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  4. 「しつけ」が「おしつけ」になっていない?ある家の“お約束ごと”から考える

「しつけ」が「おしつけ」になっていない?ある家の“お約束ごと”から考える

「しつけ」が「おしつけ」になっていない?ある家の“お約束ごと”から考えるのタイトル画像

その「お約束」は、大丈夫ですか?

目次 毎日遊びに来るAくん。その理由は「ボクんちルール」が原因だった
Aくんのママが厳しすぎるのか…?
ルール設定は「子どもの守れる範囲かどうか」を考える
「しつけ」が「おしつけ」になっていないか、もう一度考えたい

小学生になると親の手を少しずつ離れ、
放課後に友だちと集まって公園で遊んだり、休日に約束をつけてお友だちの家にお邪魔してくることも多くなってきます。

遊びに来たら、
興奮して大きな声をあげたり、うっかり飲み物をこぼしたりもします。

またよその家に行くと、なんだか自分の家にないものがやたら珍しく感じ、
仏壇を怖がったり、お父さんの書斎を見たり…。

ですが、それこそが子どもらしさでもあり、

「お邪魔します」「お邪魔しました」の作法を学ぶ、
最も良い方法が「友だちの家で遊ぶ」ということ


ではないかと、自分なりに解釈して
息子たちのお友だちをいつも歓迎してきました。

毎日遊びに来るAくん。その理由は「ボクんちルール」が原因だった

そんな中、息子がまだ小学校3年生のころ。
毎日来ていた息子のお友だちAくんの話をします。

このAくん、とにかく毎日、
学校が終わると我が家にきます。

息子が「今日は公園にいこうぜ!」と言っても、
「ボクは行きたくないから、●●(息子)の家で待ってる」と言って、

我が家に居座りずっとゲームをしているのです。

初めのうちは「…外遊びが苦手なのかな?」と思っていたのですが、
学校では人一倍活発で、スポーツ万能とのこと。

なのに学校が終わると、
毎日我が家で暗くなるまでテレビゲームを堪能し、
おやつをむさぼり、ジュースはドリンクバーのごとく、おかわりし続ける。


そんなことが1ヶ月も続くので、
私もさすがに少し不安になっていました。

そしてその理由がようやくわかりました。

Aくんのおうちは、ママとの「お約束」でいっぱいすぎたのです。

「しつけ」が「おしつけ」になっていない?ある家の“お約束ごと”から考えるの画像1

ちなみに、Aくんちの“お約束”は下記の通り。

●テレビゲームは週に1回30分まで
●おやつの買い食い禁止
●テレビは朝のニュース番組のみ視聴
●夜は必ず読書すること 漫画は禁止

Aくんの「ボクんちルール」はガチガチで窮屈で、
明らかにAくん自身の性格や遊び方に、合っていないように感じてしまいました。

Aくんのママが厳しすぎるのか…?

ではAくんのママがすごく厳格なのか…と思うのですが、
むしろ、そんなことはみじんも感じない。

おっとりした雰囲気の、とても優しく、気が利く方です。

授業参観や街中で偶然顔を合わせる時も、とても気さくに声をかけてくれます。
自然派志向で食育も熱心。

もちろん子どもをないがしろなどにしている、などということもありません。

「しつけ」が「おしつけ」になっていない?ある家の“お約束ごと”から考えるの画像2

ですが、そういう方にこそ、
「実はとても迷惑しておりまして…」などとは言いにくいのが現実。

息子もAくんが大好きですし、ましてよそのお宅のお約束やルールに口出しするなどとなると、
ハードルがグッと高くて言いだせず、そのままになってしまいました。

ルール設定は「子どもの守れる範囲かどうか」を考える

息子のママ友に、それとなくAくんについて相談すると、
どうやらAくんはどこのお宅でも「ボクんちルール」をぶっちぎっている様子…。

それからモヤモヤと考えた結果、
「我が家の遊びのルール」を息子と決めることにしました。

それを、お友だちのAくんにも伝えたのです。

「しつけ」が「おしつけ」になっていない?ある家の“お約束ごと”から考えるの画像3

・遊びの時間は17:30までとすること
・ゲームは交代しながら遊ぶこと
・おやつは出されたもののみで我慢すること
・友だち全員と遊びを共有すること(一人だけ部屋でゲーム‥は約束して遊ぶ理由がみつからない)


「これからは守ってね」と、Aくんにも伝えたところ、
最初は「えー?」と言っていましたが、もともと素直で賢いAくん。

すぐに納得して、息子とはずっと仲良しでした。

「しつけ」が「おしつけ」になっていないか、もう一度考えたい

例えば、良い大人になった私が「食べれば太る」と知りつつも、抑制できずに言い訳ばかり…。

初めから「絶つ」などは言わずに、
「1日●●カロリーまでなら…」という妥協部分があった方が、
少々つらいダイエットの中にも、楽しみを見出すことができる…

ルールをつくるということは、
そういったことと、ちょっと似ているような気がしています。


子どものしたいようにさせることが
「のびのびと育てる」ということではないように、

子を思うがあまり、あれやこれやと
子どもにできそうもないことの約束を無理やりさせてしまう。


それが今回のように結局、
他の場所でやりたいことを謳歌していては、元も子もないような気がします。

改めて我が家でも
「しつけ」のつもりで「おしつけ」になっていないか、
見直してみる一つのきっかけとなりました。

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この記事を書いた人

ひらたともみ

栃木県宇都宮市在住のイラストレーター。

20代、30代、40代と出産を経験し、現在、20歳(長男)・14歳(次男)・5歳(長女)の母として、終わらない子育...

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