五感とは幼いうちからの積み重ねで磨かれていくものです。そのため、赤ちゃんが毎日口にするもの、触れるもの、聞くもの、嗅ぐものが温もりのあるものだといいなぁと思っています。
温もりある食材が子どもの心を豊かにする!基本の調味料の選び方
365 View毎日口にする食べ物。空腹が満たされればよいわけではありません。食事は私たちの心も満たしてくれる大事なもの。食生活の見直しを始めてみませんか?今回は、温もりある食材と基本の調味料の選び方をご紹介します。
五感は磨かれていくもの
生き物の命を有り難くいただくこと
私たちの身体は食べ物でできています。言い換えれば”他の生き物の命”でつくられています。命でできている身体だからこそ、自然に還りまた違う微生物の命としてつながっていきます。しかし、科学の発達が進み、便利で快適な暮らしや道具を求める風潮が強くなっています。それは私たちが口にする食べ物も同じです。
現代の子ども達は気付かないところで”無機質なもの”を身体に取り入れていると思います。私たちは食べ物を食べなければ生きていく事は難しいです。だからこそ、温もりのあるものを選びたい、食べ物(=命)を子どもには与えたいと私は思います。
他の生き物の命を頂いているからこそ、”いただきます” ”ごちそうさまでした”と言うのだし、”ありがとう”という感謝の気持ちが養われていくのだと思います。
初めから全てを変えることは難しくても、基本の調味料「さ・し・す・せ・そ」を見直すだけで、お料理の味も大きな違いを感じることができます。同じ食材・調理法であったとしても、調味料によって味が大きく変わります。
・さ=砂糖は未精製の黒いもの
・し=塩は主に岩塩や海塩など、塩化ナトリウムやマグネシウム等のミネラルとニガリが自然に含まれているもの
・す=アルコールの入っていない醸造酢
・せ=原材料が大豆・塩・米麹のしょうゆ
・そ=おだしの含まれていない味噌
食品には原材料が必ず記載されています。聞いた事のない材料名やカタカナの名前のものが書かれていたら他の商品と比べてみるのも良いと思います。「こっちの醤油には 小麦・塩・麹・アルコールとかかれているな」「こっちの醤油は 大豆・食塩・米麹だな」このようにして見比べるのもおすすめです。
1番わかりやすいのは「みりん」でしょう。みりんは本来、もち米・米麹・焼酎でつくらています。「みりん」は「お酒」なのです。しかし「みりん風調味料」の原材料は化学調味料の名前がずらずら記載されています。
私が初めて味に差を感じたのもこの「みりん」でした。どこのスーパでも売っている純米みりんから”三河みりん”に変えたところ、砂糖を入れなくても甘く、味にこくと深みやまろやかさがでました。それ以来、我が家では”三河みりん”を使っています。
温もりのある食物を大事に味わう、そんな食生活をつくっていけたらいいですね。
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