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【医師監修】妊娠中・産後におしりの出血や痛みが!よくある症状や応急処置方法は?(2ページ目)

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妊娠中や産後、多くのママたちを悩ませるのがおしりのトラブルです。用を足すときに起こる突然の出血や痛みなど、思いがけないトラブルは焦りや不安につながるもの。今回は妊娠中や産後のママに起こりやすいおしりトラブルについて、よくある症状や自分でできる応急処置の方法についてご紹介します。
監修:八丁堀さとうクリニック 佐藤杏月先生


痛みや出血などのおしりトラブルが起こった場合、まずは起こっているおしりトラブルがどのような状態であるかを確認しましょう。

出血がある、痛みがある、腫れている…それぞれの症状により、適切な処置が異なります。

ただし、ご紹介する方法はあくまでも症状が軽いうちの処置方法です。

症状がひどくなる前に病院で受診するようにしましょう。

【排便時に出血がある場合】
排便時の出血は、自然に止まるケースがほとんどです。

止まりにくい場合は、清潔なティッシュなどで肛門を10分くらい圧迫して止血するようにしましょう。

血が止まったあとは、下着にナプキンやトイレットペーパーを敷いてなるべく安静にし、おしりに負担をかけないようにしましょう。

ただし、便に黒ずんだ血が混じっている場合は、大腸などからの出血の可能性があるため、なるべく早く病院を受診しましょう。

【痛みがある場合】
まずは安静にし、全身の力を抜いておしりに力を入れないようにしましょう。

リラックスできたら、しばらくそのままの姿勢で安静にしましょう。

安静にしているだけでも痛みが和らいでくることがあります。
さらに、いぼ痔もしくは切れ痔で強い痛みが続く場合は、おしりを温めてあげると症状の緩和が期待できます。

半身浴やぬるま湯のお風呂に浸かってゆっくりとおしりを温めたり、ホットタオルを患部にあてると効果的です。

使い捨てカイロを下着の外側にあててもいいでしょう。

【肛門が切れている場合】
肛門が切れている場合は、傷口からの細菌の侵入を防ぐために、清潔に保つことが大切です。

毎日の入浴は、おしりを清潔に保てる上に、肛門部を温めて血行を促すことができるのでおすすめです。

【腫れている場合】
肛門の周囲が熱をもって赤く腫れ、ズキズキと激しく痛む場合は、患部を冷やしましょう。

患部が化膿しているときに温めると逆効果なので注意しましょう。

また、肛門の周囲から膿がでているときには、排便後、座浴でおしりの周囲を清潔に保ちましょう。

発熱や、おしりに熱をもっている、膿が出ている場合は痔ろうの可能性があります。

このような痔ろうや、その前段階の肛門周囲膿瘍は市販薬で治すことはできません。

これらの症状があるときは、なるべく早く専門医を受診しましょう。

【肛門から何か出ている場合】
肛門から何か出ている場合、もっとも考えられるものがいぼ痔です。

手で触れても痛くないときは、肛門をきれいにした後、脱出物を肛門にそっと押し戻しましょう(ただし、無理に押し込まないようにしてください)。

【かゆい場合】
かゆみのケアで一番大切なことは清潔を保つことです。

排便後におしりを丁寧に拭き、清潔な状態を保ちましょう。

通気性のいい綿などの下着をつけるようにしましょう。

また、普段のおしりの拭き方を見直すことも大切です。

温水洗浄便座で肛門を洗いすぎるとカサカサしたかゆみが発生することもあります。

洗いすぎには注意しましょう。


妊娠中・産後の痔の治療における注意点

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いぼ痔や切れ痔で痛みを伴う場合、応急処置をしても症状がよくならない場合、市販薬を使用することも方法の一つです。

もし妊娠中や授乳中に使用を検討する場合は、その薬が妊婦や授乳中でも使えるのかどうか、薬剤師・登録販売者に確認してから使用しましょう。

また妊娠中の出血は、痔が原因の出血なのか、そのほかの子宮などからの不正出血なのか判断がむずかしい場合もあります。

そのため、症状がみられたときには早めに肛門科や産婦人科に相談するようにしましょう。


自己判断をせず、早期受診を

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妊娠中・産後のおしりトラブルは多くの方が抱える悩みなので、極端に心配する必要はありません。

しかし、ただの痔だと自分で決めつけ、放置するのはよくありません。

気になる症状があれば早めに受診しましょう。

受診の前に症状を一時的に落ち着かせる方法として、本日ご紹介したことも試してみてください。


【監修】佐藤杏月先生

この記事を書いた人
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Yuri

薬剤師兼美容系ライターをしている1児のママ。子どもとのお菓子作りが趣味です。...

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