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公開 2015年07月09日  

離乳食作りに慌てないために!妊娠中から離乳食を考えた食事作りのススメ

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子どもの成長は早く、あっという間に離乳食の時期に入ってきます。生まれてから準備を始めるというのももちろん良いですが、実際生まれてみると忙しくてそれどころじゃないという話もよく聞きます。赤ちゃんに良いお食事は、大人にも良いお食事です。妊婦の時代から、栄養バランスも考えつつ、離乳食のための準備をしておきましょう。


食事作りの過程で、「これは使えるかも?」を考える

いざ、離乳食を作る段階になって慌てなくても大丈夫。「離乳食」という食事を作るわけではなく、食事を作る過程で赤ちゃんでも食べられる形や味付けに変化させるだけなんです。余裕のある妊娠中(お仕事をされている方は産休に入ってから)に、食事を作る時に離乳食も意識できると良いですね。



味噌汁を作る時、味噌を回す前にちょっと考えてみてください。この中に、赤ちゃんでも食べられる食材は入っていませんか?ニンジンやダイコン、豆腐など、出汁で湯がいただけの食材です。味噌をまわす前に取り出しておけば、離乳食の一品になりますよ。



ホウレン草のお浸しを作る時、湯がいて味付けする前に、少し分けてミキサーでペースト状にしてみたら、これもまた赤ちゃんが食べられる食品になります。シチューやカレーを作る時、そこからジャガイモなど取り出せますよね。お肉は別にしておいたほうが良いかもしれません。



写真のスープはビシソワーズです。通常はコンソメなどの洋風だしでしょうが、我が家では昆布だしで作ります。昆布だしでジャガイモを湯がいてミキサーにかけます。ここから、大人用には牛乳や塩コショウをしますが、赤ちゃん用はこのままでじゅうぶん。



このように、普段のお食事の中から、ちょっとよけるだけで赤ちゃんが食べられる状態を保てます。毎日のお食事を作る中で、少し離乳食を意識してみると、意外と簡単に赤ちゃんのお食事も準備できますね。

ちょっとひと手間!出汁を取る習慣をつける

赤ちゃんに食べさせる食事、薄味だな~っていうイメージがあるかと思います。基本的にはお野菜の素材の味で十分です。ちょっと味付けしたい時には、お出汁を使いましょう。



●●の素とか、ベビー用出汁、とか売ってあるようですが、出汁は家庭で簡単に作れます。普段、顆粒出汁を使われている方には、出汁を取るということはとてもハードルの高いことのように感じられるかもしれません。しかし、何も料亭のように出汁をとるわけではありません。家庭で使う程度の出汁ですから、簡単でもいいのです。



我が家でとっても簡単にとっている方法としては、1Lの水に10gの昆布を入れて、冷蔵庫で一晩放置。これならちょっとできそうじゃないですか?



時には、干しシイタケを入れてもいいでしょう。カツオ出汁にしたい時には、この昆布出汁をお鍋に入れて、沸騰直前で鰹節を入れて、沸騰したら火を止める。それだけです。手抜き出汁でも、十分美味しくいただけますよ。

食事の際には汁物を1品取り入れる

子どもにとって、食事で水分を摂ることはとても大切。最近は、食事に汁物がない家庭も少なくないようですが、ごはんに味噌汁、パンにスープ、ぜひ食事には汁物を取り入れるようにしましょう。



妊婦さんは、塩分を気にされて汁物を減らす傾向にあるかもしれませんね。塩分は、食卓塩でなく、カルシウムやマグネシウムを含んだ天然塩・自然塩を使用することで、血圧の上昇を防いだり、浮腫みの予防にもつながります。



昔から、日本では一汁三菜と言われます。主食に主菜1品、副菜2品、汁物でバランスの取れたお献立を考えるようにしましょう。

妊婦中から気を付けておけると、離乳食時代が楽になりますよ。

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