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前期破水の原因・症状・対処法・予防法まとめ

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陣痛が始まる前に破水してしまう「前期破水」。突然起こるとパニックになってしまうかもしれませんが、落ち着いて対処することで赤ちゃんやママを危険から守ることができます。前期破水が起こる原因や見分け方、対処法をご紹介します。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10144000720
目次 そもそも破水とは?破水の種類
前期破水の原因
前期破水・尿モレ・おりものの見分け方とは?
前期破水の対処法
前期破水が起こった時の注意点
前期破水の予防法
まとめ

そもそも破水とは?破水の種類

破水とは、赤ちゃんと羊水を包んでいる卵膜が破け、羊水が子宮外に流れ出ることを指します。出産に至るまでの一般的な流れは、「1.本格的な陣痛が始まる → 2.子宮口が全開になる → 3.卵膜が破けて破水する → 4.出産」という順番ですが、すべてのママが必ずしもこの順番とは限らず、破水のタイミングは様々です。ここでは、まず破水の種類についてご紹介します。

適時破水

適時破水とは、「1.陣痛 → 2.子宮口全開大 → 3.破水」の順番で破水することをいいます。このタイプが最も一般的な破水にあたります。

高位破水

高位破水とは、何らかの原因で子宮の上部(子宮口から遠い位置)が破れてしまい、破水することをいいます。高位破水は必ずしも異常ということではなく、正常なお産の10%程度に見られるもので、正産期に入っているのであれば特別問題もありません。ただ、羊水が少しずつ流れ出るため、おりものや尿漏れと区別がつきにくいこともあるので注意が必要です。

早期破水

早期破水とは、本格的な陣痛が始まったものの、子宮口が全開になる前に破水することをいいます。必ずしも異常ということではありませんが、破水からお産までに24時間以上かかってしまう場合、お腹の中の赤ちゃんが感染症を起こすリスクが高まるため注意が必要になってきます。

前期破水

前期破水とは、分娩につながる本格的な陣痛がまだ起こっていないにもかかわらず卵膜が破れてしまい、羊水が子宮外に流れ出て破水することをいいます。 全妊婦の10%~15%に起こるとされており、決してめずらしいことではありません。

前期破水は、分娩の準備が整う前に起きる破水であるため、そのまま出産につながらない可能性も高く、適切な対処が必要になってきます。放っておくと子宮内が細菌感染を起こす場合もあるので、注意が必要です。

今回の記事では、破水の中でも特に緊急性の高い前期破水の原因・対処法・予防法についてご説明していきます。

前期破水の原因

病気によるもの

■感染症・性病
性病がある、または溶連菌やクラミジア等によって膣内に感染が起こると膣炎となり、そこから子宮頚管炎へと炎症が広がっていきます。 子宮頚管には卵膜が接しており、そこまで炎症が広がると卵膜が弱く傷つきやすくなったり、子宮収縮を引き起こす物質が放出されたりします。その結果、少しの刺激や子宮収縮で卵膜が破れて破水してしまいます。

■子宮頸管が弱い
「子宮頸管無力症」や「頸管円錐切除術」の経験がある場合、子宮頸管部分が弱くなります。そのために子宮頸管が卵膜を支えられなくなり、破れてしまうことがあります。

生活習慣によるもの

■喫煙
喫煙によって、破水のリスクが通常より高まります。妊娠中の禁煙はもちろんですが、周囲にも気をつけて副流煙を吸わないように注意して下さい。

■重たい荷物の持ち運び
重たい荷物を持ち運びする際に、急にお腹に力を入れることは避けるようにしてください。特に2人目以降の妊娠の場合は、上の子どもを抱っこすることもあるかと思いますが、急に抱き上げないようにしましょう。

■子宮への過度な刺激
妊娠中期以降に激しい性交渉を行った場合、その刺激で卵膜が圧迫されて破れてしまい、前期破水を起こす可能性があります。安定期以降も深い挿入は避けるようにして、感染症予防のためにも必ずコンドームを使用するようにしましょう。

ママ・赤ちゃんの状態によるもの

■高齢出産
高齢出産のママは通常より破水のリスクが高まります。

■多胎妊娠
双子や三つ子を妊娠している場合、赤ちゃんや羊水を包む卵膜もその分大きく・薄くなり、卵膜が破れやすくなってしまいます。

■羊水過多
赤ちゃんと一緒に卵膜に包まれている羊水が多い症状を、羊水過多といいます。この症状がある場合は、卵膜が広がったり破れたりしやすい状態となります。

尚、妊娠37週以降(正産期)に入ってからの前期破水は、特に原因がなくても起きる場合があります。上記に該当するものがないと思っても、破水には常に気をつけるようにしましょう。

前期破水・尿モレ・おりものの見分け方とは?

