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百日咳とは?百日咳の症状・原因・治療法・予防法 まとめ

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風邪だと思っていたら咳がどんどんひどくなってきた…。それは百日咳かもしれません。赤ちゃんが百日咳にかかると重症化してしまい、命に関わることもあります。今回は百日咳の原因、治療方法、自宅でできるケアについてお伝えします。ぜひ参考にしてください。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10568002332
目次 百日咳とは?感染経路は?
百日咳の特徴的な症状
百日咳の治療法
百日咳にかかった時のホームケア
百日咳の予防方法
まとめ

百日咳とは?感染経路は?

百日咳とは、痙攣性の咳発作を特徴とする感染症です。原因菌は「百日咳菌」で、患者の咳やくしゃみで飛び散った百日菌を吸い込むことによって飛沫感染します。非常に感染力の高い病気で免疫がなければ、ほぼ100%感染します。生後3ヶ月未満の赤ちゃんが百日咳にかかると命の危険に関わる場合もあります。

山口県感染症情報センター / 百日咳について

百日咳の特徴的な症状

百日咳が完治するには6~8週間程度かかり、その間に症状が変わっていくことが百日咳の特徴です。その期間を3期に区切って説明していきます。

1.カタル期

まず最初にカルタ期が1~2週間続き、風邪とよく似た症状が出ます。

・鼻水
・痰を伴わない渇いた咳
・くしゃみ
・微熱
・目の充血 、涙目


このような症状が約2週間は続き、咳は日に日に強くなっていきます。市販の風邪薬などを飲ませてしまいがちですが、咳の持続期間などを目安に早めに病院へ行きましょう。

2.痙咳(けいがい)期

2~4週間経つと次に痙咳期(発作期)に入ります。この時期には次のような百日咳特有の咳が見られるようになり、咳以外の症状も現れます。

咳の特徴
・食べ物を口に入れるなどの少しの刺激で咳が始まる
・コンコンコンと短く激しい咳込みが10数回続く
・激しく咳込むため、息を吸う時が辛く、息を吸い込む時に「ピュー」という音がする

咳の他にみられる症状
・激しい咳のためチアノーゼ(酸素不足で青くなる)が出る
・嘔吐、痙攣を伴う
・咳のしすぎで顔がはれぼったくなる
・咳で力むことにより、目の下に出血斑が見られたり、目が充血したりする
・食欲が低下し、体重が減る
・咳の発作は夜中や明け方になると強く起こるため、睡眠不足になる

3.回復期

その後の2週間は回復期に入ります。この時期は咳込む回数も減り軽くなってきますが、軽い咳が数ヶ月続くこともあります。また完全に咳が治まった後でも、呼吸器系の病気が引き金になり、咳の発作が再び始まる場合もあるので注意が必要です。

百日咳の治療法

百日咳であるかは、痰か血液を採取して検査するのが確実な方法です。治療としては、百日咳菌に有効なエリスロマイシン、クラリスロマイシンなどの抗菌薬を2週間程服用します。抗菌薬を飲むことにより、症状を軽くするだけでなく、感染力を弱めることにもつながります(飲み始めから3日程度で感染力がなくなる)。

ただしこの抗菌薬は、特にカルタ期に有効で症状が進むにつれて効果が認められなくなるため、早めに受診するようにしましょう。なお月齢が低い場合は、入院して治療をする場合もあります。

百日咳にかかった時のホームケア

室内の換気・湿度調整をする

室内の空気が汚れたり乾燥したりすることで、咳の症状が悪くなる場合があります。換気はこまめにし、必要に応じて加湿器や濡れタオルを用いて加湿を行います。またタバコや煙の多い調理なども控えるようにしましょう。

水分補給を促す

咳が酷い時には水分を摂ることで楽になる場合があります。また脱水症状に陥らないためにも水分を摂ることは大切です。一度にたくさん飲ませると吐いてしまう可能性があります。子ども用のストローを使ったり、スプーンなどで少しずつ何回かに分けて与えたりするようにしましょう。

体を起こしてあげましょう

具合が悪くなって寝込んでしまう子もいるかもしれませんが、寝たまま咳をすると呼吸の苦しさが助長される場合があります。また仰向け姿勢で咳発作が起きると、痰が喉に詰まることもあります。

咳をし始めたら体を起こして背中をさすってあげましょう。言葉が分かるお子さんなら、痰を飲み込まないように「ペッとしようね」と吐きだすように声をかけてみてください。

気持ちを落ち着かせること

小さな子は激しい咳の発作に戸惑い、怖くなることもしばしばです。動揺して泣くことで、息を吸い込む機会が増えてさらなる咳発作を誘発してしまうこともあります。お子さんの気持ちが少しでも安らぐようにしてあげてください。なるべくママがそばにいてあげて「すぐに良くなるから心配しなくていいよ」と声をかけてあげるのもよいでしょう。

周囲への感染を防ぐ

大人は百日咳にかかっても症状は軽くて済むことが多いですが、新生児については生命の危険にさらされかねないほど重症化しやすいものです。周囲の方に感染が及ばないように最善を尽くしましょう。マスクの着用・手洗いやうがいの励行・速やかな病院受診など、できることをきちんとすることが肝心です。

百日咳の予防方法

手洗い・うがいをきちんとしよう

百日咳やくしゃみによって飛び散った病原体が他人の粘膜に付着してうつります(飛沫感染)。そのため手洗い・うがいがとても大切です。帰宅時には必ず手洗い・うがいをするようにしましょう。また外出先で手洗い・うがいができない場合は、アルコールを含んだ消毒液を手にすりこむことで代用することができます。またマスクを着用するのも有効な方法です。

症状がある人は乳児になるべく近づかない、近づかせない

乳児が百日咳にかかると重症化してしまうリスクが高まるため、症状がみられる人との接触はなるべく避けましょう。たとえ百日咳との診断がされていなかったとしても、咳や鼻水等の風邪症状がみられる場合には注意し、相手にもマスクを着用するなどの対策をしてもらいましょう。

生後3ヶ月を過ぎたら予防接種を受けましょう

百日咳は四種混合ワクチン(百日咳・ジフテリア・破傷風・ポリオ)で予防することができ、これが百日咳を予防する最も効果的な予防方法です。厚生労働省では、ワクチンを接種することで、百日咳にかかるリスクを80~85%程度減らすことができるとされています。

日本小児科学会 / 日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュールの変更点

まとめ

いかがでしたでしょうか。百日咳の初期症状は風邪の症状によく似ているので、なにか心配なことがあれば必ず病院を受診するようにしましょう。また百日咳は子どもだけでなく、大人もかかる病気です。ママパパが百日咳にかかってしまい、お子さんにうつすことのないよう大人もしっかりと感染予防をしましょう。

参考書籍:毛利 子来/編著『育育児典』(岩波書店,2007年)

参考書籍:渋谷 紀子/編著『はじめてママ&パパの0~6才病気とホームケア』(主婦の友社,2016年)

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この記事を書いた人

虹色ママ

6歳と3歳の女の子のママ。
周りに自分と同様の高齢初産経験者多し、です。
うれしい・たのしい・感動・かなしい・つらい・わからない、そして「助けて」
妊娠出...

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