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小児糖尿病とは?症状別の原因・症状・医療補助 まとめ

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糖尿病と聞くと、大人がかかる病気というイメージを持っているかたも多いと思いますが、実は子供も発症することがあります。今回は、小児糖尿病の原因・症状から合併症・医療補助の有無まで、大人が発症する糖尿病とは傾向の異なる、小児糖尿病の基本情報をお伝えしていきます。

目次 小児糖尿病とは?
小児糖尿病の原因
小児糖尿病の症状
小児糖尿病の治療方法
小児糖尿病の合併症
医療補助はある?
まとめ

小児糖尿病とは?

糖尿病とは、血液中のブドウ糖の濃度を表す血糖値が、健康な人に比べて高くなってしまう病気です。通常血糖は、インスリンというホルモンによって下げられます。しかしインスリンの分泌がさまざまな原因で不足すると血液中の血糖が高くなり、疲れやすい、やせる、多飲、多尿といった糖尿病の症状がみられるようになります。そして子どもがかかる糖尿病を「小児糖尿病」といいます。

日本小児内分泌学会 / 糖尿病

糖尿病・内分泌 内科クリニックTOSAKI

小児糖尿病の原因

糖尿病には大きく分けると、1型と2型のふたつの種類があります。

■1型糖尿病
1型糖尿病は先天性の糖尿病です。自己免疫性疾患やウイルスなどが原因で膵臓機能に支障を来たすことで、体内で分泌されるインスリンが不足・欠乏したために発症します。

■2型糖尿病
2型糖尿病は後天性の糖尿病です。加齢や食生活、嗜好過多、運動不足、精神的なストレスなどの環境的要因が重なり、インスリンの分泌が鈍くなったために発症します。従来2型糖尿病は、成人以降に多い病気とされていましたが、近年では過食や運動不足によって2型糖尿病にかかる子どもが増加傾向にあり、問題視されています 。

にしざき内科クリニック / 糖尿病

小児糖尿病の症状

1型糖尿病の症状

1型糖尿病の症状として次のようなものがあげられます。

・よくのどが渇くため水分を多く摂るようになる
・水分の摂取量が増えるため、頻尿になり、尿量が増える
・小さいお子さんの場合、おねしょが再発することも
・疲れやすくなり、元気がなくなる
・体重が極端に減っていく

一刻を争う危険な状態として、糖尿病性昏睡という意識がなくなり昏睡状態になる場合もあります。また数日~数週で急激に発症することも1型糖尿病の特徴です。

さまざまなサインがある一方で、異常を発見できるほどの症状が見られないケースも珍しくはないようです。お子さんが小学生以上の場合は、学校で行われる尿検査で「尿糖陽性」が認められ、精密検査を受けるよう促される場合もあります。その場合は、早急に病院を受診するようにしてください。

2型糖尿病の症状

2型糖尿病は、1型糖尿病とは対照的に気づかないうちにゆっくりと進行していきます。自覚症状がないまま病状が進行していき、気づいた時には合併症を引き起こしているということも少なくありません。そのため、定期的な健康診断を受けることが大切です。

金沢医科大学病院 / 「こども型」の糖尿病

小児糖尿病の治療方法

1型糖尿病の治療

1型糖尿病の治療法は家庭でのインスリン注射と血糖自己測定が必要です。その他に食事療法と運動療法を合わせて行っていきます。

■食事療法
厳格な制限は必要なく、「年齢×100+1000」(女の子の場合は年齢から1を引いて計算することもある)や厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」を参考に1日のエネルギー摂取量の目安を決めます。血糖のコントロールが良好で体重の増加と身長のバランスが取れている場合にはエネルギー量の制限はしません。しかし肥満気味になってきた場合は、エネルギーの制限が必要となります。

学校の給食はエネルギー量や栄養バランスが十分考慮されているため、みんなと同じように食べて問題ありません。ただし、お子さんの体格、運動量、インスリンの注射量によっては食べる量を調節する必要がある場合もあるので、医師に相談するようにしましょう。

■運動療法
子どものうちは、外遊びや体育などが十分な運動療法になっています。健康な発育のためにも、他の子どもたちと同じように外遊びや体育をすることはとても大切なことです。ただし運動の内容によっては、血糖管理をする必要があるので、あらかじめ医師に相談するようにしましょう。

