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公開 2015年04月19日  

お子さんを叱るときや注意するとき、気をつけたほうがいいこと

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お子さんが少し大きくなってくると、叱ったり、それはダメ!なんて禁止したりする場面も多くなってきますよね。そんな時に覚えておきたい、声掛けのコツをお話しします。


子どもを叱ること、ありますよね?

我が子を叱ること、注意することって、親なら誰でもありますよね。子どもが少し歩けるようになると、勝手に歩いていってしまい、危ないところに行ってしまう。お友達と遊べるようになると、その子をたたいてしまう。色々なシチュエーションが出てきます。ママだってパパだってできれば子どもを叱りたくはないけれど、どうしてもっていうことがあるのではないでしょうか。叱らないまでも、「(そこへ行ったら)ダメ!」といった禁止の言葉は、親なら誰もが1度は口にしたことがあると思います。

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叱るときは、●●や●●にだけ注目しましょう

今日はそんな時に覚えておきたい、親としての声掛けのコツをお話しします。

お子さんを叱るとき、もしくはその子にとってマイナスなことを伝えるときは、「名前を呼ばない」「行為や事象についてだけ指摘する」のをおススメします。簡単にいうと、たとえばお子さん(Aちゃん)がお友達をたたいてしまったとき。「Aちゃん!お友達たたいたらだめでしょう!」ではなく、「お友達をたたかないでね」と声掛けする、ということです。

名前を呼ぶのは、良いことを伝えるときだけに!

人は名前を呼ばれて、何かマイナスなことを告げられると、「自分そのもの」がダメなんだと勘違いしてしまいます。大げさな話でいえば、人格否定や存在否定につながる可能性もあります。心がけたいのは、その行為をしたその人自身がダメなのではなく、その子がやってしまったその行為を、(私は嫌だから、やられた人が嫌がっているから)やめてほしい、気を付けてほしい、という伝え方です。ついつい、お子さんの名前を呼んで、叱っていませんか?私も気づくとそうしてしまうので、こんな記事を書きながらも、おおいに反省しています。

褒めるときは、名前を呼んで、その子をまるごと褒める。叱るときは、名前を呼ばず、その子のした「事」だけを指摘する。これを意識してくださいね。

最後に

実はこれ、犬や猫のしつけでもよく言われている方法なんです。犬や猫と、人間の子どもを一緒にするな!って怒られてしまいそうですが、どちらも同じ動物、成長していく生き物なのです。

あっ!他の子をたたいた!またおもちゃを散らかしっぱなし!そんな時に喉から出かかったお子さんのお名前を、いったん飲み込んでみてくださいね。

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