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  5. 母乳のメリットって?~母乳育児のすばらしさを知ろう!~

母乳のメリットって?~母乳育児のすばらしさを知ろう!~

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母乳は赤ちゃんにとって最適の栄養と言われていますが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。母乳育児のメリットを詳しくお伝えします。

赤ちゃんのために良い母乳育児の方法

アメリカ小児科学会が『母乳と母乳育児に関する方針宣言』を出しています。最新で2012年版ですが、その中で言われていることは

『生後6ヶ月間は母乳のみで、その後は補完食を開始し、少なくとも生後1年間もしくは母子がお互いに望む限り母乳育児を継続する』というものです。

つまり、

*生後6ヶ月間は母乳以外は必要ありません

*生後6ヶ月を過ぎて、補完食(離乳食)が始まったとしても、生後1年までは母乳育児を続けましょう

*生後1年を過ぎてからも、お互いが望む限り母乳育児を継続しましょう。母乳育児の期間に上限はありません

というものです。



これができれば理想的ですが、様々な理由で母乳だけで育てることが難しい場合もあるでしょう。だとしても、母乳は細く長く継続していくことが大切です。ほんの少しの母乳も大切に与えていきましょう。

「母乳と母乳育児に関する方針宣言」Abstract部分訳

では、母乳育児のメリットをいくつかご紹介します。

母乳のメリット①様々な感染症のリスクを下げる

母乳に免疫物質が含まれているということはご存知だと思いますが、具体的にどんな感染症の予防効果があるのでしょうか。



はっきりとデータとして現れているものとしては



・下気道感染症(肺炎・RSウイルス)

・中耳炎

・重症の風邪・咽頭炎

・壊死性腸炎

などです。



赤ちゃんは、ママのおなかの中の無菌状態の中で過ごします。産まれてきてから、様々な細菌やウイルスに曝されて、強くなっていきます。初めての細菌やウイルスに出会ったら、負けそうになることもあるかもしれません。そんな時にサポートしてくれるのが母乳です。ほんの少しの量でも、赤ちゃんにとっては強力なサポーター。母乳だけで育てなければ免疫力がつかない、ということはありません。ミルクを与えながらでも、母乳を与え続けるということは、赤ちゃんにとって大事なことです。

母乳のメリット②肥満のリスクを下げる

哺乳瓶でミルクを飲むことと、おっぱいから母乳を飲むこと、同じように見えて全然違うんです。哺乳瓶も様々な工夫がされていて、ママの乳房・乳首に近い形状になってきてはいますが、同じになることはありません。

咥えるときの口の大きさ、飲みこむ動作、出てくるペース、どれをとっても、おっぱいから母乳を飲み取るのは大変な作業なんです。母乳育児とミルク育児どちらも経験された方は違いがわかるかもしれません。哺乳瓶でミルクを飲ませる時は、息継ぎもそこそこに一気に飲んでしまうこともよくあることです。しかし、母乳の場合には、休み休みゆっくり飲むことが多いです。アゴだけでなく、顔全体の筋肉を使って、短距離を猛スピードで走るくらいのパワーで飲み取っていきます。時に、肩で息をしているようなこともあるかもしれません。ですから、母乳を飲んでいる赤ちゃんの方が筋肉の発達が早くなります。筋肉がしっかり発達しますので、母乳をどんどん飲んでプクプク育っていたとしても、肥満になることはないと言われています。

母乳のメリット③IQを高められる効果も!?

賢い子に育ってほしい、そんな願いはありますよね。

実際、12~18歳の青少年を対象にした脳の調査で、乳児期の母乳量と、脳の発達に相関関係が見られました。脳の全容量および白質(神経線維の集まっている部分)の容積が増えることが確認されています。母乳を飲んだ量が多ければ多いほど、脳が発達しているということです。

母乳とミルクで大きく違うのは、赤ちゃんへの刺激の多さです。母乳は母親の血液から作られます。血液の元は食事です。ですから、その時々で味も匂いも違います。左右の乳首の形状も同じわけではありませんし、その時の乳房の張り具合も違います。授乳の間ずっと、直接肌と肌が触れ合います。そのような刺激が、脳への影響につながるのでしょうね。

いつから、どのくらい母乳をあげればいいの?

上記以外にも、喘息やアトピー性皮膚炎、湿疹、糖尿病、小児白血病、悪性リンパ腫のリスクを低下させます。早産児の場合、敗血症、壊死性腸炎、発育不良、神経学的後遺症のリスクを低下させます。

これらのメリットは、もちろん量にも比例します。できるだけ母乳を多く与えるに越したことはありません。ですが、短期間の母乳よりも、長期間の授乳が望ましいと言われています。生後3ヶ月くらいまでは、胎児の時に母親からもらった免疫力が働きますが、徐々に低下していきます。母乳は免疫力を含んでいますので、長く続けることで、免疫力を維持しやすくなります。

特に、生後早い時期から保育園に預けられるお子さんなどは、家庭で過ごす場合と比べると細菌やウイルスに曝される機会が増えてしまいます。生きていくためには、細菌やウイルスに抵抗する力をつけて行かなければなりませんから、細菌やウイルスに接する機会があるのは悪いことではありません。ですが、短期間で体調を整えることができれば、赤ちゃんもママも楽ですよね。悪化させないためにも、母乳育児を長く続けられると良いでしょう。

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赤ちゃんのお世話 授乳・ミルク 母乳育児

この記事を書いた人

utico

福岡で活動している助産師uticoです。
妊婦さん大好き、出産大好きな助産師ですが、2015年IBCLC(国際認定ラクテーションコンサルタント)という資格をと...

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