おおこうち内科クリニック / 小児糖尿病Q&A

2型糖尿病の治療

2型糖尿病の治療は食事療法・運動療法が基本になります。医師が必要と判断すると、経口血糖降下薬の内服・インスリン注射が用いられる場合もあります。

■食事療法
規則正しく、バランスの良い食事を3回摂るようにしてください。年齢相当の必要摂取カロリーに戻すことを意識して、薄味を心がけましょう。お菓子・清涼飲料水などの摂取はできるだけ控えてください。学校の給食は普通に食べることができます。

■運動療法
運動は適度に散歩程度のものから始めるようにしましょう。運動で体重を減らしていくというよりは、体重を維持し、身長が伸びることによって肥満を解消していきます。

日本小児内分泌学会 / 糖尿病

小児糖尿病の合併症

糖尿病自体は、適切な治療を受けていれば生活に支障が出ることはありません。糖尿病の恐ろしいところは合併症にかかる確率が高いということです。糖尿病の合併症には、1型糖尿病、2型糖尿病どちらにも共通する「三大合併症」と呼ばれるものがあります。ある日突然合併症にかかることもあるので、普段から適切な治療を受けるようにしましょう。

糖尿病性網膜症

網膜の血管が悪くなることにより視力が弱まる障害です。日本では成人の失明原因の第1位にもなっています。糖尿病になってから数年~10年以上経過してから発症するケースが多く、かなり病気が進行するまで自覚症状がないこともあります。そのため糖尿病の方は、症状がなくても定期的に眼底検査を受けるようにしましょう。

日本眼科学会 / 糖尿病性網膜症

糖尿病性腎症

腎臓の毛細血管が悪くなることで、腎臓の機能が低下し、尿をつくることができなくなってしまう障害です。発症までには時間がかかるとされていますが、血糖や血圧のコントロールの程度によって個人差があります。人工透析になる原因の1位が糖尿病性腎症であり、現在透析導入患者の38.1%は糖尿病性腎症による末期腎不全であるという報告もあります。

東京大学医学部附属病院 / 腎臓・内分泌科 糖尿病性腎症

糖尿病性神経症

手足のしびれや火傷・怪我などの痛みに気が付かないなどの「手足の末梢神経障害の症状」や、筋肉の委縮や筋力の低下・胃腸の不調・発汗異常・立ち眩みなどの「自律神経障害の症状」が表れます。合併症の中で最も早く症状が出る病気で、深刻なケースではやけどや怪我に気付かず、身体の一部が腐って壊死してしまう状態=壊疽(えそ)に至ることもあるといいます。

日本臨床内科医会 / 糖尿病性神経障害

医療補助はある?

小児糖尿病(18歳未満の児童対象)は、平成27年1月1日以降、小児慢性特定疾病の指定を受けました。これにより、医療補助が受けられるようになっています。

世帯の所得に応じてですが、医療費の自己負担額引き下げや自己負担額の月額上限設定などが施行されています。ただしこの制度で助成を受けるには、指定医による診断書が必要であり、対象となるのは指定された医療機関での診療のみであることに注意をしてください。

指定医による診断書と必要書類を合わせて、保護者が都道府県等の窓口に医療費助成の申請をします。主な必要書類は以下のとおりです。
・小児慢性特定疾病医療費支給認定申請書
・小児慢性特定疾病医療意見書
・住民票
・市町村民税(非)課税証明書などの課税状況を確認できる書類
・健康保険証の写し
・医療意見書の研究利用についての同意書 

申請後には、都道府県(または指定都市・中核市)で審査が行われ、認定されれば都道府県等から医療受給者証が保護者に交付されます。また1年ごとに更新が必要です。

政府広報オンライン / 明日の暮らしをわかりやすく

まとめ

いかがでしたでしょうか。小児糖尿病は家族や周囲の人が協力し合って、治療に取り組んでいく必要があります。普段からお子さんの健康状態を気にされるママパパは多いと思いますが、尿の量や頻度、のどの乾き方などにも目を向けてみてくださいね。

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この記事を書いた人

虹色ママ

6歳と3歳の女の子のママ。
周りに自分と同様の高齢初産経験者多し、です。
うれしい・たのしい・感動・かなしい・つらい・わからない、そして「助けて」
妊娠出...

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