前期破水は、放置しておくとママや赤ちゃんが感染症にかかってしまったり、時には赤ちゃんの命が危険になったりするケースもあります。破水した際には、できるだけ早急に病院で診てもらうことが大切です。しかし、「破水」と「尿モレ」と「おりもの」は見分けが付きづらいことも多く、困惑する方も多いものです。以下の特徴を参考にして、少しでもおかしいと思ったらすぐに病院へ行くようにしてください。

前期破水の原因・症状・対処法・予防法まとめの画像4

上記のような色・形状・匂いによる見分け方のほかにも、次の方法で判断することが可能です。

■自力で止められるか?
破水であれば、自分で止めようと思っても止めることができません。量の多いおりものが出る時や、生理の時のような感覚に近いかもしれません。反対に、尿モレであれば自分で止めることができるので、破水か尿モレか判断が難しい場合は、肛門周辺に力を入れて一度チェックしてみるといいかもしれません。

■出てくるタイミング
破水の場合には、1度出始めたら時間をおいてでも少しずつ出てきて、止まることがありません。安静にしていても出てきたり、動く度に少量ずつ出てくる、1度止まったかな?と思ってもまた出てくる、といった場合には、破水の可能性があります。一方、笑ったりくしゃみをしたりするなど、お腹に力が入った時にのみ出てくる場合は、尿モレかもしれません。

■胎動が減ったかどうか
胎動は、お産が近くなると少しずつ減ってくるのが一般的です。「破水かな?」と思ったら、普段の胎動の数や強さと比較してみてもいいかもしれません。

前期破水の対処法

前期破水を疑うような症状が見られたら、自己判断せずに病院で確認してもらうようにしましょう。1度破水すると、元通りに戻す治療法がないため、妊娠週数に合わせた適切な対処が必要となります。前期破水が起こったタイミングが正産期から遠ければ遠いほど、対処も難しくなるため、ママと赤ちゃんの安全を考慮しながら慎重に対処が行われていきます。

妊娠34週未満の対処法

妊娠34週未満で前期破水が起きた場合、赤ちゃんの肺が未成熟で自力呼吸が難しいため、すぐの出産はできるだけ避けたい時期です。そのため、ママはすぐに入院して、医師はママと赤ちゃんの体調を慎重に管理しながら、できる限り赤ちゃんがママのお腹の中で成長できるような対応をします。

具体的には、まず薬で子宮の収縮を抑えて妊娠期間をできるだけ延長し、同時に抗菌薬も投与して感染症を防ぎます。羊水が足りなくなった場合には、人工羊水を注入する場合もあります。

しかし、母体や胎児の状態によって妊娠の継続が困難だと考えられる場合や、陣痛が始まってしまいお産が止められなくなった場合には、そのまま早産での出産となります。その場合は、出産後に新生児集中治療室(NICU)で赤ちゃんので成長を医療面からサポートしていく形をとります。

妊娠34~36週目の対処法

妊娠34〜36週の間での破水であれば、ママは病院に入院して安静に過ごし、可能な限り妊娠期間を延長させていくことになります。この時期の赤ちゃんは、肺が成熟していて胎外で生活ができるようになっているため、状況によってはすぐに分娩の処置を取ることもできます。

妊娠37週目以降の対処法

37週目以降の正産期に入ってから前期破水が起こった場合は、一般的にはそのまま分娩となるケースが多いようです。病院へ到着すると、まず感染予防をした上で本格的な陣痛がくるのを待ちます。約24時間以内に陣痛が始まる場合が多いですが、始まらない場合は陣痛促進剤などを使って促し、それでも陣痛がこない場合は緊急帝王切開になる場合もあります。

前期破水が起こった時の注意点

シャワーやお風呂は厳禁!

破水すると、本来は無菌状態である羊水の中に細菌が入り込むリスクが高くなるため、お風呂やシャワーは厳禁です。羊水中に細菌が入り込んでしまうと、赤ちゃんが成熟障害(特に重篤な肺炎)にかかる原因になります。赤ちゃんが細菌に感染してしまった場合でも、ママの体調の変化はあまりない場合が多く、気づきにくいので注意が必要です。

極力安静にしながら、すぐに病院へ向かう

羊水が極端になくなってしまうと、へその緒が赤ちゃんより先にママの体外に出てしまったり、へその緒が圧迫されることにより酵素や栄養が赤ちゃんに届かなくなってしまったりする場合もあります。その場合、無酸素症や胎児仮死になる恐れがあり、最悪の場合は赤ちゃんの命が助からないこともあります。

破水した場合は、可能であれば清潔な下着に着替えて、タオルやナプキンをあてて病院へ連絡してから向かいましょう。病院へ向かう際は、車で横になっておくようにしてください。

前期破水の予防法

前期破水の1番の原因は感染症であるため、感染症にかからないようにすることが大切です。妊娠中はおりものが増えるため、外陰部は常に清潔に保ちましょう。

さらに、子宮に負担がかかるような行為をしないことも大切です。重い物を持つことや、腰をねじって物を取ることは、なるべく避けるようにしましょう。疲れやお腹の張りを感じたら、無理をせずにすぐに休むように習慣づけることも大切です。

まとめ

前期破水についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?同じ前期破水でも、赤ちゃんの状態や週数などによって対処法が違います。破水したかもしれないと感じたら、すぐに病院へ連絡して指示を仰ぐように心がけてください。

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この記事を書いた人

ponpie

2歳ずつ離れた男の子3人の母です。
嵐のような子育てもゴールが見え始め、やっと自分に目を向けられるようになってきました。...

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