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公開 2015年05月17日  

子どもは欲しいけど、お金が不安!「貯金がなくても子どもは産めますか」(1)

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出産までには何かとお金がかかり、大きく不安に思っている人やお金が原因で出産をためらってしまう人もいると思います。そんな不安にお答えするため、出産にかかる費用や国からの補助について簡単に説明します。

出典:http://www.aiwahospital.or.jp/story/middle.php

Q:子どもを産むまでに、夫婦でいくら貯金があれば足りるのでしょうか? 貯金がなくても、子どもを産んでしまって大丈夫でしょうか?



A:貯金ゼロでも子どもは産めます。産んでしまえばなんとかなります。公的な手当もあるからです。

妊婦検診に使える「妊婦検診補助券」が国からもらえます!

妊娠かなと思ったら、市販の妊娠判定薬が手軽です。陽性となったら、すぐ産婦人科へ行きましょう。ただし、妊娠・出産に関する検査や入院は、病気ではないため、健康保険がききません。妊婦検診一回の費用は、病院や検査内容によって違いますが、1回4000円〜1万円くらい。最初は月に1回→2週に1回→週に1回と病院に通う回数が増えていきます。



でも、検診の費用は心配しなくて大丈夫。国の補助があります。市区町村役場の窓口で妊娠届けをだせば、14回分(※市区町村によって異なります)の「妊婦検診補助券」がもらえます。普通はこれで、ほぼカバーできます。もちろん、検診回数が多かったり、超音波検査など補助券でカバーされない検査があると、その分は自分で払うことになります。もし、費用が不安であれば、あらかじめ病院に「補助券でカバーできる範囲で検診を受けたい」と伝えるといいでしょう。

出産では「出産育児一時金」がもらえます

本番の出産も健康保険はききませんが、変わりに「出産育児一時金」が子ども一人あたり42万円払われます(双子なら84万円)。出産費用は病院によって、また部屋(数人部屋か個室か)によって違い、40万円以下のところもあれば、100万円近くかかるところもあります。40万円以下の病院を選べば、自己負担はゼロです。

意外にかかるマタニティ服、工夫して

意外にお金がかかるのがマタニティー服。ブラや下着から仕事服、普段着、パジャマまで。全部を新品でそろえるとなると、かなりの金額になってしまいます。なので、友人知人からもらい受けたり、持っているものをアレンジしたり作ったり、夫のを借りたりと、いろいろ工夫しよう。でも、下着類など最低限の買いそろえたいものもあるから、数万円は準備しておきたいですね。

ベビー用品の節約方法もいろいろ・・・

子どもが生まれた後は、服、ベビーバス、哺乳瓶、ベビーベッドなどが必要。これを新品でそろえると、それなりにお金がかかりますが、友人知人から譲ってもらったり、ネットオークション、レンタルを利用すれば、ほとんどお金はかかりません。

でも、貯金はあった方がいいね

というわけで、貯金がなくても子どもは産めます。育てられます。とはいえ、予想外の出費もあるので、やっぱり貯金はあった方が安心。それについては次回、お話ししましょう。

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