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幼稚園入園を目の前に転勤辞令。娘の言葉で踏み出せた、引っ越し先での第一歩

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我が家は転勤族で、双子が3歳の時引っ越しを経験しました。見ず知らずの土地で、知り合いもいない中での双子育児。孤独感と不安でいっぱいだった私を救ってくれたのは娘のひとことでした。

心待ちにしていた幼稚園入園

我が家には小学校2年生の男女の双子がいます。

夫は転勤を伴う仕事をしているため、これまで2回の子連れ転勤を経験しました。

一度目は、双子が生後5ヶ月のとき、広島から福岡へ。

二度目は、双子が3歳のとき、福岡から横浜へ引っ越しました。


3歳といえば幼稚園入園の年です。

先輩双子ママから

「うちは3歳になって幼稚園に通うようになってから、少し楽になったよ」

という話を聞いて以来、幼稚園入園を一つの目標に2歳からプレ幼稚園に通わせ、入園準備を進めていた私。

ようやく子育てのフェーズが一段上がる。

そんなタイミングでの転勤辞令でした。


双子の幼稚園入園計画は頓挫し、引っ越し準備をすることになりました。

仕切り直して、横浜の幼稚園を探そう!

引っ越しの荷物を梱包しながら、横浜の幼稚園情報を収集しました。

でも土地勘がないため、なかなか思うように進まないリサーチ。

そんなとき、横浜に住んでいる友人が、幼稚園入園用の情報誌を送ってくれました。

なんと!幼稚園入園のために雑誌が発刊されているなんて、知りませんでした。

引っ越し準備の合間に、新しい家から通えそうな幼稚園をさがしました。


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いざ引っ越してみると……


引っ越したのは3月の終わり。

本当だったら、もうすぐ入園式を向かえるはずだった3歳の春。

事前にチェックしていた幼稚園に連絡してみるも、定員オーバーだったり、空きがあっても1人だけ。

そんなことが続き、思っていた以上に幼稚園探しは難航しました。

さらに、頭を悩ませたのは、2人分の幼稚園の入園金でした。

ようやく受け入れてくれる幼稚園を見つけても、福岡で予定していた費用の倍以上の入園金が必要。

当時、専業主婦だった私にはハードルの高いものでした。

引っ越しの荷解きと、幼稚園選びに悩んでいる間、夫は仕事で不在。

まさにワンオペの私には、相談する相手もいませんでした。

知り合いもいない街で、幼稚園にも通うことが難しいかもしれない。

途方にくれていた私は、双子たちに毎日ジブリ映画を見せてやり過ごしていました。


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誰もいない公園で溢れた涙


そんなある日のこと。

その日も朝からジブリ映画を見て、昼から公園に向かいました。

双子たちの姿を見ながらぼーっとしていたとき。

「3歳になったら楽になったよ」

あの言葉が蘇ります。

たしかに楽になった部分もある。

でも一人で双子の相手をすればするほど、行き詰まり、しんどくなっていくのも事実でした。

あと1年、自宅で双子を育てるしかないのかもしれない。

果たしてこのままやっていけるだろうか。

不安で押しつぶされそうになり、気づくと私は誰もいない公園で一人、泣いていました。


私はひとしきり泣き、双子たちはひとしきり遊び……

もう2年保育にしよう。

双子たちも自分たちで遊んでくれるようになってきたし、3人でやっていけるかな。

そんなことを考えつつ、夜ご飯の買い出しにスーパーへ行くことにしました。


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絶妙なタイミングだった娘のことば


スーパーでの買い物。

そんな日々の生活の1コマでも、当時の私にとっては大変なことでした。

カートに乗る順番で毎回けんかが始まるのです。

「じゃあ、どっちかがカートを押す係をしよう」と言ってみても、今度は「自分がカートを押したい!」とけんか。

必要最低限のものを買って帰る。

ただそれだけのことなのに、どうしてこんなに時間がかかるのだろう。

夜ご飯の材料をかごに入れ、帰ったらご飯を作り、双子に食べさせ、お風呂に入れて、寝かせて……。

一つ一つがのしかかります。

でも、やるしかない。

気合を入れて、帰って夜ご飯を作ろう。


そう思って、レジで会計をしていたとき

「暮らすって物入りね」

と娘が言いました。

これは、”魔女の宅急便”のキキのセリフです。

初めて親元を離れて、新しい街で買い物をしたキキが言った一言です。

私は耳を疑いました。

娘が「物入り」の意味をわかっているのかはわかりませんが、使うタイミングはバッチリ。

店員さんと目を合わせ、思わず笑ってしまいました。


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娘の言葉がきっかけで一歩前へ


「そう、暮らすって物入りなんだよね」

娘の言葉をきいて、モヤモヤしていた私の中に「働く」という選択肢が芽生えました。

新しい街で、新しい環境に戸惑っていたけれど、一歩前に踏み出してみてもいいのかもしれない。

子育て中の再就職はどうしたらいいのか分からないけれど、新しい方向に舵を切ってみよう。

そう思ったのです。

その結果、私は再就職をすることになり、双子たち幼稚園ではなく、保育園への入園が決まりました。


あれから5年、今や双子は小学校2年生です。

あのとき、あの言葉があったからこそ、私は再就職をすることができ、今があります。

途方に暮れて公園で泣いていたあの日には、思ってもみませんでした。

そう思うと、行き詰まった私の心を軽くし、一歩を踏み出す勇気をくれた娘の言葉は、忘れられない大切なひとことです。


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この記事を書いた人
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おぎ

2012年生まれの小学2年生の男女双子の母
転勤族の妻
双子を連れて2度の引っ越し(広島・福岡)経験あり。
現在、都内ベンチャー企業にて短時間正社員として...

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