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公開 2016年07月07日  

新幹線乗務員さんに聞く!実は子連れに優しい新幹線のヒミツ

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赤ちゃんや幼児連れだと、おむつ替えや授乳などのお世話の際に気兼ねしないか、車内で泣いたりぐずったりしないかと、敷居が高く感じてしまうこともある新幹線。でも実はとってもファミリーに優しい乗り物です。子連れで新幹線を楽しむポイントやお子様連れ専用車両「ファミリー車両」など、東海道新幹線で運転士・車掌業務をしている吉田崇亮(たかあき)さんに伺いました。

子連れで新幹線旅行!!憧れるけど、ちょっぴりハードルが高い・・・・

子どもが生まれてからは、なかなか敷居が高くなってしまう長距離旅行。

特に新幹線のように、簡単に途中下車できない乗り物は、
「赤ちゃんが泣いたり子どもが騒いだりして周りに迷惑をかけてしまわないかな」
「新幹線内で赤ちゃんのお世話ってスムーズにできるかな」
などと不安に感じることも色々ありますよね。

でも、例えば首都圏に住んでいる方であれば、名古屋や大阪など、中京圏や阪神圏の都市や観光スポットにもお出かけしてみたいですよね。

新幹線旅行を子連れファミリーが楽しむには、どんなコツがあるのでしょうか?

東海道新幹線の運転士・車掌であり、2児のパパでもある吉田さんに、お話を伺いました!

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いざ、子連れで新幹線!乗車時や車内の過ごし方の注意ポイントは?

―赤ちゃんが生まれると、新幹線はどうしてもハードルが高いイメージがあるのですが・・・

吉田さん:お子様連れで新幹線を利用しようと思うと、どうしても構えてしまいますよね。でも、車内では何かあったら、乗務員や車内販売員がお手伝いできることもありますので、気軽に声をかけていただきたいと思います。

おむつ替えでしたら、洋式トイレに折りたたみ式のベビーベッドがあります。このマークを目印に見つけてくださいね。

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また、車内の多目的室は授乳にもご利用いただけるので※、乗務員にお声かけください。内側から鍵をかけることもできるので授乳の際も安心です。

車内のエアコンが寒く感じる時なども、できる範囲で室温調節にも対応しますし、体調が優れない場合は多目的室で休んでいただくこともできますよ。
※急病のお客様やお体の不自由なお客様がご利用の場合、ご使用いただけないこともございます。

―小さな子が落ち着いて過ごすには、どんな工夫がありますか?

吉田さん:1~2時間の乗車は、小さなお子様はどうしても飽きてしまいますよね。
そんな時は景色を見たり、ちょっとデッキに出るだけでも気分転換になることもあります。

シール帳など、お子様がお気に入りのグッズや遊び道具があると安心ですし、iPadで動画などを見せているママ、パパもいらっしゃいますね。

例えば文字に興味のある時期のお子様だったら、新幹線の駅名を覚えながら過ごすなんていう楽しみ方はどうでしょうか?

更に、乗務員もお子様たちに喜んでいただきたいので、新幹線カードを渡したりしています。

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カードの裏面には、メッセージを書いてくれることも。※新幹線カードのデザインは時期により異なります。写真は以前配布していたものです。

―もっと気軽に新幹線を利用してよいのですね。

吉田さん:はい!もっと気軽に乗務員を頼っていただき、新幹線の旅を親子で楽しんでいただきたいですね。

さらに、東海道新幹線はビジネスで利用されるお客様が多いのですが、お昼時などビジネス利用の方が少ない時間帯を選んでいただくと、比較的落ち着いて過ごせると思います。

もちろん、どんな時間帯のご利用でも、快適に過ごして楽しい思い出を作っていただくために、色々なサポートをいたします!

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―小さな子を連れて新幹線に乗るときに、注意したいポイントはありますか?

吉田さん:新幹線は車体も長いので、どうしても乗降口とホームの間が空いている箇所があります。

小さなお子様としっかり手をつないで頂くことと、お子様が持っている手荷物などが線路に落下しないよう、気をつけていただけると安心です。

また、車内で飲み物を飲んでいる時に、こぼしてしまうこともありえます。こぼすのは仕方がないですし、乗務員も片づけをお手伝いしますが、何より、親の立場として慌ててしまうんですよね。
ふた付きのコップがあると、ママ、パパも安心だと思います。 

「ファミリー車両」なら、もっと気軽に子連れ旅行が楽しめる!

通常の新幹線でも、安心して乗れるための配慮がたくさんあることが分かりました。さらに、もっと気軽に楽しめる、「ファミリー車両」があるのをご存知ですか?

「ファミリー車両」とは、JR東海が提供するお子様連れ専用車両のことで、2016年夏の設定期間は7月16日~8月31日。
お子様連れ専用車両なので、にぎやかなのはお互い様、という環境が嬉しいですね。

申込み人数(有料人員)にプラス1席を用意してもらえるので、荷物が多くなりがちなお子様連れにはとてもありがたいですね。

ワンドリンク引換券やオリジナル新幹線シール、ケロッグ新商品小分けパックなどをもらえたり、車内で乗車記念パネルとともに記念撮影ができる得典もあります。

ファミリー車両には専用の添乗スタッフがいて、スタッフの手が空いているときは、保護者がトイレに行っている間など、子どもを見守ってくれるそうです。これはとても心強いですね。

お盆の時期にもなるべく多くの家族が利用できるよう、ファミリー車両のある新幹線の本数を増やしたり、新幹線1本当たりのファミリー車両数を増やしているそうです。

2児のパパでもある吉田さんがオススメする、新幹線の楽しみ方とは?

さて、小学校の時に将来の夢として「新幹線の運転士さん」と書いていたという吉田さん。現在、小1と4歳の男の子のお父さんです。

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そんな吉田さんがおすすめする新幹線の楽しみ方を伺いました。

―電車が好きなだけでなく、乗務員さんに憧れる子どもたちも多いと思います。一緒に写真を撮っていただくことはできますか?

吉田さん:声をかけてくだされば、業務に支障がない場合は、気軽に応じますよ!

車掌の多くが20~30代で子育て中のママ、パパたちと世代も重なるので、親しみを感じていただければと思います。

何より、気軽に声をかけて乗務員とのコミュニケーションを楽しんでいただけると、私たちも嬉しいんです。お客様との交流が何よりの仕事の励みになりますから。交わした言葉、握手したときの手の感触などはいつまでも残るものなんです。

安全上問題がなければ応じることができますので、いつでもお気軽にお声かけください。

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新幹線を利用する親子の方々へのメッセージを!

―最後に、新幹線を利用する親子の方々にメッセージをお願いします!

吉田さん:車内で快適に過ごし、楽しい思い出を作るためのお手伝いをしますので、気軽に声をかけてください。

それが私たち乗務員のやりがい、活力にもなります。

もっと新幹線を気軽に利用し、新幹線の魅力を知り、新幹線を好きになっていただけると嬉しいです。

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