苺がある日は食卓が戦場に…！でも、その日はちがった。＜第５回投稿コンテスト NO.１０４＞

はじめまして、２歳のゆーくん、０歳のこーくん、2人の息子を子育て中のぐら子です。

我が家は夫も息子も食べることが大大大好き！

なんでも好き嫌いなく食べてくれる息子たち、小さな体なのにもしかしたら私よりご飯を食べているかもしれません（笑）

そんな我が家の男子たちが特に好きな食べ物が「苺」！

普段はお高い果物なので買えませんが、スーパーで安売りしているのを見ると夫や子どもたちの喜ぶ顔が浮かびついつい買ってしまいます。

苺を見るだけで息子たちは大興奮するので買っても食べる直前まで必死に隠しています。

さっきご飯を食べたばかりなのにデザートの苺を出すと目にもとまらぬ速さで食べる夫と息子。

あっという間に減っていく苺をみていると思わず可愛くてほほえましい気持ちになってしまう私。

しかし、最後の1個に息子たちは喧嘩になってしまうこともしばしばあり仲裁が毎回大変なのが悩みでした。

そんなある日のこと、いつも通り苺は瞬く間になくなり残り1個になりました。

いつもなら我先にと苺を取り食べるゆーくんですがその日は何故かすぐ食べようとせず私たちの顔をじーっと見ていました。

なんと大好きな苺をフォークで4等分にし私、夫、弟に「はんぶんこ」と嬉しそうにわけてくれるではありませんか！

突然のことで夫も私も驚きを隠せませんでした。

いつのまに分けることを覚えたのでしょうか、それもあんなに大好きな苺をくれるなんて。

小さな小さな苺でしたが、子どもの成長を感じいつもより何倍もおいしく感じました。

夫と一緒に「ありがとう、おいしいね！」というとゆーくんも満足げな様子。

ゆーくんは喜んでもらえたのがうれしかったのか、その日から苺だけでなくなんでも最後に残ったものはみんなに分けてくれるようになりました。

ゆーくんが食べることが大好きなのをよく知っているので、好きなものを分けてくれる気持ちが嬉しく、「はんぶんこ」してくれるたびに毎回とてもあたたかい気持ちになります。

きっとほかの人から見ると何でもないことだと思いますが、これが私の幸せな育児あるあるです！


（ライター：ぐら子）