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子宮のチクチクした痛みはなぜ起きる?症状別の原因・対処法まとめ

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子宮のあたりでチクチクするような下腹部痛に戸惑うことはありませんか?このような痛みは、体からの大切なサインであることが多いのです。心配する必要のない痛みから、少し注意が必要な痛みまで、下腹部痛の疑問にお答えします。

目次 子宮のチクチクした痛みって?
子宮の痛みの原因①生理前の場合
子宮の痛みの原因②病気の場合
子宮の痛みの原因③妊娠の場合
まとめ

子宮のチクチクした痛みって?

子宮のあたりでチクチクするような下腹部痛に悩まされることはありませんか?子宮の近くということもあり、痛みの原因が気になってしまいますよね。

このような痛みは女性特有のものですが、体からの大切なサインであることが多いのです。心配する必要のない痛みから、少し注意が必要な痛みまで、痛みの疑問にお答えします。

子宮の痛みの原因①生理前の場合

原因

■排卵痛の場合
女性の子宮の左右には、親指の先ぐらいの大きさの卵巣があります。成熟した卵子が卵巣の表面を突き破って飛び出してくるときに感じるのが排卵痛です。チクチクやシクシクなどと表現される痛みを覚えることが多く、生理予定日の約2週間前にわずかな出血を伴う人もいます。

■PMS(月経前症候群)の場合
生理中には、プロスタグランジンという子宮を収縮する作用のあるホルモン物質が、はがれた内膜を体外に押し出そうとします。この収縮によって起きるのが生理痛です。生理が始まる前にもプロスタグランジンは分泌されているため、早い段階で腹痛が起きることがあります。

これらの場合は痛みを感じても異常ではないので、心配ありません。しかし、耐えられないような痛みの場合や毎月徐々に痛みが強くなる場合は、子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科系の病気の可能性があるので、早めに婦人科を受診することが重要です。婦人科系の病気を放置していると不妊の原因にもなるので、早期発見・早期治療を心がけてください。

対処法

体が冷えると血流が悪くなり、痛みをもたらすプロスタグランジンというホルモン物質が骨盤内に停滞してしまいます。これを防ぐためには、体を内外から温めることが必要です。体を温めることで血流が良くなり、プロスタグランジンの停滞を防ぐことができるため、痛みも起きにくくなるのです。以下のような方法で、体を温めることができます。

■体の外から温める  
・薄着をしない
・ショーツは股上の深いものを穿く
・オフィスでは膝かけを使用する
・お風呂ではぬるめのお湯に30分程度つかる
・寒さを感じた時は衣類の上からカイロを貼る

■体の内から温める  
・しょうがをスープや紅茶に入れる
・温かいハーブティーで代謝を上げる
・エストロゲン(卵胞ホルモン)の代謝を促すビタミンB6を含む食品(マグロ・さばなど)を食べる
・ホルモン分泌や血行を促すDHAを含む青魚を食べる

水分を過剰に摂ると、排出しきれない水分が体内に残って体が冷える原因になることもあります。水分は適量を摂取するよう心がけましょう。

子宮の痛みの原因②病気の場合

下腹部にチクチクした痛みを感じるとき、頭の片隅に入れておいていただきたいのは、病気や不調のサインとして痛みが出現する場合もあるということです。下腹部の痛みを感じる病気として、婦人科系の病気とそれ以外の臓器の病気の二種類に分けてご紹介します。

原因(婦人科系の病気)

■子宮筋腫
子宮の中(主に筋層内・粘膜下・しょう膜下)にできる良性の腫瘍です。命の危険はありませんが、できる場所によっては妊娠の妨げになるので手術で取り除く場合もあります。代表的な症状は、過多月経や生理痛・不正出血ですが、腹痛や腰痛、頻尿などの症状が現れることもあります。

■子宮内膜症
子宮の内膜やそれに似た組織が、本来あるべき子宮の内側以外の場所で発生し発育します。月経周期に合わせて増殖し、血液が排出されないで蓄えられるため、周囲の組織と癒着を起こして痛みを引き起こします。放っておくと不妊症の原因にもなります。

■子宮付属器炎
卵巣と卵管が病原菌(多くはクラミジア菌・淋菌・大腸菌)に感染して炎症を起こします。主な原因は不衛生な環境での性交ですが、子宮内の手術や子宮避妊リングの使用などの原因もあるようです。下腹部痛や発熱が症状として挙げられますが、気分不快や嘔吐などの消化器の症状が現れることもあります。

■子宮がん
子宮のがんには、子宮頸がんと子宮体がんの二種類があります。下腹部痛の症状は、子宮頚がんが進行しないと現れにくいといわれています。子宮体がんは下腹部痛と不正出血を併発している場合が多くみられます。

