月29日までに生まれた子)

該当の申請書、申込書、収入額のわかる書類等の提出が令和6年2月29日(木曜日)まで(必着)に必要です。
※令和6年3月分の児童手当又は特別児童扶養手当の認定(又は額の改定の認定)を受けた方は、令和6年3月15日(金曜日)まで(必着)
申請方法の紹介は以下の参考リンクよりご確認いただき、お困りの際は以下までお問い合わせください。

■こども家庭庁コールセンター
※受付時間:9時00分~18時00分(土日祝除く)
電話番号:0120-400-903

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葛飾区の子育てで利用できる給付金・支援制度

かつしか出産応援給付金

令和5年4月1日以降に生まれた児童を養育する方が対象の支援です。

所得制限なしで、児童一人当たり一律5万円が支給されます(1回に限ります)。

出生したお子さんの「児童手当の認定請求をするとき」または「出生した児童の乳幼児医療証の交付申請をするとき」と同時に、同一書式により申請ができます。

マタニティパス

母子健康手帳の交付を受けてから1年を経過していない方が対象の支援で、5,500円分をチャージした交通系ICカードを受け取ることができます。

交付を受けるには、担当窓口での申請が必要です。

三人乗り自転車等購入費助成事業

対象となる自転車・関係物品を新たに購入する方に購入費用の一部を助成する事業です。

購入費助成額は、購入金額の2分の1の額となります(助成額上限5万円)。

以下の要件にすべて当てはまる方が対象です。
・葛飾区にお住まいの方。
・小学生未満のお子さんを2名以上養育されている方。
・本人または同じ世帯の方が、過去3年以内に本事業の助成を受けていないこと。

※事前申請制ですので、必ず購入前に申請してください。

助成の対象となる品目等は、参考リンクからご確認ください。

多胎児用ベビーカー購入等費用助成事業

葛飾区に居住している、3歳児未満の多胎児を養育するご家庭を対象に、2人乗り用ベビーカーの購入・レンタル費用の一部を助成する事業です。

購入(レンタル)費用の2分の1の額が助成されます。
※助成金額の上限は合計3万円とします。

助成を受けるには、必要書類の提出が必要です。

子どもの医療費助成

葛飾区に居住しているお子さんが、医療機関等で診療や調剤を受けたとき、健康保険適用による自己負担分を葛飾区が助成する制度です。

対象は0歳~18歳になる年度末までのお子さんで、保護者の所得制限はありません。

医療証の交付を受けるには、申請が必要です。

就学援助(公立小・中学校でかかる費用の援助)

葛飾区に居住している経済的に就学が困難なご家庭に、学用品や学校給食などにかかる費用の一部を援助する制度です。
就学援助は保護者の申請に基づき、世帯全体の前年所得額が基準となります。

援助の内容は、学用品・通学用品費、学校給食費、 修学旅行費 、クラブ活動費など多岐にわたります。

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子育てひろば

「子育てひろば」とは?

葛飾区内の教育・保育施設内や地域交流施設内に開設されている、0~3歳のお子さんと保護者が対象の利用施設です。

お子さんと自由に遊べることはもちろん、保護者同士で情報交換ができたり、体操や子育て講座、イベントなど親子で楽しめるプログラムに参加することもできます。

また、子育てに関する相談や乳幼児期の食事についての悩みなど、ベテランの保育士や栄養士に相談することができます。

利用対象

主に0~3歳までのお子さんとその保護者が対象です。

施設により利用可能曜日や時間が異なりますので、利用したい施設のホームページをご確認ください。

利用料

無料です。

保育園の給食体験会等の特別なプログラムが実施される際には、参加料の有無をご確認ください。

ベビーシッター利用支援

概要

葛飾区は「東京都ベビーシッター利用支援事業」の対象自治体です。

保護者がリフレッシュなどの目的で使用するベビーシッター利用料金の一部を葛飾区が補助してくれます。

令和5年版の利用概要をご紹介します。

対象者

葛飾区に住民登録のある方。

※お子さんが保育園・幼稚園に通っている場合にも申請できます。
保育の必要性の認定がなくても、対象年齢なら利用できます。

対象児童

0~5歳児クラス(未就学児)に相当する児童

対象期間

令和5年4月1日~令和6年3月31日

利用時間帯

24時間365日(土・日・祝日・年末年始も対象)

利用上限

児童1人当たり年間144時間まで
多胎児(ふたご・みつご)の場合は、児童1人当たり年間288時間まで

※令和5年度の途中で出生した場合でも、144時間(多胎児の場合は、児童1人当たり288時間)のご利用が可能です。

補助上限額

【通常時間帯】午前7時~午後10時……1時間2,500円上限
【夜間時間帯】午後10時~翌朝午前7時……1時間3,500円上限

※ベビーシッター事業者から請求される料金のうち純然たる保育サービス提供対価(税込み)のみが対象です。
入会金、会費、交通費、キャンセル料、おむつ代などの実費等、家事援助、送迎、ピアノ指導、英会話授業等、クーポン等で割引された料金等は対象外です。

利用できるベビーシッター業者

東京都ベビーシッター利用支援事業(一時預かり)認定事業者

ご利用の流れ

(1)東京都のホームページに掲載された認定事業者から事業者を選び、直接利用の契約をする。
(2)利用の際、ベビーシッターから『ベビーシッター要件証明書』を受け取る。
(3)サービスを受けた後、利用料を事業者に支払い、領収書等を受け取る。
(4)申請書に領収書等の必要書類を添付して、子育て応援係に申請する。

