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クループ症候群とは?原因・症状・治療法まとめ

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子どもが息を吸いづらくなったり、いつもと違う咳をしたりしている場合、もしかすると「クループ症候群」という呼吸器の病気かもしれません。クループ症候群の原因や症状、治療法をご紹介します。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11017013896
目次 クループ症候群とは?
クループ症候群の種類別の特徴
クループ症候群の治療法
まとめ

クループ症候群とは?

クループ症候群とは、細菌やウイルス感染によって気道の粘膜が炎症を起こし、気道の内側が腫れる病気です。生後6ヶ月~6歳くらいの乳幼児に多く見られ、適切な治療を受ければ軽症で済むことが大半ですが、重症化すると窒息や呼吸困難になる危険もあります。

クループ症候群にかかると、多くの場合は最初に風邪に似た症状が現れます。そして、突然息を吸うことができなくなったり、息を吸うときに金属音のような音がしたり、泣き声も上手に出せずに「ヒーヒー」という息が漏れるような音が聞こえたりしはじめることが特徴です。

クループ症候群にもいくつかの種類があるため、詳細はそれぞれによって異なりますが、基本的には以下のような症状が現れます。

・呼吸困難
・嗄声(させい:声がかれること)
・犬吠様咳嗽(けんばいようがいそう:犬の吠える声のような「ケンケン」という感じの咳)
・チアノーゼ(皮膚や粘膜が青紫色になる状態)
・発熱

クループ症候群の種類別の特徴

ウイルス性クループ(喉頭気管支炎)

パラインフルエンザウイルスなどのウイルスに感染した場合に起こるもので、クループ症候群の中でも最も多いと言われています。微熱や軽い風邪症状が見られた数日後に、声がかれたり、ケンケンという咳が出たり、息を吸うときにゼイゼイしたりするようになります。夜間に症状が悪化する傾向があり、3~4日のピークを越えると軽快していきますが、呼吸困難や激しい咳を伴う場合には入院することもあります。

痙性(けいせい)クループ

軽度の再発性クループのことです。何らかのアレルギーを持っている子どもが、ウイルス感染をきっかけにケンケンという咳などを繰り返すようになった場合、この痙性クループが疑われます。生後6ヶ月~3歳までによく見られて再発をくり返しますが、5~6歳までに快方に向かうことが多いようです。

急性喉頭蓋炎

主にインフルエンザ菌b型(=ヒブ)に感染した場合に発症し、喉頭蓋が腫れあがって気道をふさいでしまう病気で、2~6歳児によく見られます。高熱や喉の痛み、咳などの症状が急激に発症することが多く、12時間以内にゼイゼイした胸の音が聞かれるようになったり、ものを飲み込めずよだれがたくさん出たりします。急に呼吸困難が強まると窒息してしまうこともあるので、急いで対処することが必要です。

細菌性気管炎

黄色ブドウ球菌とレンサ球菌が主な感染源となり、生後1ヶ月~6歳に多く見られる病気です。ウイルス性クループと症状が似ていますが、膿のような痰が出ることで見わけがつくことが多く、X線検査などではっきりとした診断が下されます。他のクループ症候群の病気とは投薬の傾向が異なるため、自己診断をせずに医師からの指示を仰ぐことが必要です。

ジフテリア

ジフテリア菌への感染が原因の病気で、強い呼吸困難が特徴です。以前はジフテリアで命を落とす人が多く見られましたが、現在は四種混合ワクチン(ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオの4種類)が定期接種となっていることから、1年間の発症は10例以下と大変少なくなっています。

ジフテリア 国立感染症研究所

クループ症候群の治療法

クループ症候群の治療は、血液検査や薬剤吸入に対する反応などを参考に、医師によって決定されます。主に以下のような治療を行い、症状が重い場合は入院加療をすることもあります。

・薬剤の吸入
・ステロイド剤の投与
・抗生物質の投与(細菌に感染した場合)


家庭でも、風邪の場合と同じようなケアをすると効果的です。

・しっかり部屋を加湿して、気道が楽になるようにする
・水分を十分にとる
・安静にする


クループ症候群は咳の症状が特徴的なので、咳をしているうちに嘔吐することもあります。嘔吐した直後は水分も控えるようにして、落ち着くまで様子を見ましょう。また、咳のタイプや頻度、顔色、呼吸困難の有無などはよく観察するようにして、悪化が見られるときは迷わず受診するようにしましょう。

まとめ

クループ症候群は一見すると風邪と似ていますが、ケンケンという咳のように特徴的な症状もあります。この病気についてしっかりした知識を持ち、気になる症状が見られたら早めに医療機関を受診するようにしましょう。

参考書籍:毛利 子来、山田 真/著『病気 育育児典』(岩波書店、2007年刊)

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この記事を書いた人

虹色ママ

6歳と3歳の女の子のママ。
周りに自分と同様の高齢初産経験者多し、です。
うれしい・たのしい・感動・かなしい・つらい・わからない、そして「助けて」
妊娠出...

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