対処法(婦人科系の病気)

病気の疑いがある場合は、勇気を出して受診しましょう。子宮内膜症には鎮痛剤を処方される場合が多く、手術を受けない限りは長くつき合っていく必要のある疾患です。子宮付属器炎は血液や画像検査ののち抗菌剤が投与され、適切に受診すれば完治できる病気です。子宮がんについてはご家族も含め、医療側とよく相談しながら治療方針を決めていくことになるでしょう。

可能であれば、年に1回の婦人科の定期診断を受診し、おかしいと感じたら早めに医師に相談することが大切です。

原因(その他の病気や体調不良)

下腹部痛は、子宮や卵巣から発せられるものだけとは限りません。大腸小腸や膀胱のトラブルによっても、女性特有の下腹部痛と同程度の腹痛が起こる場合も十分にあり得ます。

■腸閉塞
腸が狭くなったり詰まったりして消化物が排泄されずに腸内に留まってしまう疾患です。下腹部痛の他に背中痛やお腹のはりを訴える場合あり、吐き気・嘔吐を伴うこともあります。下腹部痛の程度は人により、軽い人から激痛に苦しむ人までさまざまです。

■腸炎
ウイルス性・細菌性の腸炎もあれば暴飲暴食から引き起こされるものもあります。下腹部の痛みが軽めの人も激しい人もいますが、発熱・嘔吐・下痢を伴うことが多いようです。

■膀胱炎
尿道から雑菌が入って膀胱が炎症を起こし、残尿感や排尿痛が顕著です。初めて経験する人はどこが痛いのか判断できずに、女性器の痛みかもしれないと感じる場合があるでしょう。鈍い下腹部痛を訴える人も多く、尿が白濁するという特徴もあります。

●腸の不調
腸にガスや宿便などがたまってお腹がはって痛んだり、膨張した腹部に周囲の内蔵が圧迫されて圧痛を感じたりすることがあります。

対処法(その他の病気や体調不良)

普段から胃腸の調子を整える努力をしましょう。適度に水分を取り、水溶性繊維質と不溶性繊維質をバランスよく摂取することが大切です。また納豆やキムチに含まれる植物性の乳酸菌を積極的に摂って腸内環境を整えましょう。

膀胱炎の場合は泌尿器科で抗生剤を処方してもらうか市販薬で対応しますが、下着・寝具を衛生的に保ち、性交時も不潔にならないよう注意してください。

公益社団法人 日本産科婦人科学会HP 

gooヘルスケア

子宮の痛みの原因③妊娠の場合

原因

■正常妊娠
妊娠すると、子宮を支えているじん帯がひき伸ばされて痛みが出ることがあります。また、赤ちゃんが育って子宮が伸ばされ、そのときに子宮が収縮することで痛みが出ることもあります。これらは一時的な痛みで、この痛みによって流産や早産が引き起こされることはまずありません。痛みが続く場合は、別の病気の可能性も考えられますので、なるべく早く受診しましょう。

■子宮外妊娠
卵管など、子宮の外で受精卵が着床することがあり、これを子宮外妊娠といいます。この場合、強弱の差はありますが、下腹部痛の症状が多く見られます。不正出血はある場合とない場合があるものの、あった場合でも生理と間違えるケースが見られます。特有の症状がないことから、腹痛がひどくなって初めて発見される場合もあります。

対処法

妊娠の可能性に心当たりがあれば、市販の妊娠検査薬を使ってみて、陽性反応が出た場合には産婦人科を受診しましょう。また、妊娠の可能性が少しでもあるようであれば、安易に薬を服用することは避けましょう。

子宮外妊娠は発見することが難しく、卵管に着床していた場合、卵管が破損して腹腔内に多量の出血があってから初めて見つかることもあります。妊娠かもしれないと感じたら、速やかに産婦人科を受診しましょう。

gooベビー - 「妊娠中のトラブル」について

まとめ

下腹部のチクチクした痛みについて、いろいろな可能性をご紹介してきました。下腹部には多くの臓器があるため、お腹にチクチクした痛みを感じたときに、何の薬を飲んだらいいか迷うこともあるかもしれません。しかし、思い込みで薬を飲み続けるのは危険です。病気の重症化や不妊を防ぐためにも、迷ったときには自己判断ではなく、早めに専門機関へ行くようにしてください。

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この記事を書いた人

虹色ママ

6歳と3歳の女の子のママ。
周りに自分と同様の高齢初産経験者多し、です。
うれしい・たのしい・感動・かなしい・つらい・わからない、そして「助けて」
妊娠出...

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