女性が働くには厳しい時代を、子育てと共にかけぬけたさよこ。

亡くなっても消えなかった、不満と、不服と、悲哀と、遺恨。

そんな時間が祖母に植え付けた、「理想の子育て」に戸惑うひなた。

そして、さよこの過去をインプットし、結論を導き出すコハル。

親にとって、子どもとは。

子どもにとって、親とはーー?



※この物語はフィクションです。実在の人物、場所とか関係がありません。