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「これはスーパー安産なのでは…!」と思っていた私のまさかの出産体験談<投稿コンテストNo.80>

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「出産のかたちは十人十色」。ししゃもさんはご自身の出産を通して、それを強く感じたといいます。


「出産のかたちは十人十色」。

よく言われることではありますが、私がその言葉の意味を実感できたのは、やはり自分も出産を経験した後でした。


私は妊娠当時、一度も検診でひっかかること無く、幸いなことにつわりも軽く短く済み、大変健康なマタニティライフを送っていました。

産休に入るまでフルタイムで休まず働き、産休中もショッピングがてら2万歩歩いてみたり…ととにかく元気な妊婦でした。

そんな調子だったので、「これはスーパー安産なのでは」と謎の自信をもちつつ、陣痛がくるのをドキドキしながら待っていました。

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しかし、正産期に入っても、予定日にも、予定日を過ぎても陣痛は来ず…。

予定日の一週間後の夜に入院し、翌朝から陣痛促進剤を点滴することになりました。

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入院してから、子宮内にバルーンを入れました。

「これでお産がすすむかも」と言われたので、またもや陣痛がくるのをドキドキしながら待ちましたが、いつのまにか寝ていました(看護師さんに翌朝起こされる始末…笑)。

朝から点滴を打ちましたが、陣痛がくるのに4時間かかったので、その間に朝食・昼食を完食。

陣痛がはじまり、こんなもんかぁと余裕でいられたのは最初の1時間くらい。

それからはどんどん強くなる痛みに、水を飲むことも話すこともままならなくなりました。

そんな私の隣にいる夫はというと…うとうとしてる!! 

たまに声を掛けてくれるけど、何をしていいのかわからず…寝てる!!!

おいおい…と頭では思うのですが、私も初産で何をしてもらったら良いのかわからず、話すのも痛いし…と悶えているところに来てくれた助産師さん。

強く腰をさすり、痛み逃しポイント(←勝手に命名)をマッサージしながら「旦那さんになんでも頼んでいいのよ!」と一喝。

心の中でありがとうございますと連呼しました。

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陣痛の間隔も短くなり、「いよいよか!?」と思った夕方。

内診した先生からの「子宮口が開いていないし、これ以上促進剤は使えません。緊急帝王切開に切り替えましょう」とのひとことに、夫婦共々びっくりでした。

あれ?なんか想定外なことになったぞ。

促進剤を使ったら生まれてくるものだと思っていましたが、遷延分娩という、原因不明でお産がすすまない状態になっていたそうです。

「赤ちゃんが元気に生まれてくれればそれでいい!」と頭ではわかっているのですが、なにしろ大きなケガも手術も未経験な私、心の中は不安でいっぱいでした(一番の心配は、麻酔の注射が痛いのでは!という何とも弱々しいものでした…笑)。

手術中、立ち会いが出来ない夫の代わりに私の手を握ってくださった助産師さんの手、とっても心強かったです。

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手術開始から30分後くらいでしょうか、無事長女が誕生しました。

お腹から出てきた娘の顔は、「コピーか!!」と思うほど夫にそっくり。

遺伝子って不思議だなーと、妙に冷静になった私。

思い描いていた感動のシーン感じではありませんでしたが(笑)、その時の娘の顔は今でも覚えています。

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術後は発熱と猛烈な喉の渇き、麻酔が徐々に切れて感じる痛みで疲れているのにほとんど眠れずに朝を迎えました。

そしてここから、痛みとの戦いが始まるのです…。

お腹切っているのだから痛いのは当たり前ですよね。

いや痛いとは思っていました。

でも本当、想像より遥かに痛かったです。

歩くのも、トイレも、食事も、何をするのも痛い。

というか何もしてなくてもずっと痛い。

こんな身体で赤ちゃんのお世話なんかできるのかと、心底不安になりました。

けれど人間の回復力とは素晴らしいもので、術後2日目には格段に良くなりました(それでも元通りには程遠いですが…)。

この日から母子同室開始。

オムツ替えに授乳、何もかも初めて。

おっぱいを飲むのも飲ませるのも初めて同士で最初は全然うまくいきませんでしたが、そこはプロ(助産師さん)に頼りましょう!

おっぱいの大きさや形、赤ちゃんの飲み方を見て、もらえるアドバイスは的確で、とっても助かりました。

コットの中の小さな娘は、よく見ると私に似ているところもあったりして…。

今まで出会ったどんな生き物よりかわいくて、痛みが少し薄れたような気がします。

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