申請方法

葛飾区が指定する4つの申請書類を葛飾区子育て応援課子育て応援係に提出します。

提出書類

(1)ベビーシッター利用支援事業助成金申請書【一時預かり利用支援】
(2)別紙利用内訳書(児童ごとに作成してください)
(3)事業者が発行した領収書(氏名、利用日、利用時間、保育料の支払いがわかるもの)を添付
※領収書で上記内容が確認できない場合は、事業者が発行した請求書や内訳書も添付してください。
(4)ベビーシッター利用支援事業(一時預かり)補助事業ベビーシッター要件証明書(事業者が発行)

申請書類の提出先・お問い合わせ先

住所:〒124-8555 葛飾区立石5-13-1
葛飾区 子育て応援課子育て応援係
電話:03-5654-6357(直通)

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子育てのお悩みを相談できる場所

子育て相談、子ども相談、妊娠・出産に関する相談、発達相談、虐待に関する相談、教育相談などを多様な施設の相談することができます。

■葛飾区役所代表番号
03-3695-1111

子ども総合センターの相談

子どもと家庭に関する相談窓口です。

区内に居住している18歳未満のお子さんと家庭に関することであれば、ひろく相談可能です。
相談内容に応じて、臨床心理士や専門の職員が対応してくれます。

■子育て相談
「育児に不安や負担を感じている」、「お子さんを怒鳴ったり叩いたりしてしまう」、「子育てについて家族の理解や協力が得られない」などの相談をすることができます。
相談内容によっては、臨床心理士が対応してくれます。

電話:03-3602-1386
午前8時30分から午後5時まで(日曜日・祝日・年末年始を除く)

■子ども相談
いじめや家に帰りたくない等の子ども自身からの相談に対応してくれます。

電話:03-3602-1386
午前8時30分から午後5時まで(日曜日・祝日・年末年始を除く)

■子どもの発達相談
小学校入学前までのお子さんの発達に関する相談をすることができます。

子ども家庭支援課(子ども総合センター)発達相談係
葛飾区青戸4-15-14 健康プラザかつしか内
電話:03-3602-1388
午前8時30分から午後5時まで(月曜日から金曜日※祝日・年末年始を除く)

■妊娠・出産どうしようコール
妊娠がわかって悩んでいる、出産後の養育について心配がある等の妊娠・出産に関する悩みに、専門の職員が一緒に考え、相談内容に合った支援をしてくれます。
匿名での相談も可能です。

電話:03-3602-1391
午前8時30分から午後5時まで(月曜日から金曜日※祝日・年末年始を除く)

子ども総合センターでは、電話相談のほか、メール相談、総合センター面接室での面接相談、ご家庭への訪問やお近くの児童館等での面接相談も可能です。

虐待に関する相談

虐待を受けていると思われる18歳未満の児童を発見した場合に、相談・連絡することができます。
匿名での相談も可能です。

■葛飾区子ども総合センター児童虐待通報相談専用電話
※月曜日から土曜日午前8時30分から午後5時まで(日曜日・祝日・年末年始を除く)
03-3602-1389

他にも、複数の相談窓口がございますので、参考リンクよりご確認ください。

教育相談

学校・家庭生活での悩みごとや子どもの不登校・発達に関する心配ごと・いじめについて、心理専門員や教職経験者に相談することがき、解決に向けての支援をしてくれます。

■総合教育センター 教育相談・いじめ相談
月曜日から金曜日の午前9時から午後5時まで(祝日、年末・年始を除く)
電話番号:03-5668-7603(直通)
電話番号:03-5668-7601(代表)教育相談希望とお伝えください。
※来所での相談は予約制です。お子さん本人からの相談も受付けています。

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まとめ

葛飾区では「かつしか子育て7つの安心」を掲げ、妊娠・出産から子育て期までの切れ目のない相談・サポート体制を整えています。

支援のスタートとなる事業が、母子手帳の交付を受けた妊婦の方が対象の「ゆりかご面接」です。
出産、育児に関する相談を保健師・助産師にすることができ、面接を通して、一人一人の状況に合わせたサポートプラン「葛飾区ゆりかごプラン」を作成してくれるほか、妊娠子育て応援券(こども商品券1万円分)を受け取ることができます。

また、双子・三つ子を妊娠した方へのサポートに力を入れていることも特徴的です。
例えば、多胎児家庭と3歳未満の子どもを育てる家庭が対象の「子育て家庭家事サポーター派遣事業」では、食事の支度、洗濯、買い物、健診等の付き添いなどを行ってくれる家事サポーター派遣サービスを、区の補助により1時間300円で利用することができます。
その他にも、「多胎児家庭応援券」(こども商品券・1世帯当たり24,000円分)の交付、多胎妊娠に伴う妊婦健康診査追加助成、多胎児用ベビーカーの購入・レンタル費の助成など、多様な支援を用意しています。

マタニティパスの交付をはじめ、三人乗り自転車等購入費助成事業、おむつ替え・授乳のできる赤ちゃんの駅の設置など、家庭内だけでなく、子どもとおでかけする際のサポートも充実しており、地域で安心して子育てができる取り組みがなされています。

さらに、学齢期の支援も年々、拡充しています。
今年度の区の予算決定のお知らせでは、天候に左右されない水泳授業実施を目的とした学校外の屋内温水プールの活用、小学校5・6年生で実施している英語体験プログラムを中学1年生まで拡大、小学1・2年生での英語教育の実施など、複数の事業例が紹介されています。

葛飾区は、妊娠・出産から学齢期まで、多彩な支援を行っている自治体といえるでしょう。

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